高知県における死因第3位は脳血管疾患です*。その中でも7割程度を占める脳梗塞は、10年で約半数が再発するといわれています。 今回行った経皮的卵円孔開存閉鎖術とは、卵円孔開存(PFO)による脳梗塞を発症した患者さんの再発リスクを、1度の手技で半永久的に低減させる最新治療です。当院では4月5日に高知県で初めて実施しました。
循環器内科では、高知県においても、日本の最新医療を当たり前に受けられるようにこれからも取り組んでいきたいと考えています。
本治療について、取材を受けましたので是非ご覧ください。
NHK様 | 2021年4月18日(日)18:45~ |
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高知市の病院 脳梗塞予防に新手術法を導入|NHK 高知県のニュース (近森病院のサイトから離れ、別のサイトに移動します) |
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高知新聞社様 | 2021年4月23日(金) 朝刊 |
*出典:令和元年(2019)⼈⼝動態統計(確定数)参考表 ( 都道府県別順位 )
卵円孔開存(PFO)とは
心臓にある心房中隔に隙間が空いている状態をいい、成人の4人に1人は開存したままの状態ですが、通常は無症状です。しかし、稀に、運動や咳、排便などで静脈圧が高まると、右心房から左心房に血液が直接流れ込み、血栓が卵円孔を通過し脳に達することで、脳梗塞や一過性脳虚血発作の原因になりうると考えられています。