職員から理事長への質問!に回答
66/98

岡山大学心臓血管外科の佐野俊二教授のご指導もあり、心臓血管外科用の広い手術室を新設、ICU病棟も整備し、心臓血管外科を開設してくださいました。強力なリーダーシップのもと循環器内科と共にハートセンターを開設、協力して心臓手術症例を増やし、日本有数の心臓血管外科をつくりあげてくれました。本館A棟のハイブリッド手術室やスーパーICUなどの集中治療病棟の増改築といったハード面の整備ばかりでなく、重症病棟と一般病棟の間のスムーズな病棟連携を推進し、重症患者の円滑な受け入れを行っています。ICUのエキスパートナースを養成し、医師業務のカテーテルやドレーンの抜去、点滴のテーパリングなどを委譲し、さらには臨床工学技士の急性期チーム、ACEチームによる人工心肺やIABP、人工呼吸器対応や理学療法士による心臓手術患者の術後2時間での立位、手術翌日の馬蹄形ウォーカーによる午前、午後500m×2回の歩行開始、管理栄養士による手術翌日からの経口摂取、薬剤師による薬剤の配合禁忌や混濁を考えた点滴や注射の代行入力、MSWによる早期の介入などの高度で専門的なチーム医療を育て上げ、優秀な手術成績を上げるとともに、医師の働き方改革のモデルとなるチーム医療を実践し、労働環境を改善、全国から注目される存在になっています。JOB64エキスパートナースの取組み(提供:近森正幸)入江博之現近森病院 副院長 兼 心臓血管外科主任部長(ひろっぱ Vol.168 2000年6月30日発行より)ICUでの集中治療の様子 2021年2月頃(撮影:企画課)Q.43

元のページ  ../index.html#66

このブックを見る