[2021年11月25日]　近森の栄養サポートの礎を作って下さった吉田科長

社会医療法人 近森会
理事長　近森 正幸　

吉田妃佐科長は、1983年3月に入職され、もう38年になります。最初は父正博がリハビリや透析を行っていた駅前の分院（現 管理棟第二別館）に勤務され、1989年から近森病院へ異動、円満なお人柄で医師や看護師との信頼関係を構築し、さらにはエームサービスへの給食業務の外部委託を近森病院に導入、管理栄養士が臨床栄養に取り組む基礎作りを行ってくれました。

2000年には第二分院（現 総合心療センター）へ異動し、カウンセラーの資格も取得され、現在でもあまり行われていない管理栄養士の精神療法への参画を宮崎先生や明神先生のご指導のもと積極的に行い、2003年には日本初の精神科栄養サポートチームを立ち上げてくれました。現在はオルソリハビリテーション病院でカンファレンスや運営委員会にも積極的に参加し、全人的な栄養サポートを行ってくれています。

仕事に対してもいつも真面目に真摯に取り組み、回りのスタッフの個性や気持ちを汲み取り、みんながやりがいをもって働ける環境づくりに努めてくれました。誰にでも優しく、困った時には親身になって温かい言葉をかけ、励まし、支えてくれました。

退職後も若い栄養士の指導も兼ね、なんとか勤務を続けてもらいたいとお願いしましたが、お母様との最後の人生を一緒に暮らしてあげたいという、本当に吉田さんらしい理由で今回退職となりました。長い間本当にありがとうございました。