近森リハビリテーション病院

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ごあいさつ

社会医療法人近森会 
理事長 入江 博之

近森リハビリテーション病院が近森病院の南、江ノ口川を挟んで対岸に新しく完成し、2015年8月29日から新しくスタートしました。近森リハビリテーション病院は、1989年12月に患者さんを地域に帰すという都市型のリハビリテーション病院として開設されました。この近森リハビリテーション病院の実践をもとにして、2000年に回復期リハビリテーション病棟の制度が創設され、急性期から回復期、維持期のリハビリテーションの流れが確立され、日本の医療に大きな影響を与えています。新しい近森リハビリテーション病院は、快適な病室や広々とした訓練室を擁し、先進的なリハビリテーションを取り入れ、障害のある患者さんがこれまで以上に多く、住み慣れた地域に帰っていただけるように願っています。
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近森リハビリテーション病院 
病院長 和田 恵美子

当院は「どのような障害があっても、患者さんが住み慣れたところでその人らしく安心して生活できるように適切なリハビリテーション医療を提供する」という理念のもとに開設されました。

開設当時は田舎の隔離された環境で療養する温泉型リハビリテーション病院が主流でしたが、365日休みなく多職種で協働し、地域での生活を目指す都市型リハビリテーション病院は全国に広がり、現在では当たり前の姿となってきました。制度化当初は全国で87病棟だった回復期リハビリテーション病棟が、2019年には1,917病棟(回復期リハビリテーション病棟協会データより)と急速に増加していく過程で、2008年の診療報酬改定から質の評価も導入され、在宅復帰率や重症患者改善率など成果が問われるようになりました。さらに2016年4月からは、FIM(Functional Independence Measure)という評価法を用いた実績評価(患者さんが入院期間中にどのくらい日常生活動作の介助量が軽減できたかを数値化する評価)も加わり、リハビリテーションに求められることは量から質に変化してきています。また障害へのアプローチにも様々な新しい技術が確立され、地域で生活をするというだけではなく、生活の質をどれだけ向上できるのかが問われています。そこで当院では、新しい時代に対応するために2015年8月29日に江ノ口川南岸に新築移転し、ロボットリハビリテーションをはじめとする先進リハビリテーション医療を行う環境も整えました。

変わらぬ理念のもと、当院は高知県の脳卒中・脊髄損傷の急性期医療を支え、「障害をもった患者さんが地域で安心して生活できること」を大切にしてきました。今後もその方針は変わることなく、障害が残っても笑顔で家族のもとや社会に戻れるように、適切なリハビリテーション医療サービスを提供してまいります。

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