透析外来

部長 近森正昭

2014年9月に集中治療室が稼働し2015年に病床数が増加、高機能病棟の業務量が増加しています。

救急患者の透析が増えており、維持透析患者を減らして入院患者の透析を増やす必要があるため16年から維持透析患者数を減らし入院患者の比率を3割から4割へと増やしました。

維持透析患者は安定していて業務量が少ないのですが、入院患者は季節変動が大きく業務量が多いという特性があります。

緊急透析が増え、病棟への出張透析が増えています。

中山間部の公立病院で医師不足が進み急性期医療の維持が難しくなっており、地域医療のバックアップとして高知県ではヘリポートを10年に50ヶ所、12年に224ヶ所、15年4月では443ヶ所になっています。

透析患者の救急応需は従来、近森病院、日赤、高知医療センターが応需してきましたが、高齢化の進行と重度化で近森病院の応需が増加してきており、14年度末で高知県の透析患者数は2,312名、15年で2,311名、従来の高知市周辺の患者だけではなく高知県全体から急性心筋梗塞、脳梗塞、骨折患者が集まっています。

近森病院の応需体制を整えていく必要が強まってきたのです。

遠方からの応需の増加は地域へ患者を帰すためのコストを増大させますから、結果として近森リハ、オルソを含めた業務量の増加が目立ってきています。

これからの課題は大きいようです。

臨床工学技士数が40名となり、透析室だけではなく集中治療室、一般病棟、手術室での業務増加で業務の標準化、効率化を進めて来ていますが、17年度は手術室での業務改革をおこなう予定です。

■業績

学会発表

学会名 発表日
演題 演者 
   
第14回日本フットケア学会 2月6~7日
「足病変に対するケアを通して行動変容がみられた1症例の振り返り」
  • 川田愛弓
  • 刈谷博幸
  • 西村剛
  • 吉村和修
  • 近森正昭
第42回高知県透析研究会 2月23日
「ETRF使用期間延長の可能性を考える」
  • 角田拓也
  • 岡本歌織
  • 深田和生
  • 吉村和修
  • 近森正昭
第3回サルコペニア・悪液質・消耗性疾患研究会 4月3日
「腎不全の動脈硬化進行を自然免疫Toll様受容体4の活性レベルによって臨床評価」
  • 近森正昭 
第61回日本透析医学会 6月10~12日
「ETRF交換時期を考える」
  • 角田拓也
  • 岡本歌織
  • 深田和生
  • 吉村和修
  • 近森正昭
「体重管理不良の独居・先天性聾唖透析患者の体重管理」
  • 刈谷博幸
  • 西村剛
  • 林瑠衣子
  • 吉村和修
  • 近森正昭
第59回日本腎臓学会 6月17日
「腎機能の低下はエンドトキシン (Et) 活性を上昇させる」
  • 吉村和修
  • 林瑠衣子
  • 近森正昭
第13回臓器不全患者に対する外科・管理研究会 11月19日
「PMX-HDF吸着後のエンドトキシン活性レベル上昇群で示されるTLR-4機能障害」  

■雑誌投稿

冊子  
タイトル 著者 
   
エンドトキシン・自然免疫研究19. 東京: 医学図書出版株式会社, 2016: 57-60  
「腎不全患者の動脈硬化と自然炎症」
  • 近森正昭