近森病院

内科

内科

浜重 直久 平成28年度の医師の異動は、野島滋(3月)、中間貴弘(9月)、古川大祐(9月)各先生の退職、森本優子(4月から国立精神神経医療センターへ)、梅下仁(9月から名古屋医療センターへ)各先生の出向、上村由樹(2月)、大澤直人(4月)、矢野千春(4月)、田村恵理(4月),矢野慶太郞(4月)、田島萌夢(4月)、猪谷哲司(4月)、末吉裕幸(11月)各先生の着任があり、平成28年末現在49名の陣容となっています。初期研修医として、太田雄飛、大貫慧介、金子昌憲、木田遼太、竹之熊哲也、西田一平、橋田侑樹、平野孝司、溝渕周平、横田真二郎、西村拓哉、竹森大悟の計12人が近森病院での研修を開始し、それぞれ6ヶ月の内科研修をおこなっています。又、高知大学とのたすきがけ2年目の高﨑元樹、および医療センターの宗円幸子、幡多けんみん病院の露口恵理、冨士田崇子がそれぞれ1~3ヶ月の内科研修をおこなっています。 新たに、上村由樹先生が血液内科部長として着任し、またひとつ内科の診療や教育の幅がひろがりました。依光内科クリニック依光聖一先生には、これまで永い間骨髄穿刺や血液カンファレンスでお世話になり、ありがとうございました。ひきつづき、一森俊樹(消化器内科)、北村聡子(循環器内科)、吉村公比古(神経内科)各先生に、外来や検査、治療の応援にきていただき、大いに助けていただいています。呼吸器内科は中間先生の退職により石田先生一人となり、荒川悠先生に加えて長崎大学から鈴木基、伊藤博之、森本浩之輔各先生に応援にきていただくようになりました。高知大学放射線科名誉教授吉田祥二先生には、ひきつづき研修医の講義にきていただき感謝しています。 平成28年度の診療実績は、新入院患者7,218人(13.7%増、平均在院日数13.8日)、外来延べ患者数54,053人(6.5%増)でした(図1と図2参照) 。救急受けいれ件数は6,947件(13.7%増)、おことわり件数は458件(28.0%減)とさらに改善しています。平成28年4月の診療報酬改定で、診療単価、稼働率とも低下し、先行投資もひびいて赤字続きで大変な年になりました。幸い、理事長の檄のもと、救急や外来の積極的な受けいれ、職員旅行中止や出張制限などの緊縮財政で、何とか9月から業績も改善し一安心です。経費節減のいろんな取り組みも、みんなイベントのように楽しんでいる近森の病院風土が救いですが、稼働率の増加、入退院数の増加でスタッフの疲労が蓄積しているのが心配です。 平成29年1月より、近森正康院長、川井和哉、入江博之両副院長の新体制がスタートします。これから医療をとりまく環境はますますきびしくなり、より緻密な経営戦略が求められていることと思いますが、医療は単なる経済活動ではなく、社会的使命感や奉仕精神も大切だと思います。何ができるか(can)ではなく何が本当に必要か(should)を考えるpatient-firstの姿勢を忘れず、これまで以上に患者さんや地域の先生方に信頼される近森病院であってほしいと願っています。 図1 図2 ...
外科

外科

部長 北村 龍彦 2016年の近森病院外科は昨年同様、一般外科、消化器外科、呼吸器外科、乳腺・内分泌外科、形成外科などの症例を担当し、外傷や急性腹症を含むACS(Acute Care Surgery)の対応および癌・良性疾患の待機手術など手術前から周術期、早期退院まで多職種がチームで関わり、悪性疾患の術後フォローや化学療法などもチームで取り組んでいる。 診療体制について振り返ると、外科は八木 健部長、坪井 香保里科長、辻井 茂宏科長、津田 昇一医...

消化器外科

科長 坪井香保里 2016年度の消化器・一般外科における手術件数は549例であった。 2014年度が461例、であり、2015年度が494例であり、年々増加の傾向にある。 胃への手術(53例:悪性42例、良性11例) 胃癌に対する手術がほとんどである。開腹手術32例、腹腔鏡下手術21例。 当院の特徴として基礎疾患を有する高齢者の進行癌が多く、例年同様に緊急・準緊急手術もあった。また、鏡視下手術も少しずつ増え、前年度よりも12例多かった。適応を見極めて今後も症例を積み重ねていきたいと思っている。 大網・小...
脳神経外科

脳神経外科

部長 林悟 2016年は、林、西本、野中、長谷川の4人体制で診療にあたった。 入院患者数は2015年までは減少傾向であったが、2016年は553例に増加した(グラフ 1) 。病院全体の救急搬入が増えたことに加え、脳梗塞患者の増加が主な要因と思われる。入院患者の約半数が脳卒中であり、前年までは脳梗塞の大半は内科でお願いし、脳外科に入院となる脳梗塞患者数が減少していたが、主幹動脈閉塞に対する血管内再開通療法が増加し、その...

透析外来

部長 近森正昭 2014年9月に集中治療室が稼働し2015年に病床数が増加、高機能病棟の業務量が増加しています。 救急患者の透析が増えており、維持透析患者を減らして入院患者の透析を増やす必要があるため16年から維持透析患者数を減らし入院患者の比率を3割から4割へと増やしました。 維持透析患者は安定していて業務量が少ないのですが、入院患者は季節変動が大きく業務量が多いという特性があります。 緊急透析が増え、病棟への出張透析が増えています。 中山間部の公立病院で医師不足が進み急性期医療の維持が難しくなっており、地域医療のバックアップとして高知県ではヘリポートを10年に50ヶ所、12年に224ヶ所、15年4月では443ヶ所になっています。 透析患者の救急応需は従来、近森病院、日赤、高知医療センターが応需してきましたが、高齢化の進行と重度化で近森病院の応需が増加してきており、14年度末で高知県の透析患者数は2,312名、15年で2,311名、従来の高知市周辺の患者だけではなく高知県全体から急性心筋梗塞、脳梗塞、骨折患者が集まっています。 近森病院の応需体制を整えていく必要が強まってきたのです。 遠方からの応需の増加は地域へ患者を帰すためのコストを増大させますから、結果として近森リハ、オルソを含めた業務量の増加が目立ってきています。 これからの課題は大きいようです。 臨床工学技士数が40名となり、透析室だけではなく集中治療室、一般病棟、手術室での業務増加で業務の標準化、効率化を進めて来ていますが、17年度は手術室での業務改革をおこなう予定です。 ■業績 学会発表 論文発表 ■ 学会発表 学会名 発表日 演題 演者      第14回日本フットケア学会 2月6~7日 「足病変に対するケアを通して行動変容がみられた1症例の振り返り」 川田愛弓 刈谷博幸 西村剛 吉村和修 近森正昭 第42回高知県透析研究会 2月23日 「ETRF使用期間延長の可能性を考える」 角田拓也 岡本歌織 深田和生 吉村和修 近森正昭 第3回サルコペニア・悪液質・消耗性疾患研究会 4月3日 「腎不全の動脈硬化進行を自然免疫Toll様受容体4の活性レベルによって臨床評価」 近森正昭  第61回日本透析医学会 6月10~12日 「ETRF交換時期を考える」 角田拓也 岡本歌織 深田和生 吉村和修 近森正昭 「体重管理不良の独居・先天性聾唖透析患者の体重管理」 刈谷博幸 西村剛 林瑠衣子 吉村和修 近森正昭 第59回日本腎臓学会 6月17日 「腎機能の低下はエンドトキシン (Et) 活性を上昇させる」 吉村和修 林瑠衣子 近森正昭 第13回臓器不全患者に対する外科・管理研究会 11月19日 「PMX-HDF吸着後のエンドトキシン活性レベル上昇群で示されるTLR-4機能障害」   ■雑誌投稿 冊子   タイトル 著者      エンドトキシン・自然免疫研究19. 東京: 医学図書出版株式会社, 2016: 57-60   「腎不全患者の動脈硬化と自然炎症」 近森正昭 ...