2019年度DPC病院指標
令和元年度 近森病院 病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 63 | 158 | 140 | 179 | 489 | 778 | 1,632 | 2,950 | 2,851 | 927 |
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
循環器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050050xx99100x | 狭心症、虚血性心疾患などの心臓カテーテル検査 | 548 | 3.24 | 3.01 | 0.55 | 70.15 | |
050050xx02000x | 狭心症、虚血性心疾患などの冠動脈カテーテル治療 | 336 | 5.01 | 4.40 | 0.60 | 72.30 | |
050130xx99000x | 心不全の治療 | 214 | 20.38 | 17.71 | 17.76 | 83.27 | |
050170xx03000x | 末梢動脈疾患のカテーテル治療 | 213 | 6.30 | 5.34 | 2.82 | 75.85 | |
050050xx99200x | 狭心症、虚血性心疾患などの心臓カテーテル検査 + 血管内超音波検査、冠動脈血流予備能測定検査等 | 160 | 3.24 | 3.15 | 0.00 | 73.16 |
狭心症などに対する治療前・治療後の心臓カテーテル検査のための入院が最も多く、2番目は狭心症、心筋梗塞などに対する冠動脈カテーテル治療となっており、この2つで全体の約4割を占めています。この他にも、全身各部位の動脈硬化性病変に対して末梢血管形成術やステント留置術、大動脈瘤に対する経皮的大動脈ステント内挿術、徐脈性不整脈に対するペースメーカー植え込み術、致死性不整脈に対する埋め込み型除細動器(ICD)、各種不整脈に対する高周波カテーテルアブレーション治療、心不全に対する心臓再同期療法も行っています。2014年には、経カテーテル大動脈弁植え込み術(TAVI) の実施施設に認定され、2019年12月迄に253例に施行し、良好な成績です。成人の循環器疾患に対しては、ほとんどの疾患に対応できる体制が整っています。
脳神経内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010060x2990401 | 脳梗塞の脳保護薬(エダラボン)および抗凝固療法・抗血小板療法(発症3日目以内かつJCS10未満) | 84 | 10.89 | 16.13 | 45.24 | 73.58 | ラクナ梗塞 治療計画表 |
010230xx99x00x | てんかんの治療 | 73 | 7.60 | 7.10 | 12.33 | 54.79 | |
010061xxxxx0xx | 一過性脳虚血発作の治療 | 64 | 4.83 | 6.22 | 0.00 | 73.13 | |
030400xx99xxxx | めまいの治療 | 38 | 5.21 | 5.01 | 5.26 | 74.08 | |
010060x2990411 | 脳梗塞の脳保護薬(エダラボン)および抗凝固療法・抗血小板療法(発症3日目以内かつJCS10未満) 併存疾患;てんかん、不整脈等あり | 28 | 12.00 | 18.24 | 64.29 | 76.25 | ラクナ梗塞 治療計画表 |
神経緊急症とされている脳梗塞などの脳血管障害、中枢神経感染・炎症性疾患、けいれん・てんかんによる入院患者さんが多くなっています。2012年4月よりSCU(Stroke Care Unit)病棟が開設され、脳神経外科医、脳神経内科医が24時間常駐して早期診断・治療が最も重要な脳卒中に対応しており、脳梗塞急性期治療ではt-PA投与を積極的に行なっています。症例によっては血栓回収術を脳神経外科で行っています。また、複数の脳神経内科専門医が在籍し、パーキンソン病などの神経変性疾患では地域包括ケア病棟で1~2ヶ月集中リハビリを行っています。
消化器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060340xx03x00x | 胆管結石、胆管炎などの内視鏡的治療(ERCP) | 202 | 9.44 | 9.79 | 13.37 | 78.30 | |
060100xx01xx0x | 大腸ポリープの内視鏡的ポリープ粘膜切除術(EMR) | 104 | 2.39 | 2.63 | 0.96 | 70.37 | |
060210xx99000x | イレウス、腸軸捻転の治療 | 63 | 8.81 | 8.89 | 9.52 | 73.05 | |
060140xx97x00x | 急性出血性胃・十二指腸潰瘍の内視鏡的消化管止血術 | 62 | 9.13 | 10.49 | 8.06 | 66.90 | |
060050xx97x00x | 肝癌の経カテーテル的肝動脈化学塞栓療法(TACE) | 57 | 7.84 | 10.25 | 5.26 | 79.12 |
消化器内科では、消化管、肝臓、胆膵疾患の診断・治療を担当しており、救急から専門的治療まで幅広く行っており、救急疾患としては、消化管出血、胆管炎、急性膵炎などが多く、緊急内視鏡による止血術や内視鏡的胆管ドレナージを行っています。特に高齢者の総胆管結石による胆管炎が増加しており、胆膵疾患に対する内視鏡的治療(ERCP)件数が増加し、中四国でも有数の症例数となっています。2番目に多い症例は大腸ポリープに対する内視鏡的ポリープ粘膜切除術となっています。また、早期の胃癌、大腸癌に対しては内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を行っています。肝癌に対しては、病態に応じて放射線科、外科と連携して治療を行っており、局所治療としては、経カテーテル的肝動脈化学塞栓療法(TACE)や経皮的ラジオ波焼灼療法(RFA)を行っています。
呼吸器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040081xx99x00x | 誤嚥性肺炎の治療(人工呼吸管理なし) | 95 | 20.38 | 20.84 | 28.42 | 82.18 | |
040040xx9910xx | 肺癌診断の気管支鏡検査(経気管肺生検法) | 62 | 5.69 | 3.34 | 4.84 | 77.35 | |
040110xxxxx0xx | 間質性肺炎の治療 | 43 | 27.93 | 18.84 | 13.95 | 75.58 | |
0400801499x002 | 肺炎、気管支炎の治療(市中肺炎、75歳以上、重症度2)中等症 | 35 | 16.51 | 15.17 | 5.71 | 85.11 | |
0400801499x001 | 肺炎、気管支炎の治療(市中肺炎、75歳以上、重症度1)中等症 | 33 | 14.42 | 13.48 | 6.06 | 82.70 |
急性期救急病院という背景、また高知県の超高齢化を反映し、呼吸器感染症の症例が多くなっていると考えられる。いずれの指標においても、平均在院日数で全国の平均より長い傾向が認められる。この背景には、当院の入院患者は高齢者が多く、基礎疾患を複数有する例が多いことが関係していると考えられます。
気管支鏡検査に関しても全国平均を上回っている要因として、当院は既往に虚血性心疾患や脳血管障害をもたれている患者様の検査を行う事が多く、その際に抗凝固薬の中止や必要に応じて他剤(ヘパリンなど)への一時的な切り替えを行った上で検査を行う事も少なくなく、そのために入院期間が長くなることが多い例もあると考えられます。
気管支鏡検査に関しても全国平均を上回っている要因として、当院は既往に虚血性心疾患や脳血管障害をもたれている患者様の検査を行う事が多く、その際に抗凝固薬の中止や必要に応じて他剤(ヘパリンなど)への一時的な切り替えを行った上で検査を行う事も少なくなく、そのために入院期間が長くなることが多い例もあると考えられます。
血液内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
130060xx99x4xx | 骨髄異形成症候群の化学療法(アザシチジン)(輸血なし) | 62 | 9.48 | 10.43 | 9.68 | 79.79 | |
130060xx97x40x | 骨髄異形成症候群の化学療法(アザシチジン)(輸血・手術あり) | 21 | 25.86 | 20.30 | 9.52 | 76.29 | |
130090xx97x0xx | 貧血の輸血療法 | 18 | 15.06 | 10.49 | 22.22 | 78.67 | |
130030xx99x40x | 悪性リンパ腫の化学療法(リツキシマブ)(輸血なし) | 16 | 19.56 | 15.79 | 0.00 | 80.25 | |
130100xxxxx4xx | 播種性血管内凝固症候群の治療(トロンボモデュリンアルファ) | 13 | 26.00 | 28.84 | 30.77 | 75.77 |
血液内科では白血球、赤血球、血小板といった血液細胞の量的・質的異常や、血液を凝固させたり血栓を溶解させたりする機構(凝固・線溶系)に異常をきたす疾患を扱っており、種々の原因による貧血(鉄欠乏性貧血、悪性貧血、溶血性貧血、再生不良性貧血)、骨髄繊維症、本態性血小板増多症、真正多血症などの慢性骨髄増殖性疾患、骨髄異形成症候群、白血病・悪性リンパ腫・多発性骨髄腫などの造血器腫瘍、紫斑病や血友病などの血栓・止血異常などが主な疾患です。血液疾患の診断や病期の決定には、血液・尿検査、骨髄穿刺・骨髄生検、リンパ節生検、画像診断(CT、 MRI、 PET-CT)、消化管内視鏡検査などを行っています。
糖尿病内科;リウマチ科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
070560xx99x00x | 全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患(膠原病)の治療 | 26 | 17.38 | 15.48 | 0.00 | 66.04 | |
070560xx99x6xx | 多発性筋炎、皮膚筋炎などのガンマグロブリン製剤大量療法 | 11 | 26.27 | 25.15 | 9.09 | 67.64 | |
100070xx99x100 | 2型糖尿病のインスリン療法 | 11 | 12.73 | 13.72 | 0.00 | 60.73 | |
100210xxxxxxxx | 低血糖症の治療 | 11 | 9.00 | 6.83 | 18.18 | 68.82 | |
070470xx99x0xx | 関節リウマチの治療 | - | - | 16.09 | - | - |
※10症例未満は個人情報保護のため-(ハイフン)を表示しています
救急病院であるため動脈硬化症をはじめとした多くの血管合併症の患者さんが搬入されますが、その原因の一つに糖尿病、脂質異常症などの代謝疾患があります。一方、低血糖症を発症され、未だに多くの糖尿病患者さんが入院されておられます。糖尿病の治療に難渋されておられる方がおいでましたらご連絡頂きたく存じます。また、当院を受診される患者さんの中には、不明熱や肺・腎臓などの臓器障害をお持ちの方がおられ、中にはリウマチや膠原病が原因で発症している患者さんが含まれています。リウマチ、膠原病診療で何かお役にたてるようでしたらご連絡頂きましたら嬉しく存じます。現在、我々には幅広い診療が要求されており、入院診療でも外来診療でも糖尿病サポートチームやリウマチサポートチームが多大な力を発揮しています。親切なスタッフばかりですので、お気軽にご心配なくお声をかけて頂きたく思います。皆様方のご健康のお役にたちましたらうれしい限りです。
救急病院であるため動脈硬化症をはじめとした多くの血管合併症の患者さんが搬入されますが、その原因の一つに糖尿病、脂質異常症などの代謝疾患があります。一方、低血糖症を発症され、未だに多くの糖尿病患者さんが入院されておられます。糖尿病の治療に難渋されておられる方がおいでましたらご連絡頂きたく存じます。また、当院を受診される患者さんの中には、不明熱や肺・腎臓などの臓器障害をお持ちの方がおられ、中にはリウマチや膠原病が原因で発症している患者さんが含まれています。リウマチ、膠原病診療で何かお役にたてるようでしたらご連絡頂きましたら嬉しく存じます。現在、我々には幅広い診療が要求されており、入院診療でも外来診療でも糖尿病サポートチームやリウマチサポートチームが多大な力を発揮しています。親切なスタッフばかりですので、お気軽にご心配なくお声をかけて頂きたく思います。皆様方のご健康のお役にたちましたらうれしい限りです。
消化器外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060335xx02000x | 胆嚢炎の腹腔鏡下手術 | 75 | 5.88 | 7.13 | 5.33 | 66.88 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 治療計画表 |
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニアの手術 (15歳以上) | 57 | 4.14 | 4.85 | 3.51 | 71.88 | 鼠径ヘルニア修復術 治療計画表 |
060150xx03xxxx | 虫垂炎の腹腔鏡下手術 | 33 | 4.45 | 5.45 | 0.00 | 45.97 | 虫垂切除術 治療計画表(緊急入院用) 虫垂切除術 治療計画表(予定入院用) |
060035xx01000x | 結腸癌の結腸切除術 | 25 | 12.00 | 15.02 | 4.00 | 75.44 | 大腸切除術 治療計画表 |
060210xx97000x | イレウス、腸軸捻転の手術 (ヘルニアを伴わない) | 19 | 14.89 | 13.98 | 15.79 | 76.00 |
消化器外科では、定期手術ではクリニカルパスを積極的に使用しており、現在、幽門側胃切除術、腹腔鏡下胆嚢摘出術、大腸切除術、ヘルニア根治術等の症例数の多い治療においてパスを使用しています。また、当院は救急病院のため他の病院と比べて急性期疾患が多いのが特徴で、特に多いのは胃十二指腸潰瘍穿孔、腹膜炎、腸閉塞、急性虫垂炎、ヘルニア嵌頓、外傷でした。また、胃がん、大腸がん、肝臓がん、膵臓がんなどの悪性腫瘍に対する手術も行っています。
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形成外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160200xx0200xx | 鼻骨骨折、頬骨骨折の手術 | 29 | 5.28 | 5.26 | 0.00 | 30.31 | 鼻骨骨折整復術の治療予定表 頬骨骨折整復術の治療予定表 |
050170xx9721xx | 下肢閉塞性動脈硬化性壊疽の四肢切断術 (末期腎不全維持透析中) | 11 | 22.73 | 48.71 | 63.64 | 69.73 | |
100100xx97x1xx | 下肢皮膚潰瘍の手術 | - | - | 48.04 | - | - | |
080250xx971xxx | 褥瘡の筋(皮)弁術、動脈(皮)弁術 | - | - | 61.86 | - | - | |
070010xx010x0x | 良性軟部腫瘍の手術 | - | - | 5.41 | - | - |
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形成外科は、皮膚、軟部組織を中心に頭の先から足の先まで扱います。特に頭蓋・顎・顔面領域では頭蓋顔面骨、体幹では胸骨肋骨の変形など全身が守備範囲です。①外傷(熱傷・凍傷・化学損傷・電撃傷の手術症例、顔面軟部組織損傷、顔面骨折、頭部・頸部・体幹の外傷、上肢の外傷、下肢の外傷、外傷後の組織欠損(2次再建))、②先天異常(唇裂・口蓋裂、頭蓋・顎・顔面の先天異常、頸部の先天異常、四肢の先天異常、体幹(その他)の先天異常)、③腫瘍(良性腫瘍(レーザー治療を除く)、悪性腫瘍、腫瘍の続発症、腫瘍切除後の組織欠損(一次再建)、腫瘍切除後の組織欠損(二次再建))、④瘢痕・瘢痕拘縮・ケロイド、⑤難治性潰瘍(褥瘡、その他の潰瘍)、⑥炎症・変性疾患(蜂窩織炎、眼瞼下垂、陥入爪、腋臭症など)、⑦美容(手術)、⑧その他(性同一性障害、ブラッドアクセス、分類不能など)などの診療を行っています。急性期では外傷が多く、顔面骨骨折を含めた顔面外傷や四肢の外傷、熱傷、瘢痕拘縮、ケロイドなど多くの手術や保存的治療を行っています。
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形成外科は、皮膚、軟部組織を中心に頭の先から足の先まで扱います。特に頭蓋・顎・顔面領域では頭蓋顔面骨、体幹では胸骨肋骨の変形など全身が守備範囲です。①外傷(熱傷・凍傷・化学損傷・電撃傷の手術症例、顔面軟部組織損傷、顔面骨折、頭部・頸部・体幹の外傷、上肢の外傷、下肢の外傷、外傷後の組織欠損(2次再建))、②先天異常(唇裂・口蓋裂、頭蓋・顎・顔面の先天異常、頸部の先天異常、四肢の先天異常、体幹(その他)の先天異常)、③腫瘍(良性腫瘍(レーザー治療を除く)、悪性腫瘍、腫瘍の続発症、腫瘍切除後の組織欠損(一次再建)、腫瘍切除後の組織欠損(二次再建))、④瘢痕・瘢痕拘縮・ケロイド、⑤難治性潰瘍(褥瘡、その他の潰瘍)、⑥炎症・変性疾患(蜂窩織炎、眼瞼下垂、陥入爪、腋臭症など)、⑦美容(手術)、⑧その他(性同一性障害、ブラッドアクセス、分類不能など)などの診療を行っています。急性期では外傷が多く、顔面骨骨折を含めた顔面外傷や四肢の外傷、熱傷、瘢痕拘縮、ケロイドなど多くの手術や保存的治療を行っています。
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呼吸器外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160400xx99x00x | 肋骨骨折、胸骨骨折の保存的治療 | 12 | 8.92 | 8.73 | 58.33 | 76.75 | |
160450xx99x10x | 外傷性血気胸の保存的治療 (胸腔ドレナージあり) | - | - | 10.79 | - | - | |
160450xx99x00x | 外傷性血気胸の保存的治療 (胸腔ドレナージなし) | - | - | 9.07 | - | - | |
040040xx97x0xx | 肺癌の胸腔鏡下手術 | - | - | 11.51 | - | - | 胸腔鏡下肺部分切除術 治療計画表 肺葉切除・肺区域切除術 治療計画表 |
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呼吸器外科の対象疾患は肺癌を中心に、肺・縦隔の良性・悪性腫瘍、自然気胸、手掌多汗症など、呼吸器疾患全般を扱っています。手術にあたっては、胸腔鏡を用いた非侵襲手術を心がけております。
呼吸器外科の対象疾患は肺癌を中心に、肺・縦隔の良性・悪性腫瘍、自然気胸、手掌多汗症など、呼吸器疾患全般を扱っています。手術にあたっては、胸腔鏡を用いた非侵襲手術を心がけております。
整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160800xx01xxxx | 大腿骨頚部骨折の骨折観血的手術、人工骨頭挿入術 | 229 | 25.25 | 25.94 | 91.27 | 82.01 | 大腿骨頚部骨折(人工骨頭) 治療計画表 大腿骨頚部骨折/転子部骨折(安定型) 治療計画表 大腿骨頚部骨折/転子部骨折(不安定型) 治療計画表 |
070230xx01xxxx | 変形性膝関節症の人工関節置換術(TKA) | 69 | 16.20 | 23.56 | 92.75 | 76.91 | 全人工膝関節置換術クリニカルパス 治療計画表 |
07040xxx01xxxx | 変形性股関節症の人工関節置換術(THA) | 66 | 15.88 | 21.53 | 81.82 | 71.14 | 人工股関節置換術クリニカルパス 治療計画表 |
160690xx99xx0x | 胸椎、腰椎圧迫骨折のコルセット治療 | 56 | 14.43 | 19.40 | 73.21 | 78.57 | 胸椎・腰椎圧迫骨折 治療計画 |
160760xx97xxxx | 前腕骨折の骨折観血的手術 | 46 | 8.33 | 5.54 | 23.91 | 51.04 |
上位5位のうち、3症例の平均年齢は75歳を超えており、高齢者の手術が外傷・慢性疾患ともに増加し、多発外傷も高齢者に多く発生する傾向が見られます。慢性疾患では膝・股関節とも人工関節手術が徐々にではありますが増加しています。平均在院期間は2週間程度と短いですが、術後のリハビリテーションが必要な症例については、グループの近森オルソリハビリテーション病院や他の地域の医療機関と密に連携をとり、急性期から亜急性期、回復期のリハビリテーションを含めた一貫した入院診療体制をとっています。
脳神経外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010040x099000x | 脳内出血の保存的治療 (非外傷性)(JCS10未満) | 71 | 14.25 | 18.81 | 74.65 | 68.99 | |
160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷の保存的治療 (外傷性) | 55 | 9.24 | 7.34 | 23.64 | 70.65 | |
160100xx97x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷の手術 (外傷性) | 49 | 12.33 | 9.67 | 24.49 | 78.41 | |
010040x199x00x | 脳内出血の保存的治療 (非外傷性)(JCS10以上) | 22 | 19.00 | 20.96 | 81.82 | 78.68 | |
010040x101x1xx | 脳内出血の頭蓋内血腫除去術(開頭または内視鏡下脳内血腫除去術 (人工呼吸管理あり) | 15 | 29.47 | 39.27 | 93.33 | 71.13 |
救急患者が多いため脳卒中患者、頭部外傷患者を多く診療しています。年間500名以上の脳卒中を脳神経外科と脳神経内科で治療しており、出血性脳卒中を脳神経外科で、虚血性脳卒中を脳神経内科と脳神経外科で治療しています。脳梗塞急性期治療ではSCU病棟に、24時間365日いつでも神経系を専門とする医師が常駐しており、24時間tPAが投与できる体制になっており、令和元年度は52件行っています。また、tPA無効例やtPA適応外症例に対しての血管内再開通療法も行える、県内では数少ない施設の一つです。手術件数は増加しており、クリッピング術、頸動脈内膜剥離術、腫瘍摘出術、血腫除去術等、血管内治療では頸動脈狭窄に対するステント留置術(CAS)、脳動脈瘤に対するコイル塞栓術、また急性期脳主幹動脈閉塞病変に対する血管内再開通療法を行っています。
心臓血管外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050080xx97010x | 弁膜症の経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI) | 61 | 15.39 | 19.05 | 19.67 | 85.18 | 心臓血管外科 術前パス 心臓大手術 治療計画表 |
050080xx01010x | 弁膜症の弁置換術、弁形成術 | 47 | 15.74 | 23.77 | 27.66 | 73.13 | 心臓血管外科 術前パス 心臓大手術 治療計画表 |
050163xx02x10x | 非破裂性大動脈瘤の大動脈瘤切除術 | 22 | 16.18 | 19.82 | 27.27 | 76.45 | 心臓血管外科 術前パス 心臓大手術 治療計画表 |
050050xx0101xx | 狭心症、虚血性心疾患などの冠動脈バイパス手術(2吻合以上) | 21 | 24.90 | 22.71 | 28.57 | 72.62 | 心臓血管外科 術前パス 心臓大手術 治療計画表 |
050050xx99100x | 狭心症、虚血性心疾患などの心臓カテーテル検査 | 19 | 3.05 | 3.01 | 0.00 | 71.16 | 心臓カテーテル検査(大腿から) 治療計画書 心臓カテーテル検査(肘から) 治療計画書 心臓カテーテル治療(手首から) 治療計画書 |
2019年の年間手術症例数は505例で、これは2000年の心臓血管外科開設以来過去最高の症例数でした。そのうち、心臓手術は234例、胸部大動脈手術は41例、腹部大動脈手術は45例でした。
■心臓手術…234例(うち、TAVI 62例)
■胸部大動脈…41例
■腹部大動脈…45例
■末梢血管…152例
■その他…33例
(2019/1~2019/12抽出データ)
詳細は年報をご覧ください。
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グラフの表示(年間手術件数)
■心臓手術…234例(うち、TAVI 62例)
■胸部大動脈…41例
■腹部大動脈…45例
■末梢血管…152例
■その他…33例
(2019/1~2019/12抽出データ)
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グラフの表示(年間手術件数)
泌尿器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
11012xxx020x0x | 尿路結石症の経尿道的尿路結石砕石術(TUL) | 85 | 5.07 | 5.61 | 1.18 | 64.45 | 経尿道的尿管砕石術(TUL) 治療計画表 |
110070xx0200xx | 膀胱癌の経尿道的手術(TUR-Bt) | 31 | 6.06 | 7.07 | 3.23 | 73.03 | 経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT) 治療計画表 |
11012xxx97xx0x | 尿路結石症の経尿道的尿管ステント留置術、経皮的腎瘻造設術 | 12 | 10.50 | 7.38 | 25.00 | 67.75 | |
110310xx01xx0x | 腎臓・尿路の感染症の治療 (経尿道的尿管ステント留置術、経皮的腎瘻造設術等あり) | 10 | 8.60 | 14.40 | 40.00 | 72.70 | |
11013xxx06xxxx | 膀胱結石、膀胱炎などの手術(膀胱砕石術) | - | - | 5.58 | - | - | 膀胱砕石術 入院治療計画表 |
泌尿器科は、外科的疾患、内科的疾患を含む専門領域であり、診断から治療(薬物療法、手術療法など)までを一貫して行います。患者さんの内訳では、ER(救命救急センター)を持つ病院として、尿路結石症や外傷などの泌尿器科救急患者や地域連携室経由の悪性腫瘍の紹介患者も多いのが最大の特徴です。また、前立腺肥大症、尿路性癌、腎癌、膀胱癌に対する手術も施行しています。
皮膚科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
080010xxxx0xxx | 蜂窩織炎の抗菌薬治療 | 16 | 15.19 | 12.55 | 0.00 | 68.69 | |
080020xxxxxxxx | 帯状疱疹の抗ウイルス剤治療 | - | - | 9.00 | - | - | |
080100xxxx0xxx | 薬疹、中毒疹の治療 | - | - | 10.81 | - | - | |
080190xxxxxxxx | 脱毛症の治療 | - | - | 3.44 | - | - | |
100100xx99x0xx | 皮膚潰瘍の治療 | - | - | 21.67 | - | - |
※10症例未満は個人情報保護のため-(ハイフン)を表示しています
外来診療が主体ですが、帯状疱疹や蜂窩織炎(皮膚の細菌感染症)などは入院での加療を行っています。
外来診療が主体ですが、帯状疱疹や蜂窩織炎(皮膚の細菌感染症)などは入院での加療を行っています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 56 | - | - | 14 | - | 13 | 1 | 第8版 |
大腸癌 | 28 | 32 | 28 | 23 | - | - | 2 | 第9版 |
乳癌 | - | - | - | - | - | - | 1 | 第8版 |
肺癌 | - | - | 12 | 70 | - | - | 1 | 第8版 |
肝癌 | 15 | 12 | - | - | - | 72 | 2 | 第6版 |
※10症例未満は個人情報保護のため-(ハイフン)を表示しています
・指標の説明
5大癌の患者数を示しています。胃癌、乳癌、肺癌では癌の進行度を判定する基準として、国際的に用いられている国際がん対策連合(UICC)の『UICC TNM分類』を、大腸癌、肝癌では国内の関連学会・研究会が編集した『癌取扱い規約分類』を用いてステージ毎の患者数を集計しています。当院において癌の診断、初回治療を行った症例を「初発」として、stageⅠ~stegeⅣ(stageⅣが最も進行した状態)に分類し、初回治療以降に継続治療を行った症例を「再発」としています。初発例としてカウントした症例は再発例にはカウントしていません。また、集計期間内に同一患者さんが複数回入院した場合には、1件ではなく、入院回数分カウントしています。
・胃癌は、stageⅠの早期発見が56件と多く、手術は内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)52件、開腹手術9件、腹腔鏡下手術13件を行っています。
・大腸癌は、StageⅡ、Ⅲ、Ⅳの進行した状態での診断および治療開始となる症例の割合が多く、手術は内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)4件、開腹手術23件、腹腔鏡下手術43件を行っています。
・肺癌は、StageⅣの進行癌の割合が多くなっています。
・肝癌は、他の部位と比べて再発症例の割合が多く、手術は経カテーテル的肝動脈化学塞栓術63件、ラジオ波焼灼療法34件、開腹手術8件、腹腔鏡下手術3件を行っています。
・指標の説明
5大癌の患者数を示しています。胃癌、乳癌、肺癌では癌の進行度を判定する基準として、国際的に用いられている国際がん対策連合(UICC)の『UICC TNM分類』を、大腸癌、肝癌では国内の関連学会・研究会が編集した『癌取扱い規約分類』を用いてステージ毎の患者数を集計しています。当院において癌の診断、初回治療を行った症例を「初発」として、stageⅠ~stegeⅣ(stageⅣが最も進行した状態)に分類し、初回治療以降に継続治療を行った症例を「再発」としています。初発例としてカウントした症例は再発例にはカウントしていません。また、集計期間内に同一患者さんが複数回入院した場合には、1件ではなく、入院回数分カウントしています。
・胃癌は、stageⅠの早期発見が56件と多く、手術は内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)52件、開腹手術9件、腹腔鏡下手術13件を行っています。
・大腸癌は、StageⅡ、Ⅲ、Ⅳの進行した状態での診断および治療開始となる症例の割合が多く、手術は内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)4件、開腹手術23件、腹腔鏡下手術43件を行っています。
・肺癌は、StageⅣの進行癌の割合が多くなっています。
・肝癌は、他の部位と比べて再発症例の割合が多く、手術は経カテーテル的肝動脈化学塞栓術63件、ラジオ波焼灼療法34件、開腹手術8件、腹腔鏡下手術3件を行っています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 42 | 10.81 | 57.33 |
中等症 | 198 | 20.36 | 80.92 |
重症 | 60 | 27.75 | 82.75 |
超重症 | 38 | 31.24 | 85.34 |
不明 | 0 | 0.00 | 0.00 |
・指標の説明
肺炎の発症を契機として入院された患者さんのうち、15歳以上の市中肺炎につき日本呼吸器学会「成人市中肺炎診療ガイドライン」の重症度分類毎に患者数、平均在院日数、平均年齢を示しています。
・市中肺炎
病院外で普段の社会生活を送っている中で発症した肺炎であり、入院中に合併する院内肺炎と区別されます。
・肺炎の重症度分類
以下の5項目を各1点とし、5点満点で評価されます。
1. 男性 70 歳以上、女性 75 歳以上
2. BUN 21 mg/dL 以上または脱水あり
※BUN:血液中の尿素窒素を測定し、腎・肝機能を調べる検査
3. SpO2 90%以下( PaO2 60Torr以下)
※SpO2:動脈に含まれる酸素の飽和度
4. 意識障害あり
5. 血圧(収縮期)90 mmHg以下
軽症:0点 中等症:1~2点 重症:3点 超重症:4~5点
軽症42件(12.4%)、中等症198件(58.6%)、重症60件(17.8%)、超重症38件(11.2%)となっており、重症度が高くなるにつれて入院日数は長く、年齢は高くなります。
肺炎の発症を契機として入院された患者さんのうち、15歳以上の市中肺炎につき日本呼吸器学会「成人市中肺炎診療ガイドライン」の重症度分類毎に患者数、平均在院日数、平均年齢を示しています。
・市中肺炎
病院外で普段の社会生活を送っている中で発症した肺炎であり、入院中に合併する院内肺炎と区別されます。
・肺炎の重症度分類
以下の5項目を各1点とし、5点満点で評価されます。
1. 男性 70 歳以上、女性 75 歳以上
2. BUN 21 mg/dL 以上または脱水あり
※BUN:血液中の尿素窒素を測定し、腎・肝機能を調べる検査
3. SpO2 90%以下( PaO2 60Torr以下)
※SpO2:動脈に含まれる酸素の飽和度
4. 意識障害あり
5. 血圧(収縮期)90 mmHg以下
軽症:0点 中等症:1~2点 重症:3点 超重症:4~5点
軽症42件(12.4%)、中等症198件(58.6%)、重症60件(17.8%)、超重症38件(11.2%)となっており、重症度が高くなるにつれて入院日数は長く、年齢は高くなります。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 393 | 19.45 | 78.09 | 62.85 |
その他 | 24 | 15.42 | 77.29 | 62.50 |
・指標の説明
入院中に治療した主な傷病名が脳梗塞の患者さんを、その発症から入院日までの日数別に症例数、平均在院日数、平均年齢、転院率を示しています。
9割超の患者さんが発症日から3日以内に受診されています。
脳梗塞急性期治療ではtPA投与(血栓溶解療法)を積極的に行なっており、令和元年度は52件に投与しています。24時間365日いつでもt-PAが投与できる体制になっており、さらに血管内再開通療法も行える県内では数少ない施設の一つです。また、2012年4月よりSCU病棟(Stroke Care Unit)が開設しており、脳神経内科医、脳神経外科医が24時間常駐して早期診断・治療が最も重要な脳卒中に対応しています。脳梗塞では、当院で約20日間の治療およびリハビリを行い、そのうちの半数以上の患者さんが、グループの近森リハビリテーション病院や他の医療機関の回復期リハビリテーション病棟等に転院し、リハビリを継続されています。
入院中に治療した主な傷病名が脳梗塞の患者さんを、その発症から入院日までの日数別に症例数、平均在院日数、平均年齢、転院率を示しています。
9割超の患者さんが発症日から3日以内に受診されています。
脳梗塞急性期治療ではtPA投与(血栓溶解療法)を積極的に行なっており、令和元年度は52件に投与しています。24時間365日いつでもt-PAが投与できる体制になっており、さらに血管内再開通療法も行える県内では数少ない施設の一つです。また、2012年4月よりSCU病棟(Stroke Care Unit)が開設しており、脳神経内科医、脳神経外科医が24時間常駐して早期診断・治療が最も重要な脳卒中に対応しています。脳梗塞では、当院で約20日間の治療およびリハビリを行い、そのうちの半数以上の患者さんが、グループの近森リハビリテーション病院や他の医療機関の回復期リハビリテーション病棟等に転院し、リハビリを継続されています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
循環器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K616 | 四肢の血管内治療 (下肢閉塞性動脈硬化症、重症下肢虚血) | 280 | 3.04 | 5.70 | 5.36 | 75.86 | |
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(労作性狭心症、陳旧性心筋梗塞) | 271 | 3.24 | 3.62 | 2.21 | 72.61 | |
K5951 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術 心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの(頻脈性不整脈) | 110 | 1.46 | 3.21 | 0.00 | 66.18 | |
K5492 | 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) | 108 | 0.35 | 13.48 | 7.41 | 73.25 | |
K5972 | ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合(徐脈性不整脈) | 107 | 5.60 | 11.14 | 10.28 | 79.94 |
冠動脈カテーテル治療の症例が多く、労作性狭心症、陳旧性心筋梗塞271件、不安定狭心症108件、急性心筋梗塞99件のステント留置術や、バルーン拡張術など全て合計すると602件施行しています。この他に、下肢閉塞性動脈硬化症、重症下肢虚血に対する血管内治療280件、徐脈性不整脈に対するペースメーカー移植・交換術135件、各種不整脈に対する高周波カテーテルアブレーション治療135件施行しています。
消化器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 (胆管結石、胆管炎) | 251 | 2.65 | 11.64 | 16.33 | 81.17 | |
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 (結腸ポリープ) | 150 | 0.22 | 1.37 | 1.33 | 72.37 | |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 (出血性胃・十二指腸潰瘍) | 139 | 1.71 | 10.66 | 17.99 | 69.96 | |
K6871 | 内視鏡的乳頭切開術 乳頭括約筋切開のみのもの (胆管結石、胆管炎) | 121 | 4.88 | 8.03 | 15.70 | 79.02 | |
K6852 | 内視鏡的胆道結石除去術 胆道砕石術を伴わないもの (胆管結石、胆管炎) | 73 | 5.37 | 6.70 | 8.22 | 80.84 |
胆管炎に対する内視鏡的胆道ステント留置術が251件と最も多く、結腸ポリープに対する内視鏡的ポリープ切除術が150件、出血性胃・十二指腸潰瘍に対する内視鏡的消化管止血術が139件といずれも100件を超えています。この他に、胆管結石、胆管炎に対する内視鏡的乳頭切開術185件(胆道砕石術を伴うもの64件、乳頭括約筋切開のみのもの121件)、内視鏡的胆道結石除去術126件(胆道砕石術を伴うもの53件、伴わないもの73件)、経皮的胆管ドレナージ術46件、内視鏡的経鼻胆管ドレナージ術17件、肝癌に対する経カテーテル的肝動脈化学塞栓療法63件、肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法34件、早期胃癌に対する粘膜下層剥離術(ESD)52件、食道静脈瘤に対する内視鏡的食道静脈瘤結紮術40件、食道静脈瘤硬化療法9件施行しています。
消化器外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 (胆のう炎) | 98 | 0.85 | 4.42 | 5.10 | 67.15 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 治療計画表 |
K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの(虫垂炎) | 36 | 0.36 | 3.64 | 0.00 | 47.75 | 虫垂切除術 治療計画表(緊急入院用)虫垂切除術 治療計画表(予定入院用) |
K6335 | 開腹ヘルニア手術 (鼠径ヘルニア) | 31 | 1.03 | 2.87 | 0.00 | 73.29 | 鼠径ヘルニア修復術 治療計画表 |
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術 (鼠径ヘルニア) | 30 | 0.97 | 2.07 | 6.67 | 70.97 | 鼠径ヘルニア修復術 治療計画表 |
K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 (結腸癌) | 29 | 1.79 | 11.21 | 3.45 | 72.79 | 大腸切除術 治療計画表 |
急性・慢性胆のう炎に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術が98件と最も多く、他にも、ヘルニア手術75件(鼠径31件、腹腔鏡下鼠径30件、腹壁6件、腹腔鏡下腹壁2件など)、結腸癌に対する手術40件(開腹手術17件、腹腔鏡下手術23件)、消化管穿孔性腹膜炎に対する急性汎発性腹膜炎手術37件(開腹手術23件、腹腔鏡下手術14件)、癌や炎症性腸疾患に対する一時的・永久的な人工肛門造設術39件(開腹手術30件、腹腔鏡下手術9件)、急性・慢性虫垂炎に対する手術40件(開腹手術2件、腹腔鏡下手術38件)、胃癌に対する手術22件(開腹手術9件、腹腔鏡下手術13件)などを施行しています。
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形成外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K333 | 鼻骨骨折整復固定術 (鼻骨骨折) | 23 | 1.00 | 2.91 | 0.00 | 24.35 | 鼻骨骨折整復術の治療予定表頬骨骨折整復術の治療予定表 |
K0841 | 四肢切断術 下腿 (下肢動脈硬化性壊疽) | 13 | 9.54 | 24.85 | 100.00 | 75.77 | |
K0842 | 四肢切断術 指 足 (化膿性骨髄炎、下肢動脈硬化性壊疽) | 13 | 4.69 | 16.31 | 15.38 | 71.85 | |
K0133 | 分層植皮術 100c㎡以上200c㎡未満 (熱傷、瘢痕拘縮、皮膚潰瘍等) | 11 | 28.55 | 65.73 | 63.64 | 74.91 | |
K013-21 | 全層植皮術 25c㎡未満 (皮膚潰瘍等) | 10 | 15.20 | 24.30 | 30.00 | 62.70 |
鼻骨骨折に対する手術が23例、頬骨骨折に対する手術が7例と顔面骨骨折が多く、この他にも新鮮熱傷が9例、顔面軟部組織損傷が1例、手、足の外傷が8例、先天異常が5例、母斑、血管腫、良性腫瘍が25例、悪性腫瘍が12例、瘢痕、瘢痕拘縮、ケロイドが7例、褥瘡、難治性潰瘍が84例など行っています。また、外来での日帰り手術も行っております。
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呼吸器外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K514-21 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 部分切除 (肺癌) | - | - | - | - | - | 胸腔鏡下肺部分切除術 治療計画表肺葉切除・肺区域切除術 治療計画表 |
K514-23 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの (肺癌) | - | - | - | - | - | 胸腔鏡下肺部分切除術 治療計画表肺葉切除・肺区域切除術 治療計画表 |
※10症例未満は個人情報保護のため-(ハイフン)を表示しています
当院ではほとんどの呼吸器外科手術を胸腔鏡を用いた低侵襲手術で行っています。前任地の岡山赤十字病院では1500例以上の胸腔鏡下肺葉・区域切除を行っており、入院期間の中央値は5日、平均値は8.9日でした。その他、縦隔腫瘍、気胸など、全て胸腔鏡手術で行っています。
当院ではほとんどの呼吸器外科手術を胸腔鏡を用いた低侵襲手術で行っています。前任地の岡山赤十字病院では1500例以上の胸腔鏡下肺葉・区域切除を行っており、入院期間の中央値は5日、平均値は8.9日でした。その他、縦隔腫瘍、気胸など、全て胸腔鏡手術で行っています。
整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0461 | 骨折観血的手術 (大腿骨頚部骨折) | 129 | 2.23 | 25.49 | 93.02 | 82.77 | 大腿骨頚部骨折(人工骨頭) 治療計画表大腿骨頚部骨折/転子部骨折(安定型) 治療計画表大腿骨頚部骨折/転子部骨折(不安定型) 治療計画表 |
K0821 | 人工関節置換術 (変形性膝関節症) | 73 | 1.71 | 13.47 | 91.78 | 76.71 | 全人工膝関節置換術クリニカルパス 治療計画表 |
K0821 | 人工関節置換術 (変形性股関節症) | 68 | 1.35 | 15.09 | 82.35 | 70.85 | 人工股関節置換術クリニカルパス 治療計画表 |
K0811 | 人工骨頭挿入術 (大腿骨頚部骨折) | 67 | 3.60 | 20.22 | 92.54 | 81.87 | 大腿骨頚部骨折(人工骨頭) 治療計画表大腿骨頚部骨折/転子部骨折(安定型) 治療計画表大腿骨頚部骨折/転子部骨折(不安定型) 治療計画表 |
K0462 | 骨折観血的手術 (前腕骨骨折) | 52 | 3.08 | 11.10 | 28.85 | 57.63 |
大腿骨頚部骨折に対する手術が196件(骨折観血的手術129件、人工骨頭挿入術67件)と最も多くなっており、平均年齢は80歳を超えています。また、約9割の患者さんがリハビリテーションを継続するため、グループの近森オルソリハビリテーション病院や他の地域の医療機関に転院されます。慢性疾患では膝・股関節とも人工関節手術が徐々にではありますが増加しており、膝の人工関節置換術は73件、股関節の人工関節置換術は68件施行しています。この他にも、四肢の骨折に対する手術、肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。)に対する関節鏡下手術などを施行しています。
脳神経外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K164-2 | 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 (外傷性・非外傷性慢性硬膜下血腫) | 50 | 2.30 | 24.46 | 22.00 | 78.08 | |
K178-4 | 経皮的脳血栓回収術 (心原性脳塞栓症) | 45 | 0.31 | 18.33 | 66.67 | 78.11 | |
K145 | 穿頭脳室ドレナージ術 (脳内出血) | 24 | 3.58 | 28.33 | 58.33 | 70.04 | |
K1781 | 脳血管内手術 1箇所 (くも膜下出血、未破裂脳動脈瘤) | 22 | 1.50 | 22.00 | 50.00 | 68.45 | |
K609-2 | 経皮的頸動脈ステント留置術 (内頚動脈狭窄症) | 20 | 8.90 | 15.10 | 40.00 | 74.50 |
慢性硬膜下血腫に対する手術が50例、脳動脈瘤に対するクリッピング術が22例、内頚動脈狭窄症に対する内膜剥離術が11例、非外傷性脳内出血に対する血腫除去術が30例(開頭血腫除去術15例、内視鏡的血腫除去術15例)、外傷性急性硬膜下血腫に対する血腫除去術が15例、頭蓋内腫瘍摘出術が2例などを行っております。血管内治療では、経皮的脳血栓回収術が45例、頚動脈ステント留置術が20例、脳動脈瘤に対するコイル塞栓術20例などを行っています。
手術室はICG(インドシアニングリーン)蛍光血管造影が可能な顕微鏡、ナビゲーションも使用できる環境にあり、適宜MEP等のモニタリングも行って安全な手術を心がけています。また、血管内治療では、バイプレーンによる2方向からの透視とCTを兼ね備えたIVR-CTにより、より安全な治療と迅速な検査が可能となっています。
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手術室はICG(インドシアニングリーン)蛍光血管造影が可能な顕微鏡、ナビゲーションも使用できる環境にあり、適宜MEP等のモニタリングも行って安全な手術を心がけています。また、血管内治療では、バイプレーンによる2方向からの透視とCTを兼ね備えたIVR-CTにより、より安全な治療と迅速な検査が可能となっています。
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心臓血管外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5551 | 弁置換術 1弁のもの (心臓弁膜症) | 71 | 5.46 | 16.37 | 32.39 | 76.58 | 心臓血管外科 術前パス心臓大手術 治療計画表 |
K555-22 | 経カテーテル的大動脈弁置換術 経心尖大動脈弁置換術 (心臓弁膜症) | 55 | 4.84 | 11.11 | 20.00 | 84.84 | 心臓血管外科 術前パス心臓大手術 治療計画表 |
K5522 | 冠動脈バイパス術 2吻合以上のもの (心筋梗塞、狭心症) | 54 | 4.81 | 20.15 | 44.44 | 73.67 | 心臓血管外科 術前パス心臓大手術 治療計画表 |
K5606 | 大動脈瘤切除術 吻合・移植 分枝血管の再建を伴うもの (腹部大動脈) | 29 | 3.41 | 15.10 | 41.38 | 76.48 | 心臓血管外科 術前パス心臓大手術 治療計画表 |
K555-21 | 経カテーテル的大動脈弁置換術 経皮的大動脈弁置換術 (心臓弁膜症) | 21 | 8.24 | 16.76 | 23.81 | 87.48 | 心臓血管外科 術前パス心臓大手術 治療計画表 |
2019年の年間手術症例数は505例で、これは2000年の心臓血管外科開設以来過去最高の症例数でした。そのうち、心臓手術は234例、胸部大動脈手術は41例、腹部大動脈手術は45例でした。
■心臓手術…234例(うち、TAVI 62例)
■胸部大動脈…41例
■腹部大動脈…45例
■末梢血管…152例
■その他…33例
(2019/1~2019/12抽出データ)
詳細は年報をご覧ください。
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■心臓手術…234例(うち、TAVI 62例)
■胸部大動脈…41例
■腹部大動脈…45例
■末梢血管…152例
■その他…33例
(2019/1~2019/12抽出データ)
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泌尿器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7811 | 経尿道的尿路結石除去術 (尿路結石) | 86 | 1.05 | 3.19 | 1.16 | 64.51 | 経尿道的尿管砕石術(TUL) 治療計画表 |
K8036イ | 経尿道的膀胱腫瘍切除術 電解質溶液利用のもの (膀胱腫瘍、膀胱癌) | 29 | 1.52 | 4.07 | 6.90 | 73.83 | 経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT) 治療計画表 |
K7981 | 経尿道的膀胱結石摘出術 (膀胱結石) | - | - | - | - | - | 膀胱砕石術 入院治療計画表 |
K8352 | 陰嚢水腫手術(その他) | - | - | - | - | - | |
K8036ロ | 経尿道的膀胱腫瘍切除術 電解質溶液利用以外のもの (膀胱腫瘍、膀胱癌) | - | - | - | - | - | 経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT) 治療計画表 |
尿路結石症の患者さんが多く紹介され、緊急の尿管ステント留置術や、腎瘻造設術を行っています。尿路結石に対する手術は88件、膀胱腫瘍に対する手術は34件、膀胱結石に対する手術は6件施行しています。悪性腫瘍の患者さんでは、腎盂・尿管・膀胱に対する手術は34件施行しています。また、前立腺肥大症に対する手術も施行していますが、高齢で合併症が多く、手術不能な症例が増加傾向にあります。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
異なる | 12 | 0.12% | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 41 | 0.4% |
異なる | 17 | 0.17% | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 46 | 0.45% |
異なる | - | - |
※10症例未満は個人情報保護のため-(ハイフン)を表示しています
・指標の説明
医療の質の改善に資するため、臨床上ゼロにはなりえないものの、少しでも改善すべきものとして、敗血症、播種性血管内凝固症候群、手術・術後の合併症、その他の真菌症について、入院のきっかけとなった疾病と同一であるか、異なるかを区別して集計しています。
・「敗血症」とは、感染が全身の血管や組織に広がり、重い症状になった状態のことをいいます。このような状態では、細菌の出すエンドトキシン(発熱物質)などが白血球の一種である単球やマクロファージの表面に組織因子を生じさせて凝固反応が始まり、血管内皮細胞の抗血栓性が低下して血栓(血液のかたまり)が生じます。「播種性(はしゅせい)血管内凝固症候群(DIC)」では、このように基礎疾患が悪化して、全身の血管に小さな血液のかたまり(微小血栓)が無数に生じる病態です。細い血管が詰まるため、血流が妨げられて、酸素や栄養などが組織に届かなくなり、腎臓や肺などの臓器障害を起こし、生命に重大な危険をもたらします。当院での播種性血管内凝固症候群と敗血症の出現率は、全国のDPC病院の平均値と比較して低い数値となっています。発生率は昨年度から変わりありませんでした。
・「その他の真菌症」は、真菌による感染症で、代表的な真菌症として白癬やカンジダ症、クリプトコックス症、アスペルギルス症などが挙げられます。発生率は昨年度から変わりありませんでした。
・「手術・処置の合併症」は、術創部の感染、内視鏡手術後の創部出血、透析シャント閉塞、人工股関節の脱臼などがあります。手術、処置の後に退院となり、自宅・施設等で発症し、再入院となったものです。手術、処置の合併症は一定の確率で発生しますが、手術前に合併症についての説明を行い、手術にあたっては合併症を起こさないように細心の注意を払って手術を行っています。発生率は昨年度から変わりありませんでした。
・指標の説明
医療の質の改善に資するため、臨床上ゼロにはなりえないものの、少しでも改善すべきものとして、敗血症、播種性血管内凝固症候群、手術・術後の合併症、その他の真菌症について、入院のきっかけとなった疾病と同一であるか、異なるかを区別して集計しています。
・「敗血症」とは、感染が全身の血管や組織に広がり、重い症状になった状態のことをいいます。このような状態では、細菌の出すエンドトキシン(発熱物質)などが白血球の一種である単球やマクロファージの表面に組織因子を生じさせて凝固反応が始まり、血管内皮細胞の抗血栓性が低下して血栓(血液のかたまり)が生じます。「播種性(はしゅせい)血管内凝固症候群(DIC)」では、このように基礎疾患が悪化して、全身の血管に小さな血液のかたまり(微小血栓)が無数に生じる病態です。細い血管が詰まるため、血流が妨げられて、酸素や栄養などが組織に届かなくなり、腎臓や肺などの臓器障害を起こし、生命に重大な危険をもたらします。当院での播種性血管内凝固症候群と敗血症の出現率は、全国のDPC病院の平均値と比較して低い数値となっています。発生率は昨年度から変わりありませんでした。
・「その他の真菌症」は、真菌による感染症で、代表的な真菌症として白癬やカンジダ症、クリプトコックス症、アスペルギルス症などが挙げられます。発生率は昨年度から変わりありませんでした。
・「手術・処置の合併症」は、術創部の感染、内視鏡手術後の創部出血、透析シャント閉塞、人工股関節の脱臼などがあります。手術、処置の後に退院となり、自宅・施設等で発症し、再入院となったものです。手術、処置の合併症は一定の確率で発生しますが、手術前に合併症についての説明を行い、手術にあたっては合併症を起こさないように細心の注意を払って手術を行っています。発生率は昨年度から変わりありませんでした。
更新履歴
- 2020/9/28
- 第1版入力
各指標の集計は平成31年4月1日から令和2年3月31日までの期間に退院された患者さんを対象としています。労災、自賠責、治験等の患者さんは集計対象外。
・年齢階級別退院患者数
令和元年度に退院した患者さんを対象とし、一般病棟に入院した時点の年齢で集計しています(10歳刻み)。退院患者は10,167人で、平均年齢は71.8歳(男性69.5歳、女性74.7歳)でした。65歳以上の患者さんの割合が約76.1%、75歳以上が51.0%を占めており、地域社会の高齢化を反映しています。