理念
- 近森会グループは、患者さんが尊厳ある人生を送ることができるよう、
適切な医療サービスを提供する使命があると考えています。 - 近森会グループは、患者さん中心の医療を、
快適に受けられる場所でなければならないと考えています。 - 近森会グループは、たえず医療水準の向上に努め、
スタッフが誇りと責任をもって働ける職場でなければならないと考えています。
運営方針
- わたしたちは、24時間365日いつでも、
よりよい医療の提供を目指します。 - わたしたちは、急性期からリハビリテーション、
在宅まで一貫した医療を提供しています。 - わたしたちは、患者さんと接するすべてのスタッフが
それぞれの専門性を発揮し、チーム医療を行っています。 - わたしたちは、他の医療機関や施設との連携により、
豊かな地域医療の推進を目指しています。 - わたしたちは、医療人として豊かな人間性を育てると共に、
専門知識の修得や技術の向上に努めています。
理事長あいさつ
前理事長の高い志を受け継ぎ
まずはじめに、前理事長である近森正幸相談役に対して深い感謝の意を表します。40年以上にわたる近森正幸前理事長のビジョンとリーダーシップの下で、地域社会に根付いた信頼される高度医療機関群が築かれてきました。私はこの近森会の理念と運営方針を受け継ぎ、その使命を全うすることをお約束いたします。
地域医療の課題と対応 ~連携を強化~
全国的に急速な人口減少が顕著になってきています。特に高知県では一般急性期病院が半減し、また医師の働き方改革と相まって、各地の2次医療圏にある医療機関の機能が低下し、地域完結型医療が徐々に難しくなってきつつあります。このため急性期患者さんが当院のような3次救急や基幹病院に集中するようになってきました。近森会は3つの病院などからなる組織ですが、これまでも各病院の特徴と強みを生かし、協力体制を維持し、高度な医療の提供に努めてきました。今後は、急性期、回復期、慢性期、介護期にわたって一連のサービスを提供する地域包括ケアシステムにも対応できるよう、地域医療連携推進法人「高知メディカルアライアンス」の機能を高めていく必要があると考えています。
未来への展望と取り組み
1.最先端の医療技術の導入
医療の進歩に合わせて、最新の医療技術を積極的に導入し、患者さんにより効果的で安全な高度医療を提供します。
2.地域との連携強化
地域医療支援病院として、地域の医療機関などとの連携を一層強化し、包括的な医療ケアを提供します。
3.患者さん中心の医療サービス
患者さんの立場に立ち、個々のニーズに合わせた医療サービスを提供します。患者さんとのコミュニケーションを重視し、信頼関係を築きながら、安心できる医療環境を整えます。
4.災害拠点病院
今年の元日に発生した能登半島地震は記憶に新しいところです。高知県のへそとも言うべき高知市の中心部にある医療機関として、また災害拠点病院として、万一の時には県民の生命を守る最大限の努力をします。
医療機関の価値
地域に貢献できてこその医療機関です。その値打ちは以下のような概念で表されると思います。
医療機関の価値=医療レベル×患者数×診療期間
高いレベルの医療を、多くの患者さんに、安定して長期にわたって提供できることが大切であると考えます。また、「幸せな人が幸せな人をつくる」とも言われます。職員の教育や環境を整備し、「自分でも満足がいく医療を提供できた」と幸せを感じてもらえるよう、職員を育てていきたいと思います。本日お預かりした「たすき」を次世代に確実に渡せるまでを使命と考え努力してまいります。引き続き、近森会にご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
入江 博之(いりえ ひろゆき)
- 生年月日
- 1957(昭和32)年11月3日 高知県生まれ
- 現職
- 社会医療法人 近森会 理事長
- 学歴
-
- 1976年
- 土佐高校 卒業
- 1983年
- 岡山大学医学部 卒業
- 1988年
- 岡山大学大学院 修了(医学博士)
- 職歴
-
- 1989年
- 米国オハイオ州クリーブランドクリニック 留学
- 1992年
- 福山市民病院 心臓血管外科
- 1994年
- 岡山大学医学部附属病院 心臓血管外科
- 1996年
- ニュージーランド オークランド大学
グリーンレーン病院 留学 - 2000年
- 近森病院心臓血管外科 部長
- 2017年
- 副院長 兼 近森会理事就任
- 2023年
- 近森会 副理事長就任
- 2024年
- 近森会 理事長就任