相談役 近森正幸のひとりごと soliloquy

相談役 近森正幸のひとりごと

近森相談役のぶらり旅

[2025年8月25日]ユネスコ 世界文化遺産 佐渡金山

道遊の割戸
道遊の割戸(どうゆうのわりと)
江戸初期の露頭手掘り跡。

9月、新潟港からジェットフォイルでぶらりと佐渡金山に行ってきました。慶長8年(1603年)に徳川幕府の天領として佐渡奉行所が置かれ、金脈を追い求めて掘り進めた坑道は約400km(佐渡~東京間)に達しています。

ちなみに、東西3,000m 、南北600m 、深さ800mに広がる坑道の温度は年間を通して一定ですが何度前後でしょうか?
① 0℃② 5℃③ 10℃④15℃⑤20℃

(答えはここをクリック)

③10℃。 真夏でも長袖の上着を用意した方が安心です。
坑道内で水をくみ上げている様子
水上輪(すいじょうりん)
アルキメデスポンプの原理で地下深くから水を汲み上げ排水していた。
坑道内にある空間の様子
掛樋・風廻し(かけどい・かぜまわし)
水を坑外へ排水する樋と気絶(けたえ ※酸素欠乏)を防ぐため風を送る唐箕(とうみ ※送風機)。
坑道内で水をくみ上げている様子
寄勝場(よせせりば)
採掘した鉱石を細かく砕いて金や銀を選鉱する工場。「ねこ流し」にかけ木綿に付着した金銀を回収する。
鉱脈のなかで砕石する人形
立合(たてあい ※鉱脈のこと)
佐渡金山では石英脈(白立合)の中に金銀が含まれていた。