理念・運営方針、病院長あいさつ

理念

近森病院は、急性期医療を中心とした、地域に真に求められる医療の提供を目指し、チーム医療を行い、地域医療連携に力を入れてまいります。

運営方針

  • わたしたちは、急性期医療を柱として24時間365日いつでも、よりよい医療が提供できるよう、努めます。
  • わたしたちは、地域医療支援病院として、つねに地域に求められる役割を果たせるよう、努めます。
  • わたしたちは、患者さんと接するすべてのスタッフがそれぞれの専門性を発揮し、チーム医療を行えるよう、努めます。

「安心できる医療」を目指しています。

  1. 近森病院の外来は、大きく 救急・紹介外来・専門外来 に分かれています。
  2. 救急部門は救命救急センター(ER)を窓口として、救急の患者さんをよりスムーズに受け入れることができるように体制を整えています。
  3. 近森病院は開放型病院として、地域医療連携センターを窓口に、地域のかかりつけの先生方から必要な検査や手術、また入院の必要な患者さんを受け入れ、入院中には地域の先生方と共同で診療に当たっています。病状安定後は再びかかりつけの先生にお願いし、また逆紹介も積極的に行っています。
  4. 「チーム医療」体制を充実させ、外来・病棟ともに、医師、看護師をはじめとして各職種がそれぞれの専門性を活かし密に協力しあって、治療を進めています。中でもハートセンターでは、循環器内科や心臓血管外科、麻酔科、透析科など各科がその垣根を越えて治療に当たっています。
  5. 良質でしかも効率的な医療の提供に努め、快復後には一日も早い自宅復帰を見据えてディスチャージナース(退院調整看護師)や医療ソーシャルワーカー(MSW)が精力的に活動しています。
  6. 自宅復帰を具体的にバックアップするために、近森リハビリテーション病院・近森オルソリハビリテーション病院の各セクションとともに自宅復帰をサポートしています。

病院長あいさつ

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近森病院
院長 川井 和哉

2023年1月1日、社会医療法人近森会 近森病院 院長を拝命いたしました。当院76年の歴史を考えると責任の重さに身が引き締まる思いです。

近森の礎とハード改革

私の着任した1991年頃の当院は、「救急の近森」と言われるだけあって、まさに野戦病院さながらの忙しさでした。メディカルスタッフのモチベーションは高く、「一緒に高知の救急医療を支えている」という誇りを持って、素晴らしい仲間達と楽しく仕事をすることができました。

その頃の近森病院は量的拡大から質的向上への大きな転換期を迎えていました。新館の竣工や集中治療室などの高規格病床の整備、地域医療連携の推進、病棟常駐型チーム医療のスタートなど、現在の診療体制の基盤が整った時期でもありました。その後、2003年2月には地域医療支援病院に承認され、10月には基幹型臨床研修病院として認定されました。

2009年に始まった「近森病院建築5か年計画」で、急性期の近森病院は338床から452床に増床、総合心療センターの急性期精神科病床60床を統合し512床となり、救急部門、手術室や集中治療病棟の大幅な拡充やヘリポートの完成などハード面の充実が図られました。2011年5月には救命救急センターに指定されました。

選択と集中、そして連携

2016年4月の診療報酬改定で、看護師の数さえ揃えれば診療報酬が得られるという「ストラクチャー評価」から、成果を出すことで評価される「アウトカム評価」に変わり、日本の医療は大きく転換しました。その後、アウトカム評価は一段と強化され、重症の患者さんを数多く診て、早く良くなって地域に帰っていただくことが病院に求められています。一般急性期病床では、在院日数の減少による稼働率の低下のため、一般病床の減少や地域包括ケアへの転換が進んできました。このような医療情勢においては、これまで以上に病・病連携、病・診連携、在宅医療や地域との連携が求められます。今後も、質が高く、患者さんにやさしい急性期・高度医療を提供してまいります。

持続的な自己変革

他方、わが国で新型コロナウイルス感染症患者が確認されてから、3年が経とうとしています。大災害級の医療危機であり、当院も大きな影響を受けました。しかし、職員達の状況に応じた迅速な対応や職種を超えた協力体制によって乗り越えることができました。質の高い医療を目指し、自己変革を繰り返すことによって培ってきたチーム医療の証だと思います。

4つの柱で地域医療に貢献

わたしたちは、「救急医療」、「高度医療」、「地域連携」、そして「人材育成」を柱に地域のニーズに応えながら、チーム医療を推進し、原点である「救急の近森」として高知県の地域医療に貢献していきたいと思います。“どうせやるなら楽しくやろう”をモットーに、患者さんや他の医師、そして、何よりも院内のスタッフに信頼される、価値の高い医療を提供し続けてまいります。

これからも何卒よろしくお願い申し上げます。