臨床工学部 急性期CEチーム

急性期CEチーム主任 和田 英大(記)
技士長 平野 友紀        

【活動状況】

2016年は今まで通り、人工心肺操作・補助循環装置操作・人工呼吸管理・自己血回収操作、心臓血管外科で行われる胸部、および、腹部ステントグラフト治療(胸部22例・腹部9例)、経カテーテル的大動脈弁置換術(TA17例・TF30例)への参加、医療安全の強化を目的としたWatch Room業務(業務集中治療領域で緊急を要する病態変化を迅速に把握し、対応する)、ERでの積極的な心肺蘇生や人工呼吸器を必要とする救急患者の治療サポート、緊急手術への対応も迅速に行いました。
2014年12月に近森病院全面増改築工事が終了し、338床から452床へ増床した結果、救急患者や入院患者の著しい増加により業務量が膨大となり、ERや手術室・心カテ室・集中治療病棟などでは多忙を極めました。しかし、2014年末に開始した当直体制が有効、かつ、効果的に発揮され、急性期領域における臨床工学技士の業務が円滑に即時対応できました。

【業務実積】

1、体外循環・補助循環関連
2016年の体外循環症例数は188件と過去最多の件数でした。その内訳は通常体外循環145件、部分体外循環4件、脳分離体外循環(循環停止)39件、また、OPCAB 2例でした。補助循環は大動脈内バルーンパンピング(IABP)が60件、膜型人工肺体外循環(ECMO)12件と、こちらも過去最多の件数でした。
スタッフ別PUMP件数では、2015年より人工心肺操作を開始した山中技士が、2016年度体外循環認定士に合格、更なる飛躍を期待しています。また、8月より人工心肺操作を開始した宮川技士が、7例の症例数を経験、2017年度体外循環認定士取得に向けて、日々努力を重ねています。その他の技士は年間20~30症例前後と安定した症例数でした。

  • 体外循環症例数(年別)
  • 体外循環症例数(種別)
  • IABP・ECMO症例数(年別)
  • スタッフ別PUMP件数(年間・通算)

2、人工呼吸器関連
2016年の人工呼吸器管理患者数はのべ678人で、内訳は挿管管理が318件、非挿管(マスク型)管理が267件、2015年に新規導入したNHF(ネイザルハイフロー)が93名と大幅に増加しました。
レスピラトリ・ケア・チーム(RCT)の介入率は挿管管理で86.4%、非挿管管理で88.0%、NHF管理で96.7%でした。
*レスピラトリ・ケア・チーム(RCT)・・・集中治療病棟を中心に人工呼吸器の離脱評価・設定検討を行い負担の少ない呼吸管理を行うチーム(現在のメンバーは医師、看護師、理学療法師、管理栄養師、臨床工学技士)。

  • IPPV・NPPV・NHF

 

3、自己血回収装置関連
整形外科手術での使用が2007年より開始され、今年度は218件でした(主な症例は人工骨頭、人工股関節、人工膝関節などの置換術)。また心臓血管外科手術での使用は239件でした。

  • 自己血回収症例数

 

4、ER関連
ERでの主な業務として、呼吸器・循環器疾患などの呼吸不全に対する人工呼吸管理(挿管介助、呼吸器設定の検討)やCT検査・心臓カテーテル検査中の人工呼吸器管理、また、除細動器・患者監視装置のセッティングのほか、心肺停止時には心臓マッサージやバックによる呼吸補助も行いました。

5、チームスタッフ
臨床工学部技士長:平野 (体外循環技術認定士)
急性期CE主任:長尾 (体外循環技術認定士 呼吸療法認定士 透析技術認定士)
急性期CE主任:和田 (体外循環技術認定士 呼吸療法認定士 透析技術認定士)
急性期CE主任:橋本 (体外循環技術認定士 呼吸療法認定士)
廣井 (体外循環技術認定士 呼吸療法認定士)
田邊 (呼吸療法認定士)
山中 (体外循環技術認定士)
細川 (呼吸療法認定士)
宮川 (呼吸療法認定士)
中谷
北川
川田
眞鍋

■セミナー、学会参加

学会名 発表日
演題 演者 
   
第43回 日本集中治療医学会学術集会  2月11-14日
演題発表あり
  • 山中
  • 平野
第14回人工呼吸器セミナー  2月21日
 
  •  和田
第11回3年次教育セミナー(JaSECT) 5月27、28日
 
  •  宮川
  • 長尾
第28回 日本体外循環技術医学会 四国地方会大会  6月25日
演題発表あり
  • 橋本
  • 北川
第32回 日本人工臓器学会教育セミナー  7月16、17日
 
  • 山中
  • 廣井
  • 長尾
第3回 呼吸療法セミナー 12月4日
 
  • 北川
  • 中谷
  • 細川
  • 田邊
  • 橋本
  • 長尾
第6回 中四国臨床工学技士会 12月4日
ワークショップ演題発表あり
  •  平野