理学療法科

科長 高芝 潤

【はじめに】
 2017年は1病棟15名体制(1ユニット7~8名)を基本とし、理学療法士一人あたりの1日の取得単位18単位を目標とした運営を行った。また各ユニットにつき主任1名の体制をとり、ユニットの運営を行った。

【運営・取り組み】
1.人員
 入院は59名、外来は4名の体制で運営を開始した。しかし、退職者や産休スタッフが出たことで、年末には、入院54名での運営となっている。

2.ユニット体制
 各ユニットに主任1名を配置する体制で、ユニットの管理体制や教育体制の充実を図った。

3.卒後教育
 卒後教育としては運営から理学療法各論など12講座とリハ部としての12講座の卒後研修を実施した。講座の担当者は各科から主任を選出し、教育運営に携わった。また、学会発表については医療安全のスタッフを中心とした転倒対策や安全衛生管理としてスタッフの腰痛発生状況の調査などをおこなった。

4.実績
 新規入院患者のうち、理学療法を実施した患者の疾患内訳では、脳血管疾患が87%と多くを占めている(図1)。「月別延べ入院患者実施単位数」は平均17,660単位で、平成28年と比較し人員減少に伴い単位数の減少を認めた(図2)。また、患者の1人あたりの実施単位数は3.65単位を取得し、患者一人あたりへの関わりは平均1時間以上を維持しており、質の維持には努めることができた。
 外来の「月別延べ外来患者実施単位数」は月によりばらつきがあったが、平均236単位で平成28年と比較し単位数の減少を認めた(図3)。これは、スムーズに介護保険取得者は介護保険サービスへ移行でき、復職など明確な目標を持って外来訓練提供できた成果であると思われる。

【おわりに】
 2017年は、質の向上と管理体制の強化を目標に理学療法科の運営を進めた。また、専門性を持った理学療法士の育成を目標に、教育を進めた。今後もさらに組織的な教育体制の推進と標準的な理学療法の提供が必要と考える。

  • 図1図1
  • 図2図2
  • 図3図3