画像診断部

技師長 中村伸治

2016年の人事は、2名の増員を予定していましたが、4月に横川 洋子1名を迎え、29名の体制となりました。2014年に入職した3名は、当直ができるようになり、昨年入職した4名は、業務ローテーションに入り、土日祝日の勤務にも就いています。
放射線機器では、回診用X線装置の駆動モーターが故障し交換しました。一般撮影装置では通信用基板の故障があり、交換しました。脳外科と放射線科が主に使用しているIVR-CT装置は故障続きでしたが、集中的な点検をして一応終息したと思います。三次元CTの依頼が多くなり、今までのワークステーションだけでは処理しきれなくなり、富士フィルム社製ビンセント(ワークステーション)を導入しました。これにより三次元立体画像の作成や、多断面画像の作成の時間短縮ができました。RI検査におきましては、ラジウムを使った放射線内用療法が保険適応になり、新しい核種(ラジウム)を使用できるようRI施設の再計算を行い、県、市への届け出を行いました。本館の一般撮影で使用している高電圧装置とフラットパネル検出器の製造が中止になり、故障時の部品供給を懸念していましたが、高額医療機器検討委員会の承認を得て、2017年に新しい高電圧装置とフラットパネル検出器へ交換することになりました。
検査件数は、すべての検査で増加傾向です。(表1)に示すように、検査総件数は昨年より6.0%増加し、106,978件。夜間帯件数(17時から7時まで)は、ほぼ横ばいの11,030件。休日(土日祝日)は3.1%増加の9,231件でした。休日の件数の増加と診療の高度化に伴い、日勤の技師の数を2人から3人に増やしました。(表2)に示す年間の主な検査件数では、ポータブル撮影を含む一般X線撮影件数は69,726件で、前年比6.4%の増加。血管撮影件数は2,962件で、前年比4.3%の増加。CT 検査は、22,548件で、前年比8,9%の増加。MRI検査は7,015件で、前年比0.3%の増加。RI検査は、1,021件で、前年比14,3%の増加でした。(図1)には。2011-2016年の主な検査の外来割合を示しています。一般X線撮影検査64,8%、CT検査69,7%、MRI検査70.8%、RI検査22%で、ほぼ例年なみとなっています。(表3)CT検査でのCTアンギオは1,621件で、前年比38.4%の増加で、多断面画像の作成は2,707件で、前年比17.2%の増加でした。この増加は、ビンセントの導入が大きな要因だと考えます。造影剤の注入タイミングや、スキャン計画が高度化し、時間を取られています。各科の要望に応えられるよう日々努力を積み重ねています。
学会での発表や講習会への参加で研鑽を行っています。業務拡大に伴う診療放射線技師会の統一講習会へも、今年は7名が受講し、医療安全に努めています。

文責:画像診断部 技師長 中村伸治
電話番号:088-822-5231 (内線6410)
e-mail:snakamura@chikamori.com

  • 表1
  • 表2
  • 表3
  • 図1

 

■学会発表

学会名 発表日
演題 演者 
   
平成27年度高知県診療放射線学術大会 2月14日
「180床回復期リハビリテーション病院への機器選定と使用経験」
  • 林 憲司
  • 戸梶瑞季
  • 髙橋宏幸
「頸部~骨盤造影CTAにおける撮影方法とタイミングの検討」
  • 谷脇貴博
  • 田中伸弥
  • 戸梶瑞季
せとうち心臓CT・MRI勉強会 3月12日
「TAVI術前CT弁輪計測における計測者間のバラツキ」
  •  岸田豊和
第32回 日本診療放射線技師学術大会  9月16ー18日
「当院の嚥下造影検査時における線量分布結果に基づく他職種への被ばく説明と配慮」
  • 林 憲司
  • 中村伸治
  • 島崎悟
  • 久保行広
  • 竹内実
  • 門脇圭治
  • 西川恭平
  • 土居大祐
  • 水口柚里
  • 戸梶瑞季
「頸部から骨盤CTAにおける撮影方法」
  • 谷脇貴博
  • 戸梶瑞季
第15回 高知MDCT研究会 11月18日
「TAVI術前CTの弁輪計測」
  • 岸田豊和
  • ■研修会、講習会
研修会、講習会 日時
種別 講師 
   
平成27年度日本診療放射線技師会 フレッシャーズセミナー高知会場  7月24日 
研修:気管支解剖
  • 中村伸治
診療放射線技師基礎技術講習「MRI検査」  7月31日
担当講義:画像評価・性能評価
  • 島崎悟
日本診療放射線技師会 業務拡大に伴う統一講習会  8月13、14日
実習:下部消化管検査と腸内ガスの吸引のためのチューブ挿入
  • 中村伸治
  • 西川恭平