専門看護師・認定看護師・認定看護管理者
看護師特定行為研修修了者の紹介
近森会グループには、以下の資格認定者と看護師特定行為研修修了者がいます。
日本看護協会 専門看護師 |
7名
老人看護、在宅看護(訪問)、精神看護、急性・重症患者看護、慢性疾患看護 |
日本看護協会 認定看護師 |
A課程 6名
がん化学療法看護、感染管理、糖尿病看護、慢性心不全看護、認知症看護、脳卒中リハビリテーション看護
B課程(特定行為研修含む) 4名クリティカルケア、皮膚・排泄ケア、心不全看護 |
日本看護協会 認定看護管理者 |
6名 |
日本精神科看護協会 精神科認定看護師 |
3名 |
回復期リハビリテーション病棟協会 回復期リハビリテーション 看護師 |
8名 |
看護師特定行為研修修了者 |
34名 |
(2023年4月1日現在)
日本看護協会 老人看護専門看護師
岡本 充子
『高齢者の“意思”を尊重し、「最期まで“人らしく”過ごせる」ことを支援する』そのためには、高齢者個人や家族はもちろん、地域集団や、関連組織、医療チームとかかわりを保ちながら、一つひとつのケースとシステムの両面から働きかけていかなければならないと考えています。人生の先輩である高齢者に対し、常に謙虚な姿勢で向き合い、高齢者にとって何が最善であるのかを常にリフレクションしながら丁寧に実践を積み重ね、組織、地域の高齢者ケアの質向上へと発展させていきたいと思います。
明神 拓也
急性期病院という目まぐるしい環境下であっても、高齢者が安心して入院生活を送り、できる限り住み慣れた場所に退院することが出来るよう、看護師含め他職種と連携しながらサポートを行なっています。
その方のこれまでのどのように暮らしてきたか、どのように今後暮らしていきたいかをしっかりと聴き、今後の生活を一緒に考えることが出来るよう取り組んでいきたいと思っています。
日本看護協会 在宅看護専門看護師
山本 詩帆
在宅看護というと訪問看護のイメージがあると思いますが、病院からの在宅移行支援いわゆる退院支援や、外来で行う療養支援も在宅看護の重要な領域です。
疾患や障害があっても、患者さんやご家族が暮らしたいと思う場所で安心して療養生活が続けられるように、地域のスタッフと連携し、多職種チームで支援しています。病院から在宅へ、医療・看護・介護がつながる支援の仕組みづくりに取り組んでいきたいと考えています。
日本看護協会 精神看護専門看護師
久保 博美
私は精神看護領域を専門としています。身体・精神の疾患をもつ人やそのご家族の、精神的課題への対応について考えていきたいと思っています。また「ケアをする人こそケアされなければよいケアは提供できない」という考えのもと、メンタルヘルスサポートで皆さんの活動応援をさせてほしいと考えています。どうぞ、よろしくお願いします。
日本看護協会 急性・重症患者看護専門看護師
池畠 真由美
突然の事故や病気の発症、慢性疾患の増悪など、緊急度や重症度の高い患者さんに対して専門性の高いケアを提供し、最善の医療が行われるように支援する役割を担っています。過酷な治療を受ける患者さんや心理的危機状態にあるご家族の体験やニーズに寄り添い、キュアとケアのバランスをとりながら、看護の専門性を発揮することを重視しています。また、全人的苦痛の緩和を基盤に、クリティカルな状態を乗り越えた後のQOLの維持・改善を目指して支援することを大切に考えています。
齋坂 美賀子
生命の危機的状態にある患者さんやそのご家族は、疾患にもたらされる身体的苦痛のみならず、心理的・社会的にも苦痛を感じ、自己概念をも揺るがされるような体験をしています。その中で、患者さん自身が力づけられ、本来持つ力を少しずつ取り戻し始めることができるよう、できるケアをスタッフとともに考え、実践していきたいと考えています。
日本看護協会 がん化学療法看護認定看護師
清遠 朋巳
抗がん剤治療を受けられる患者さんやそのご家族が安心し、なおかつ安全に治療が受けられるように専門性の高い看護援助を行っていきます。また病棟全体で質の高い看護ケアが提供できるように化学療法チームの一員としての役割を果たしていきます。
日本看護協会 クリティカルケア認定看護師、看護師特定行為研修修了者
酒井 由夏
救急看護は急な発病やけがなどで来院される全ての患者さん・ご家族に対し、適切な救命技術を提供するのはもちろんのこと、今後の状態を予測しながら、状態の悪化を防ぎ少しでも早く社会復帰できるように、またご家族の方の不安が少しでも軽減できるように支援させていただいています。救急で運ばれる患者さん・ご家族が少しでも安心・安全・円滑に救急医療が受けられるように援助していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
池澤 友朗
生命の危機的状況に直面した患者さんとその家族に対し、高度な看護技術を駆使しサポートを行っていきます。初療室や集中治療室で療養中の患者さんが快適な院内での生活を送っていただくためにはどうしたらよいか、スタッフと共に考えケアを実践していきます。また、院内の急変対応や急変予測のスキル向上に努め、入院中の患者さんやそのご家族が安心して入院生活を送れるよう環境作りを行っていきます。
日本看護協会 感染管理認定看護師
近森 幹子
私たちは、病院に関わる患者さん・ご家族・医療従事者など、すべての人を感染から守るために、現場のスタッフと協力し、感染対策に取り組んでいます。また日々、現場の感染対策の実施状況の確認や、職員への指導・教育を行なうなど、感染対策の質の向上に向けて活動しています。
安松 和美
皮膚・排泄ケア認定看護師は、褥瘡や創傷ケア、ストーマケアや失禁ケアに関する予防的・治療的なスキンケアを専門領域として活動しています。
入院中は疾患に関する治療が優先されスキンケアは後回しになりがちですが、スキンケアは看護の基本であり、すべての患者に必要な特別な技術や道具がなくてもできるケアです。スキントラブル“0”を目指し、より質の高い看護を提供したいと思います。
岩井 千代美
生活習慣病と言われる糖尿病は、患者さんが暮らしている生活そのものが疾患に関わってきます。特定看護師としても患者さんの状態をアセスメントし、高血糖・低血糖の原因を考え、血糖コントロールに向けてのインスリン調整に関わっています。患者さん自身が病状や血糖管理が出来るように糖尿病教育や療養指導も行っています。療養指導では生活背景を理解し、患者さん自身を知ることを大切にしています。患者さんに寄り添い、想いを傾聴し、その人らしい生活が維持出来るよう支援することが役割だと考えています。
久家 由美
心不全看護では、患者さんが生活の中で感じている身体の不調や心不全の現象を、「病気」と「生活」という視点から評価します。どこに心不全の危険が潜んでいるかを明らかにして、支援方法を対象ごとに考えています。心不全の病態や治療の方向性、生活支援、退院支援などを多職種チームで検討しながら、「その人らしく生活を続けられる」ことをお手伝いします。
小松 有希
認知症の方は、自身の感じている不安や混乱、不快感などの困りごとをうまく表現できないことがあります。時にそれは、支援する側にとって支援のしづらさとして感じることがあります。問題を解決するために、まずは「認知症者の視点に立ち」「認知症者の視点」で看ることで何に困っているのかが見えてきます。
認知症看護認定看護師として認知症の方の代弁者となり、多職種と連携しながら認知症の方やケアする側の『困りごと』に目を向け、耳を傾け支援していきます。
德留 裕也
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師は、急性期の重篤化回避や合併症の予防、早期リハビリテーションを多職種と協働しながら実践していきます。また退院後もその人らしい生活が送れるよう、患者さんだけでなく家族にとっても最善となるように回復期、生活期のスタッフとも連携をとりながら継ぎ目のない援助を外来でも行っていきたいと考えています。
日本看護協会 認定看護管理者
森本 志保
活動としては、主に教育に関する仕事をしており、新人研修、2年目~4年目看護師研修、中堅以上の看護師育成、中途採用看護師の支援などを行っています。「育つ力を信じる」事を基本として、経験に応じた支援・活動ができればと思っています。
永野 智恵
認定看護管理者の責務として、「保健・医療・福祉の政策等に関する知識や組織管理に必要な理論、経営的な視点を用いて自身の管理する組織を分析し、サービスの質を向上するための方策を検討し実行する」と言うことが提言されています。
私自身のこれからの活動として、自部署の看護の質向上のみならず組織全体のサービス提供体制や質の向上に少しでも貢献できるよう、視野と分析力を高めて取り組みたいと思います。
齊藤 尚子
地域包括ケアシステムが推し進められていく中で、医療・生活 支援を含む幅広い専門性を有する看護職の役割も拡大しています。認定看護管理者として、自施設の使命を果たすとともに、今まで以上に看護職同士の「看看連携」や多職種を含めた連携で、自施設の看護を地域へと拡げ、地域貢献にもつながる活動を実践していきたいと思っています。
工藤 淑恵
経営的な視点を持ち、看護サービスの向上を図ること、人材の育成や働く環境を整えることなどを通して現場を支援していきたいと考えています。少子高齢化の時代に看護師が日々安心して働き活躍するために、管理者にはより柔軟な発想と行動力が求められます。看護師だけでなく周りの多職種の力も借りて、地域のニーズに応えられるよう取り組んでまいります。
濱口 富代
患者・家族に対して質の高いサービスを提供できるよう、自身が管理する組織の課題を明らかにし、組織内の様々な部署や人に働きかけて、組織全体のサービス提供体制の向上に取り組む必要があると考えます。更に、いかに効率よく良質な看護が提供できるかを管理できる知識を持つことが重要と考えます。様々な資源を活用しながら、幅広い視野を持つことを大切に行動し、組織全体の質は看護の質が要と考え、この役割を考えていきたいと思います。
尾﨑 貴美
多様なヘルスケアニーズを持つ個人、家族及び地域の住民に対して、質の高い組織的看護サービスの提供を目指し、次のような活動をしています。グループ内では各院の機能を理解した病床管理、人事管理、また、看護の視点での他職種を含めた連携・調整、病棟においては身体的、心理的、社会的環境を整え患者様が一番良い療養生活が送れるよう師長と共に支援しています。これからもよりよい看護のTQM(Total Quality Management)を目指してスタッフ皆と一緒に考えていきたいと思います。
日本精神科看護協会 精神科認定看護師
児童から老年期までの、こころの健康に関連したさまざまな困りごと、認知症に関する困りごとなど幅広く対応しています。もともと健康的なこころをお持ちの方も、入院による環境の変化や、病状によって一時的にこころのバランスを崩すことは少なくありませんので、お困りの際には気軽に病棟スタッフまでご相談下さい。医師と多職種からなるチーム(精神科リエゾンチームもしくは認知症ケアチーム)にて対応いたします。
回復期リハビリテーション病棟協会 回復期リハビリテーション看護師
回復期リハビリテーション看護師は、入院患者さんに対して質の高い看護を提供するとともに、患者さんの求める目標(家庭復帰や社会復帰など)に向かってご家族や多職種と協働しながら、チームの一員として連携・マネジメントをしていくことを役割とし活動しています。
リハビリ病院での主な対象者は回復過程にある脳卒中の患者さんです。
オルソリハビリ病院では整形外科疾患の回復過程にある患者さんが対象で、患者さんやご家族が安心して地域で生活ができるように生活の再構築に向 けたケアの提供と関わるスタッフの教育支援や調整を行っています。
寺山 みのり
岡部 美枝
南 和芳
中川 正樹
畠中 麻衣
遠藤 恵
野村 由香
澤田 智恵
2015年に施行された「特定行為に関する看護師の研修制度」に基づき研修を修了した看護師を当院では特定看護師と呼んでいます。特定看護師は資格ではありませんが、研修を修了すると、以前は医師の指示がないと行えなかった難易度の高い診療補助行為(特定行為)を、手順書により、看護師の判断でタイムリーに実施できるようになります。
特定看護師は、それぞれが研修で取得した特定行為を手順書に従って、患者さんが求めている医療ケアをリアルタイムに提供し、スムーズに処置ができる専門性の高い看護師として活動しています。多くの専門職が病棟常駐型の多数精鋭チーム医療を展開している当院では、チーム医療のキーパーソンとしての役割を看護師が担っています。特定看護師は、所属する病棟で看護ロールモデルとして、研修で学んできたことを現場で実践し、他職種と協働し問題解決にむけてのカンファレンスを行っています。また、院内研修の講師となり、現任教育の役割も担っています。そして、特定看護師がチームとなり、RRT (Rapid Response TEAM)活動やエコーガイド下穿刺(静脈留置)などの実践、病棟急変事例の検証を行い、病棟へ振返りとしての勉強会なども行っています。
術中麻酔管理領域パッケージ研修を修了した看護師は、麻酔科専門医の指示の下、麻酔前後の患者評価や説明、全身麻酔中の全身管理などを周術期のチーム医療の中心として他職種と協働し安全な術中麻酔管理を行っています。