痛みのクリニック

部長 須賀 太郎

 2017年の延べ外来患者数は、月平均300人程で、新規外来患者数は年間170人でした。
 当科でずっとかかげているテーマは『慢性疼痛の患者さんの鎮痛法をより安全に行なっていくこと』であり、この1年間もその目標は完全に達成できたと思います。痛みの患者さんは70歳以上の高齢者が半数をしめ、また体力のない人や合併症の多い患者さんも多くいます。どんな患者さんにも最良の鎮痛を目標として診察してきましたが、現在行っている安全で低侵襲なブロック・キシロカイン点滴・電気針治療をベースとして行い、月に50人程度の患者さんには、フェンタニル貼布剤や、モルヒネ内服などの麻薬を使用することで、その目標は達成されてきたと考えています。また最近は、NSAIDSが特に高齢者に使用することは危険といわれるようになってきており、NSAIDSを使わず他の鎮痛薬を使うことも心がけています。
 帯状疱疹後神経痛、脳卒中後中枢痛、脊髄損傷後中枢痛、脊椎手術後疼痛(FBSS)、腰部脊柱菅狭窄症、閉塞性動脈硬化症(ASO)、手術後疼痛症候群等々、難治性の痛みの治療を必要とされている限りは、これからも続けていきたいと思っています。