看護師特定行為研修
チーム医療のキーパーソンとして役割を発揮できる看護師を養成します。
近森病院は、2016年8月5日に看護師特定行為研修の研修機関に指定されました。
(指定機関番号 1639001)
看護師特定行為研修とは…
「未来の医療を支える研修制度」
団塊の世代が75歳以上となる2025年に向け、今後の医療を支えるために保健師助産師看護師法の一部改正に伴って2015年10月1日から手順書により特定行為を行う看護師に対して「特定行為研修」の受講が義務付けられました。
特定行為は、医師又は歯科医師の指示の下、手順書に基づき実施されます。診療の補助であるため、これまでの静脈注射のように医師の直接的指示のもとに実施することには問題ありません。
しかし、専門的な知識・技能、高度な判断力が必要とされ、厚生労働省の指定研修機関での研修修了が必要です。
概要・研修内容
1.近森病院 看護師特定行為研修理念
少子高齢化の進展による医療・介護ニーズの増大と医療の高度化・複雑化は、私たちがこれまで経験したことのない環境の変化を予測させ、特に高知県は高齢化率が高く、療養病床が最も多いという現状から変化への早急な対応が求められております。
このような背景の中で、社会医療法人近森会 近森病院は、地域医療支援病院として急性期医療を中心とした、地域に真に求められる医療の提供を目指し、地域医療連携に力を入れることを理念に掲げ、チーム医療を中心に運営してまいりました。特に、チーム医療においては多くの専門職が病棟常駐型の多数精鋭で展開していることが特徴です。
当院のこの理念を踏まえ、急性期臨床や訪問看護ステーションなどで勤務する看護師の質の向上を目指すため、また、当院のみならず地域医療に貢献する地域包括ケアシステムの中で勤務する看護師の人材育成に寄与したいと考え、特定行為研修機関として取組んでおります。
2.研修理念
医療・介護提供体制の改革が進められている今、医療ニーズをもつ多くの人々を支えるために多職種の協働が欠かせない時代となりました。近森病院は患者に最も近い現場にいる看護師がチーム医療のキーパーソンとして、患者・国民のニーズに応えることは無論、医師・歯科医師・その他医療関係者から期待される役割を十分に担えるよう看護師の特定行為研修を目指します。特定行為研修は、看護師が手順書により医療安全に配慮し、在宅を含む医療現場において、実践的な理解力、思考力及び判断力かつ高度な専門的知識と技術が発揮できるように研修を行なうものです。経験を積んだ看護師がたゆみなく自己研鑽し、研修を通して更なる自己成長を図り高齢社会にしっかり貢献し、チーム医療の要として活躍できることを目指します。特定行為研修を通して看護観を深め、品性を保ち全人的看護を目指すことは看護師として当然の責務であることを忘れません。
3.研修目標
- 地域医療および高度医療の現場において、迅速かつ包括的なアセスメントを行ない、特定行為を行なう上での知識、技術、態度の基礎的能力を養います。
- 患者の安心に配慮しつつ、特定行為を安全に実行できる基礎的能力を養います。
- 医師を含む他職種との連携において、協力的態度で各専門職が効果的に医療の提供にあたれるような基礎的能力を養います。
- 患者のニーズに応え、自らの実践を振り返り、さらに看護実践を標準化する能力を養います。
4.開講するコース
No. | コース名 | |
---|---|---|
Ⅰ | 栄養コース | |
Ⅱ | 創傷コース | |
Ⅲ | 外科系基本コース ※1 | |
Ⅳ | 麻酔コース ※2 | |
Ⅴ | 集中治療コース ※3 | |
Ⅵ | 救急コース ※4 | |
Ⅶ | 選択コース | PICC |
呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連 | ||
胸腔ドレーン管理関連 | ||
腹腔ドレーン管理関連 |
※1、※2 、※3 、※4 「保健師助産師看護師法第37条の2第2項第1号に規定する特定行為及び同項第4号に規定する特定行為 研修に関する省令の施行等について」に示される“外科系基本領域パッケージ研修”、“術中麻酔管理領域 パッケージ研修”、“救急領域パッケージ研修”を指す。但し、※3 については“集中治療領域パッケージ 研修”に区分別科目「栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連」を加えたオリジナルのコースとしている。
5.研修内容教科目と時間数
共通科目(必修科目)
共通科目名 | 時間数 |
---|---|
臨床病態生理学 | 30時間 |
臨床推論 | 45時間 |
フィジカルアセスメント | 45時間 |
臨床薬理学 | 45時間 |
疾病・臨床病態概論 | 40時間 |
医療安全学・特定行為実践 | 45時間 |
小計 | 250時間 |
- 共通科目については、250時間のうちの193時間はe-learningによる講義となり、自宅又は近森教育研修センター6階研修室で視聴することが可能です。
月2回程度(9月は5回程度)は通学が必要です。演習・実習及び科目試験(計57時間)は、集合授業となります。尚、状況によりオンライン授業となる場合があります。
区分別科目(コース概要)
- 本研修は、コースでの受講を基本としています。
- 共通科目の講義・演習・実習及び試験終了後、区分別科目へ進みます。
注)表記の研修時間数に、演習、OSCE、評価の時間数が別途加わります。 - すでに何らかの区分を修了している場合、当会の規程に基づいて履修免除申請が可能です。
既履修科目免除(申請)について
受講申請時の当該特定行為研修修了証および既履修科目免除申請書の提出により、当会規程に基づき、 研修管理委員会での審議後、合格通知書と共にその結果を通知いたします。
Ⅰ.栄養コース
特定行為区分名 | 区分別科目 | 研修時間 | |
---|---|---|---|
時間数 | 症例数 | ||
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 | (共通)栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連の基礎知識 | 6 | - |
持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整 | 4 | 5 | |
脱水症状に対する輸液による補正 | 4 | 5 | |
血糖コントロールに係る薬剤投与関連 | (共通)血糖コントロールに係る薬剤投与関連の基礎知識 | 6 | - |
インスリンの投与量の調整 | 7 | 5 |
Ⅱ.創傷コース
特定行為区分名 | 区分別科目 | 研修時間 | |
---|---|---|---|
時間数 | 症例数 | ||
創傷管理関連 | (共通)創傷管理関連の基礎知識 | 12 | - |
褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去 | 14 | 5 | |
創傷に対する陰圧閉鎖療法 | 8 | 5 | |
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 | (共通)栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連の基礎知識 | 6 | - |
持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整 | 4 | 5 | |
脱水症状に対する輸液による補正 | 4 | 5 |
Ⅲ.外科系基本コース
特定行為区分名 | 区分別科目 | 研修時間 | |
---|---|---|---|
時間数 | 症例数 | ||
栄養に係るカテーテル管理 (中心静脈カテーテル管理)関連 | (共通)栄養に係るカテーテル管理 (中心静脈カテーテル管理)関連の基礎知識 | 3 | - |
中心静脈カテーテルの抜去 | 4 | 5 | |
創傷管理関連 | (共通)創傷管理関連の基礎知識 | 12 | - |
褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去 | 14 | 5 | |
創部ドレーン管理関連 | (共通)創部ドレーン管理関連の基礎知識 | 2 | - |
創部ドレーンの抜去 | 3 | 5 | |
動脈血液ガス分析関連 | (共通)動脈血液ガス分析関連の基礎知識 | 5 | - |
直接動脈穿刺法による採血 | 4 | 5 | |
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 | (共通)栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連の基礎知識 | 6 | - |
脱水症状に対する輸液による補正 | 4 | 5 | |
感染に係る薬剤投与関連 | (共通)感染に係る薬剤投与関連の基礎知識 | 15 | - |
感染徴候がある者に対する薬剤の臨時の投与 | 10 | 5 | |
術後疼痛管理関連 | (共通)術後疼痛管理関連の基礎知識 | 4 | - |
硬膜外カテーテルによる鎮痛剤の投与及び投与量の調整 | 3 | 5 |
Ⅳ.麻酔コース
特定行為区分名 | 区分別科目 | 研修時間 | |
---|---|---|---|
時間数 | 症例数 | ||
呼吸器(気道確保に係るもの)関連 | (共通) 呼吸器(気道確保に係るもの)関連の基礎知識 | 4 | - |
経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整 | 5 | 5 | |
呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連 | (共通)呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連の基礎知識 | 5 | - |
侵襲的陽圧換気の設定の変更 | 4 | 5 | |
人工呼吸器からの離脱 | 4 | 5 | |
動脈血液ガス分析関連 | (共通) 動脈血液ガス分析関連の基礎知識 | 5 | - |
直接動脈穿刺法による採血 | 4 | 5 | |
橈骨動脈ラインの確保 | 4 | 5 | |
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 | (共通)栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連の基礎知識 | 6 | - |
脱水症状に対する輸液による補正 | 4 | 5 | |
術後疼痛管理関連 | (共通) 術後疼痛管理関連の基礎知識 | 4 | - |
硬膜外カテーテルによる鎮痛剤の投与及び投与量の調整 | 3 | 5 | |
循環動態に係る薬剤投与関連 | (共通) 循環動態に係る薬剤投与関連の基礎知識 | 8 | - |
持続点滴中の糖質輸液又は電解質輸液の投与量の調整 | 3 | 5 |
Ⅴ.集中治療コース
特定行為区分名 | 区分別科目 | 研修時間 | |
---|---|---|---|
時間数 | 症例数 | ||
呼吸器(気道確保に係るもの)関連 | (共通) 呼吸器(気道確保に係るもの)関連の基礎知識 | 4 | - |
経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整 | 5 | 5 | |
呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連 | (共通) 呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連の基礎知識 | 5 | - |
侵襲的陽圧換気の設定の変更 | 4 | 5 | |
人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整 | 4 | 5 | |
人工呼吸器からの離脱 | 4 | 5 | |
循環器関連 | (共通)循環器関連の基礎知識 | 4 | - |
一時的ペースメーカの操作及び管理 | 3 | 5 | |
栄養に係るカテーテル管理 (中心静脈カテーテル管理)関連 | (共通)栄養に係るカテーテル管理 (中心静脈カテーテル管理)関連の基礎知識 | 3 | - |
中心静脈カテーテルの抜去 | 4 | 5 | |
動脈血液ガス分析関連 | (共通) 動脈血液ガス分析関連の基礎知識 | 5 | - |
橈骨動脈ラインの確保 | 4 | 5 | |
循環動態に係る薬剤投与関連 | (共通) 循環動態に係る薬剤投与関連の基礎知識 | 8 | - |
持続点滴中のカテコラミンの投与量の調整 | 3 | 5 | |
持続点滴中のナトリウム、カリウム又はクロールの投与量の調整 | 3 | 5 | |
持続点滴中の降圧剤の投与量の調整 | 3 | 5 | |
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 | (共通)栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連の基礎知識 | 6 | - |
持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整 | 4 | 5 | |
脱水症状に対する輸液による補正 | 4 | 5 |
Ⅵ.救急コース
特定行為区分名 | 区分別科目 | 研修時間 | |
---|---|---|---|
時間数 | 症例数 | ||
呼吸器(気道確保に係るもの)関連 | (共通) 呼吸器(気道確保に係るもの)関連の基礎知識 | 4 | - |
経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整 | 5 | 5 | |
呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連 | (共通) 呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連の基礎知識 | 5 | - |
侵襲的陽圧換気の設定の変更 | 4 | 5 | |
非侵襲的陽圧換気の設定の変更 | 4 | 5 | |
人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整 | 4 | 5 | |
人工呼吸器からの離脱 | 4 | 5 | |
動脈血液ガス分析関連 | (共通) 動脈血液ガス分析関連の基礎知識 | 5 | - |
直接動脈穿刺法による採血 | 4 | 5 | |
橈骨動脈ラインの確保 | 4 | 5 | |
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 | (共通)栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連の基礎知識 | 6 | - |
脱水症状に対する輸液による補正 | 4 | 5 | |
精神及び神経症状に係る薬剤投与関連 | (共通)精神及び神経症状に係る薬剤投与関連の基礎知識 | 14 | - |
抗けいれん剤の臨時の投与 | 4 | 5 |
Ⅶ.選択コース
特定行為区分名 | 区分別科目 | 研修時間 | |
---|---|---|---|
時間数 | 症例数 | ||
栄養に係るカテーテル管理 (末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連(PICC) | (共通)栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連の基礎知識 | 3 | - |
末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入 | 5 | 5 | |
呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連 | (共通)呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連の基礎知識 | 4 | - |
気管カニューレの交換 | 4 | 5 | |
胸腔ドレーン管理関連 | (共通)胸腔ドレーン管理関連の基礎知識 | 5 | - |
低圧胸腔内持続吸引器の吸引圧の設定及びその変更 | 3 | 5 | |
胸腔ドレーンの抜去 | 4 | 5 | |
腹腔ドレーン管理関連 | (共通)腹腔ドレーン管理関連の基礎知識 | 4 | - |
腹腔ドレーンの抜去(腹腔内に留置された穿刺針の抜針を含む) | 4 | 5 |
2022年度募集要項
各種出願書類は こちらからダウンロードできます。
1.定員
総定員数18名
コースNo. | 受講コース名 | 募集定員 |
---|---|---|
Ⅰ | 栄養コース | 4 |
Ⅱ | 創傷コース | 2 |
Ⅲ | 外科系基本コース | 2 |
Ⅳ | 麻酔コース | 4 |
Ⅴ | 集中治療コース | 4 |
Ⅵ | 救急コース | 4 |
Ⅶ | 選択コース | 8 |
*総定員数と受入最大定員について
受入最大定員は、各コースの症例数確保等に応じた上限定員を示しています。そのため、各コースでは最大定員数以内で受入れ、且つその総数は18名(総定員数)以内となります。
2.修了要件
本研修を修了するには、次の条件を満たす必要があります。
1)共通科目をすべて履修し、筆記試験及び観察評価に合格すること。
2)1)の終了後、選択した区分別科目を履修し、筆記試験及び観察評価、実技試験(OSCE)に合格すること。
なお、特定行為研修修了後は修了証を交付し、研修修了者の名簿を厚生労働省に提出します。
3.研修期間
2022年6月1日(水)~ 2023年3月31日(金)
- 共通科目全免除の方については、受講コースにもよりますが、2022年10月1日(土)~2023年3月31日(金)の期間です。また、選択コースを受講の方は2022年9月3日(土)~ 2023年3月31日(金)です(注:変更が生じる場合あり)。
但し、入講日は受講生全員2022年6月1日とする。
4.研修実施日程(予定)
- 2022年5月28日(土)
- 開講式・ガイダンス
- 2022年6月1日(水)
- 共通科目受講開始
- 2022年9月もしくは10月
- 区分別科目受講開始(コースにより異なる)
- 2023年3月中旬~下旬
- 修了判定、修了式
5.研修場所・実施施設
社会医療法人近森会 近森教育研修センターおよび社会医療法人近森会 近森病院にて実施する。
- 「創傷管理関連」の実習については、協力施設である高知県立あき総合病院や地域医療機能推進機構 高知西病院で行う場合あり。
- 「栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連」(持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整)の実習については、協力施設である高知記念病院で行う場合あり。
6.出願期間
2022年3月1日(火)~2022年3月18日(金)17:00必着
7.出願書類
募集要項(印刷用 ダウンロードできます)
- )受講申請書( 様式1)
- )履歴書( 様式2)
- )志願理由書( 様式3)
- )推薦書( 様式4)*勤務していない場合は不要
- )看護師免許の写し(原寸大)
- )受講審査料振込証明書( 様式5)
- )既履修科目免除申請書( 様式6)*特定行為研修修了者で履修免除を希望する者が提出
- )出願書類チェックリスト( 様式7)
- )特定行為研修修了証の写し(原寸大)
*特定行為研修修了者で履修免除を希望する者、選択コースを受講申請する者が提出
8.出願資格
受講申請にあたっては、次に定める要件をすべて満たしていることとします。
1)日本国内における看護師免許を有すること
2)看護師免許取得後、3年以上の実務経験を有すること
3)所属長(看護部長または同等職位の所属長)の推薦を有すること
ただし、勤務していない場合は不要
4)選択コースの申請については、区分別科目「栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連」の修了者、又は栄養コースを同時受講する者を要件とする
9.出願方法
出願書類は角形2号(A4用紙が折らずに入るサイズ)の封筒に入れ、封筒おもて面に「看護師特定行為研修受講申請書 在中」と朱書きで明記し、簡易書留で下記送付先へ郵送又は直接持参で、出願期間内(郵送の場合、3月18日(金)必着)にご提出ください。
なお、一旦受理した出願書類及び受講審査料は、原則として返還は致しません。(誤って重複して振り込まれた場合を除く)
送付先
〒780-8522 高知県高知市大川筋一丁目1-16
社会医療法人近森会 近森病院「看護師特定行為研修事務局」宛
直接持参する場合の提出先
〒780-0052 高知県高知市大川筋一丁目6-3
社会医療法人近森会 近森教育研修センター6階 「看護師特定行為研修事務局」まで
※受付時間:平日8:30~17:00
受講選考
1.選考方法
書類審査および面接試験
- 出願書類により取得した個人情報は厳重に管理され、受講選考のためのみの利用とし、それ以外の目的に利用することはありません。
2.試験実施日
2022年4月8日(金)
3.合否発表
2022年4月28日(木)午後2:00より、ホームページ上に掲載し、合格者には本人宛に文書にて発送致します。
4.受講手続き及び研修受講料について
受講に必要な手続き内容は、合格通知書と一緒に送付します。
費 目 | 費 用 | |||
---|---|---|---|---|
受講納付金 | 30,000- | |||
共通科目受講料 | 250,000- | |||
コース受講料 | Ⅰ. | 栄養コース | 108,000- | |
Ⅱ. | 創傷コース | 171,000- | ||
Ⅲ. | 外科系基本コース | 328,500- | ||
Ⅳ. | 麻酔コース | 252,000- | ||
Ⅴ. | 集中治療コース | 334,500- | ||
Ⅵ. | 救急コース | 289,500- | ||
Ⅶ. | 選択コース | 栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連 | 31,500- | |
呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連 | 31,500- | |||
胸腔ドレーン管理関連 | 49,500- | |||
腹腔ドレーン管理関連 | 31,500- | |||
実習・演習費(栄養コース、創傷コース、選択コース/各科目) | 30,000- | |||
実習・演習費(外科系基本コース、集中治療コース、麻酔コース、救急コース) | 60,000- |
受講納付総額
受講コース名 | 納付総額 | |
---|---|---|
栄養コース | 418,000- | |
創傷コース | 481,000- | |
外科系基本コース | 668,500- | |
麻酔コース | 592,000- | |
集中治療コース | 674,500- | |
救急コース | 629,500- | |
選択コース | 栄養に係るカテーテル管理(PICC) (末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連 |
91,500- |
呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連 | 91,500- | |
胸腔ドレーン管理関連 | 109,500- | |
腹腔ドレーン管理関連 | 91,500- |
※既履修科目免除申請のある合格者は、合格通知書とともに郵送する書面をご確認下さい。
研修風景
授業風景




評価試験




修了者による実践

修了者によるワーキング

修了者のフォローアップ研修

研修修了生だより

2020年度修了(5期生) 成松慧さん
株式会社麻生 飯塚病院 看護師歴12年
特定行為研修では、フィジカルアセスメントや臨床推論などを駆使して患者を理解する医師の視点を深く学ぶことができました。医師がどのように考え、判断するかを学ぶプロセスはとても新鮮でした。それと同時に学ぶべきことの深さと多さに驚き、研修を終えた今でもまだまだ学習が不十分と痛感しています。また、個性溢れる同期15名に恵まれたことは研修を通しての最大の宝となりました。
現在は飯塚病院独自の認定資格である麻酔補助看護師を継続しながら、特定行為研修修了者として術中麻酔管理領域での体制を整えている段階ですが、いずれは術中麻酔管理領域のみならず院内全体へと幅広く活躍し、チーム医療の要となれるよう日々精進して参ります。
2021年12月8日掲載

2019年度修了(4期生) 安松和美さん
社会医療法人近森会 近森病院 看護師歴15年
皮膚・排泄ケア認定看護師資格を取得し専従看護師として組織横断的に活動し、様々な患者に関わる中で自身の知識不足を感じることが多くありました。状態を的確にアセスメントしケアを実施できるようになりたいと思い、特定行為研修を受講しました。
専門分野以外の研修は思ったより何倍も大変でしたが今まで自分が逃げていた苦手分野と真剣に向き合い学びを深めることができたとても有意義な研修でした。
これからは、地域医療支援病院で働く者として院内での活動だけではなく地域に赴き専門性を活かしたケアを行い、病院と地域との連携を図り医療の質向上に貢献したいと思っています。
2021年12月8日掲載

2020年度修了(5期生) 伊與田錬さん
社会医療法人近森会 近森病院 看護師歴5年
2020年度に特定行為研修救急パッケージを修了し、現在はHCU病棟で勤務しています。特定看護師になり、医師の指示を待たずにできる特定行為が増えたことで、看護師としての仕事の幅は広がりました。実際に、扱える医療行為自体は変わりませんが、手順書にもとづいて特定行為を行う事ができるので、より早く処置が行えるようになります。そのため、迅速で安全な判断力が必要になる場面や急性期医療では特に多く任される行為も増えてくる事でしょう。チーム医療の一員として、特定行為ができる看護師が医師と患者の間に入ることは、患者や家族ケアの向上にも繋がると感じております。研修で学んだことを活かし部署内での勉強会開催などに携わらせて頂いております。今後は更に急性期医療の特性を活かしつつ、特定行為実践の取り組みにも精進していきます。
2021年12月8日掲載
お問い合わせ・その他
交通アクセス |
---|
とさでん交通電車 高知橋 医療法人野並会 高知病院前下車 西へ300m 徒歩7分 |
お問い合わせ先 |
〒780-0052 高知県高知市大川筋一丁目6-3 社会医療法人近森会 近森教育研修センター「看護師特定行為研修事務局」 088-822-5231(平日8:30~17:00) |