相談役 近森正幸のひとりごと soliloquy

相談役 近森正幸のひとりごと

相談役 近森正幸のひとりごと

[2024年5月25日] 赤松先生 本当に長い間ありがとうございました

当院の形成外科は、1984年から大阪医科大学(現 大阪医科薬科大学)当時の田嶋 定夫教授により、形成外科医も全身管理ができるように育てたいということで多くの形成外科医を派遣していただきました。

赤松順部長は2000年に、大学病院や倉敷中央病院形成外科で長年研鑽を積まれた後、43歳で7代目の形成外科部長として来ていただきました。赤松先生以前の部長は、現在の上田 晃一教授を含め2年から4年で交代しておりましたが、先生は愛嬌のある笑顔で職員からも慕われており、高知が気に入ってくださったのか24年にもわたり形成外科の部長として活躍してくださいました。先生のご専門である頭蓋、顎、顔面領域の骨折ばかりでなく、熱傷や褥瘡、虚血による下肢の壊死、耳や指趾、漏斗胸、臍ヘルニア、尿膜管遺残などの先天異常はじめ、広範囲の皮膚、軟部組織の形成外科対応を行ってくれました。

さらには大阪医大の臨床教育教授として13名という多くの後輩の形成外科医を専門医まで育ててくださったばかりでなく、形成外科のご縁を通じて大阪医大からも多くの初期臨床研修医を集めてくださいました。

今年3月17日には、会長として高知市文化プラザかるぽーとにおいて日本褥瘡学会中国四国地方会学術集会を成功裡に開催することができました。

6月15日退職後はご両親のお世話に便利な倉敷に戻られ、好きな写真なども撮りながら、先生のことですから楽しい人生を過ごされることと思います。長い間本当にありがとうございました。

社会医療法人 近森会
相談役 近森 正幸