
近森相談役のぶらり旅
[2025年2月25日] 世界文化遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島
皆さんがあまり知らない日本神話にも登場する全国有数の古社である 宗像大社にぶらりと行ってきました。宗像三女神は大陸との要衝である玄界灘に降臨し、皇室国家の守護神として天照大神の長女、田心姫神は沖ノ島の沖津宮に、次女、湍津姫神は大島の中津宮に、末女、市杵島姫神は九州本土の辺津宮に祀られています。
ちなみに宗像大社神宝館には高さ129cmの羅針儀が展示されていますが、誰が何のために奉納したのでしょうか?
(答えはここをクリック)
1905年5月27日、沖ノ島近海で東郷司令長官率いる日本海軍連合艦隊がバルチック艦隊に歴史的な大勝利をおさめ、宗像三女神が外敵から守った海戦勝利の神恩への感謝から旗艦三笠の羅針儀が奉納されました。

沖ノ島は神職以外の渡島が制限されており、大島の中津宮遥拝所から沖ノ島の沖津宮を遥拝します。

宗像三女神の降臨の地といわれ、沖ノ島と並び最も神聖な場所です。古代の祭祀(さいし)形態である神籬(ひもろぎ)の祭場です。

本殿の屋根に乗る鰹木(かつおぎ) は陰と陽を表し、円形と四角形を3本束ねており、宗像三女神を表しています。


沖ノ島では4世紀~9世紀にかけて大和朝廷による国家祭祀が行われ学術調査で8万点の国宝が発掘され、神宝館に収蔵、展示されています。