脳神経外科
24時間365日専門医が常駐
高知県内の脳卒中、頭部外傷治療の
中心的役割を担い続ける!
診療方針と特徴
※当院は「日本脳卒中学会 一次脳卒中センター“PSCコア施設”」の認定施設です
当科は昭和43年に開設され、高知県内の脳卒中、頭部外傷治療の中心的な病院として活動してきました。
特に、県内初の脳卒中ケアユニット(SCU)が15床あり、年間500名以上の脳卒中に対して、脳神経外科と脳神経内科の共同で診療にあたっています。
24時間365日、いつでも神経系を専門とする医師が病院に常駐しており、急性期脳梗塞に対するtPA静注療法を適切に迅速に投与できる体制になっています。
さらに、急性期脳主幹動脈閉塞に対する血管内再開通療法も行える県内では数少ない施設の一つです。
医師のほか、看護師、リハビリスタッフ、管理栄養士、薬剤師、歯科衛生士、医療ソーシャルワーカーなど多職種からなる専門チームによる治療を早期から行い、近森リハビリテーション病院との円滑な連携により、回復期リハビリも継続して行えることも特徴の一つです。
医師紹介
部長 林 悟 Satoru Hayashi
Field [得意分野]
脳動脈瘤クリッピング術、バイパス手術、頸動脈内膜剥離術等の脳卒中の外科治療と、頭部外傷の急性期治療を専門にしています。神経内視鏡での脳内血腫除去、急性期脳梗塞に対する血管内再開通療法等も行なっています。
Message[患者さんへのメッセージ]
脳卒中も頭部外傷も、超急性期の対応および入院後の治療が非常に大切です。当院の脳卒中と頭部外傷の入院患者数は、中国四国地方でも有数です(2020年度DPCデータ:脳卒中5位、頭部外傷11位)。今までの経験をもとに、早期に回復していただけるよう、当院では多職種で専門性を発揮して治療にあたっています。
Qualifications[資格等]
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医師の専門性資格
- 日本脳神経外科学会 脳神経外科専門医・指導医
- 日本脳神経血管内治療学会 脳血管内治療専門医 その他資格等
- 日本脳卒中学会 脳卒中専門医・指導医
- 日本脳卒中の外科学会 技術指導医
- 日本神経内視鏡学会 神経内視鏡技術認定医
- 高知大学医学部臨床教授
- 日本脳神経血管内治療学会 脳血栓回収療法実施医
- 日本脳神経外傷学会 認定指導医
[ 厚生労働省医政総発0124第1号通知に準ずるもの、および日本専門医機構認定の資格等 ]
科長 西本 陽央 Yo Nishimoto
Field [得意分野]
脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)や、その他の脳血管障害(未破裂脳動脈瘤、脳動静脈奇形、硬膜動静脈瘻など)の外科治療(開頭手術)、脳血管内治療(カテーテル治療)を専門としています。頭部外傷の外科治療、集中治療も得意分野です。珍しい病気ですが、脊髄血管障害にも興味を持って取り組んでいます。
Message[患者さんへのメッセージ]
自分の専門分野は最後まで責任を持って対応します。自分の専門外や経験のない病気では、経験のある医師への相談、紹介をするのも大切な仕事と考えています。当院の特徴はチーム医療です。多職種で力をあわせて頑張っています。つらいことも多い診療科ですが、明るさを心がけて診療にあたります。
Qualifications[資格等]
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医師の専門性資格
- 日本脳神経外科学会 脳神経外科専門医・指導医
- 日本脳神経血管内治療学会 脳血管内治療専門医 その他資格等
- 日本脳卒中学会 脳卒中専門医・指導医
- 日本脳卒中の外科学会 技術認定医・指導医
- 日本神経内視鏡学会 神経内視鏡技術認定医
- 高知大学医学部臨床講師
- 日本救急医学会 ICLSディレクター
- 日本DMAT隊員
- 日本脳神経外傷学会 認定指導医
[ 厚生労働省医政総発0124第1号通知に準ずるもの、および日本専門医機構認定の資格等 ]
科長 西本 祥大 Shota Nishimoto
Field[得意分野]
脳卒中の急性期治療、外科手術、血管内治療の診療を行っています。また、再発予防のための外来診療にも取り組んでいます。
Message[患者さんへのメッセージ]
脳卒中は突然発症し、症状が強いことも多く、患者さんや家族の不安も大きい病気です。患者さんに寄りそい、一緒に病気の治療にあたります。不安が少しでも解消できるよう、分かりやすい説明を心がけています。
Qualifications[資格等]
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医師の専門性資格
- 日本脳神経外科学会 脳神経外科専門医・指導医
- 日本脳神経血管内治療学会 脳血管内治療専門医 その他資格等
- 日本脳卒中学会 脳卒中専門医
- 日本脳神経血管内治療学会 脳血栓回収療法実施医
[ 厚生労働省医政総発0124第1号通知に準ずるもの、および日本専門医機構認定の資格等 ]
松岡 渓太 Keita Matsuoka
Field[得意分野]
カテーテル治療を中心に治療に取り組んでいきたいと思います。
Message[患者さんへのメッセージ]
脳卒中、外傷など様々な疾患の方々に対し、少しでもお力になれるように尽力していきたいと思います。よろしくお願いします。
Qualifications[資格等]
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医師の専門性資格
- 日本専門医機構 脳神経外科専門医
[ 厚生労働省医政総発0124第1号通知に準ずるもの、および日本専門医機構認定の資格等 ]
鍵本 奈緒 Nao Kagimoto
Field[得意分野]
主に脳神経外科領域の急性期疾患を担当させていただきます。
Message[患者さんへのメッセージ]
患者さんにとってより良い医療を提供できるよう、治療に当たらせていただきます。
新野 健 Ken Shinno
Field[得意分野]
脳卒中、脳腫瘍、頭部外傷の診療の他、周術期管理やリハビリにも全力で取り組んでいます。
Message[患者さんへのメッセージ]
患者さんの気持ちに寄り添える医師を目指して、日々の診療に臨んでいます。生まれ育った高知県に少しでも貢献できるよう、精一杯努力したいと思います。
三浦 格 Tadashi Miura
Field[得意分野]
脳卒中、頭部外傷を中心に取り組んでいきます。神経集中治療にも裾野を広げていくつもりです。
Message[患者さんへのメッセージ]
頭蓋内の疾患は、昨日まで元気だった方が急に発症し、その後も重篤な経過を辿ることが稀ではありません。少しでも患者さんのお力になれるように患者さん、ご家族さんに寄りそいながら治療にあたります。
新たな取り組み
急性期脳梗塞に対するtPA静注療法、急性期脳主幹動脈閉塞に対する血管内再開通療法を、いつでも行うことができる体制になっています。また、くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤に対しては、開頭クリッピング術と血管内手術のいずれも行うことができます。脳内出血に対しても、開頭手術と神経内視鏡手術のいずれも対応することができ、患者さんやご家族のご希望と安全性や根治性等を考慮し、より良い治療法を選択しています。
手術室はICG(インドシアニングリーン)蛍光血管造影が可能な顕微鏡、ナビゲーションも使用できる環境にあり、適宜MEP等のモニタリングも行ない、安全な手術を心がけています。また、血管内治療ではバイプレーンによる2方向からの透視とCTを兼ね備えたIVR-CTにより、より安全な治療と迅速な検査が可能となっています。