近森病院

ER救命救急センター

ER救命救急センター

1救命救急センター長  根岸 正敏 救命救急センター指定から 5 年が経ちました 【診療体制】 近森病院救急部門は、2011年5月に高知県から救命救急センターに指定され、5年半が経ちました。救命救急センターの使命として、三次救急といわれる重症患者さんの受...

内科

浜重 直久 平成28年度の医師の異動は、野島滋(3月)、中間貴弘(9月)、古川大祐(9月)各先生の退職、森本優子(4月から国立精神神経医療センターへ)、梅下仁(9月から名古屋医療センターへ)各先生の出向、上村由樹(2月)、大澤直人(4月)、矢野千春(4月)、田村恵理(4月),矢野慶太郞(4月)、田島萌夢(4月)、猪谷哲司(4月)、末吉裕幸(11月)各先生の着任があり、平成28年末現在49名の陣容となっています。初期研修医として、太田雄飛、大貫慧介、金子昌憲、木田遼太、竹之熊哲也、西田一平、橋田侑樹、平野孝司、溝渕周平、横田真二郎、西村拓哉、竹森大悟の計12人が近森病院での研修を開始し、それぞれ6ヶ月の内科研修をおこなっています。又、高知大学とのたすきがけ2年目の高﨑元樹、および医療センターの宗円幸子、幡多けんみん病院の露口恵理、冨士田崇子がそれぞれ1~3ヶ月の内科研修をおこなっています。
循環器内科

循環器内科

主任部長 川井 和哉  循環器科は、浜重直久副院長、深谷眞彦部長、川井和哉主任部長、窪川渉一部長、関秀一部長、山本哲史部長、要致嘉科長、中岡洋子科長、西田幸司科長、今井龍一郎科長、古谷敏昭科長と医員、高知大学からのローテーション、後期研修医を含め19人体制です。4月から矢野千春医師と大澤直人医師(高知大学からのローテーション)が後期研修医として赴任しました。11月からは末吉裕幸医師が循環器救急研修のため大阪府済生会泉尾病院から国内留学として派遣されました。 患者数や病床数の増加、医療の進歩にともない仕事量は年々増加し、非常に多忙な状態が続いています。一般内科も兼務しており、メディカルスタッフに支えられながら頑張っています。献身的・効率的サポートに対し心から感謝し、彼らを誇りに思います。チーム医療の神髄が、ここ近森病院にあります。 急性心筋梗塞は毎年200例前後の入院があり、中四国でも有数の症例数です。2016年には冠動脈造影1801件(うち緊急285件)、冠動脈インターベンション(PCI)591例・692病変でした。2008年から開始した末梢血管インターベンション(EVT)は年々増加し371件でした。その他の診療実績としては、心エコードップラー検査 10,576件、経食道心エコー 427件、運動負荷心電図 2601件、ホルター心電図 782件、心臓RI検査478件、恒久的ペースメーカー植え込み術 113件(新規 92件、交換 21件)でした。急性心筋梗塞症例は 206例で、ST上昇型心筋梗塞に対するdoor to balloon時間は中央値77分と非常に短時間でした。医師だけでなく、ERからカテ室搬入までに関わるすべてのスタッフの総合力であり、誇らしく思います。64列CTによる冠動脈CTは384件、血管CTは4,339件であり、低侵襲に多くの冠動脈や血管情報を得ることができるようになりました。また、appropriate PCIの重要性を認識しており、FFRも145件、アセチルコリン負荷テストも66例に施行しました。 2007年5月から高周波カテーテルアブレーション治療(不整脈治療)を開始しました。2016年は、電気生理学的検査(EPS) 131例、高周波カテーテルアブレーション治療 130例を施行しました。2007年11月からは植え込み型除細動器・両心室ペースメーカー移植術の施行施設に認定され、2016年は11例に施行しました。不整脈グループも頑張っています。 最近は臨床だけでなく、学術的な面での活動も増えてきました。日本の循環器関連学会のみならず、アジア太平洋カテーテル治療学会(韓国)でも発表しました。AsiaPCR(シンガポール)、ESC(ロンドン)、VIVA(ラスベガス)やTCT(ワシントン)など国際学会へも参加しました。忙しい中、学会活動や研究にも力を入れてきた成果であり、若手医師の頑張りと活躍に心から拍手を送りたいと思います。 2014年11月に経カテーテル大動脈弁植え込み術(TAVI)の実施施設となりました。2016年は47例に施行し、通算88例となりました。術後の回復が非常に早く、低侵襲手術のメリットを実感しています。高知県民のために全国の第一線レベルの循環器診療を提供できるよう、これからも取り組んでいきますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。 昨年から四国イメージング研究会の事務局を担当しています。10月に愛媛県立中央病院では初めてのPCIライブデモンストレーションコースを無事に開催することができまし...
神経内科

神経内科

主任部長 山崎 正博 近森病院神経内科は、神経緊急症(neurological emergency)とされる脳卒中、てんかん・痙攣疾患、脳炎などの急性期疾患が24時間受け入れ可能な県下唯一の診療科であり、パーキンソン病、脊髄小脳変性症、認知症など亜急性期から慢性期の神経変性疾患も診療している。複数の神経内科専門医が在籍し、葛目大輔部長、金子恵子、小松奏子の常勤医のほか、森千祥医員(パート 専門医)がスタッフである。2014年4月から森本優子、佐島和晃両医師が後期研修医となり研修を継続している。2016年4月から森本優子医師が国立精神神経医療研究センターNCNP)に1年間の予定で国内留学している。その他、当院のほか他院の初期研修医が当科で1~2ヶ月の短期臨床研修を行った。また東京女子医大からも1週間の学外研修を2名受け入れた。 2016年の神経疾患患者数は院内発症12 名を含めて829 名であり、前年の765名に比べて増加しており多忙な1年であった。疾患別内訳を見ると例年と同様、神経緊急症とされている脳血管障害、中枢神経感染・炎症性疾患、けいれん・てんかんによる入院患者が多かった(表1 )。脳梗塞は325名を占めており、病型別分類ではラクナ梗塞33名、アテローム血栓性脳梗塞151名、塞栓症125名であり、年々塞栓症が増えている。またTIA は49名であった。その他、変性疾患であるパーキンソン病類縁疾患54名、多系統変性症6名、脊髄小脳変性症12名と神経難病患者の紹介入院が増えてきている。 神経疾患の診断に当たっては近年、遺伝子解析や各種抗体検査が有用になっており、他大学や研究施設との連携が重要であり当院も人的ネットワークを拡げて活用している。 学術面では各種学会、研究会、若年医師向けの研修会も含め、県内のみならず中四国地域での症例検討会にも参加している。   <神経疾患診療の展望> 1.脳血管障害 SCU(stroke care unit)の能力アップ 新本館5階でのSCU病棟の運用は脳外科と協力して順調に行われており、稼働率、算定率 は年々改善してきている。超急性期脳梗塞治療のt-PA治療は適応時間延長に伴い症例数 が増加してきている。その他、病棟全体の能力も向上してきており、入院ベッド数が国内病 院の中で多いSCU病棟として呼吸器装着など、より重症の脳卒中患者を早期から受けいれ られるようにスタッフ...
消化器内科

消化器内科

主任部長 榮枝 弘司 2016年消化器内科年報 2016年の内視鏡検査および処置総数は、(表I )のように上部消化管内視鏡3819例、小腸内視鏡10例、大腸内視鏡1833例、逆行性膵胆管造影(ERCP) 654例で、そのうち吐・下血に...
糖尿病内分泌代謝内科 / リウマチ・膠原病内科

糖尿病内分泌代謝内科 / リウマチ・膠原病内科

部長 公文  義雄 当科での診療の役割は当該分野の入院・外来患者の支援であるが、4月以降は野島滋先生が転出されたため、近澤宏明先生と、総合診療科の浅羽宏一先生と3人で担当させて頂いた。前年より一人少ない布陣で、増加している入院ベッド数と外来患者数に対応できたのは偏に多くの先生方とコメディカルを含めたスタッフのサポートによるものである。糖尿病などの生活習慣病は1型糖尿病など血糖コントロールが難しい症例や合併症例を除き各先生方にご加療頂き、希少な内分泌疾患やリウマチ性疾患を当科にお声をおかけ頂いているのが現状である。また、当該科領域の慢性疾患の急性増悪状態をERで拾い上げて頂いており嬉しい限りである。更に、研修医が当科でも研修してくれるようになり、多忙な中でも我々のアクセントとなっている。血糖コントロールにおけるインスリンの有用性や低血糖のリスクについて勉強して頂き、研修医の研修のみならず病院の診療の底上げにも繋がるものと理解している。 糖尿病センター、リウマチ・膠原病センターへの通院延べ人数(図1 )をお示しする。2016年度は当センターに7569人が通院され、2015年の5420人から増加している。うち、かかりつけ医など当院の連携施設から229例の新患患者をご紹介頂き、2015年の167例から増加しており、9割以上がリウマチ・膠原病センターへのご紹介であった。当センターではリウマチケア看護師と糖尿病療養指導士が各1名常在している。病歴や診療に向けての情報収集や治療の説明に時間をかけて頂いており、フットケアにも対応して頂いている。更に、薬剤師、栄養士、PT、ソーシャルワーカーも診療に加わって頂いたお陰で診療に厚みができ、看護師の介入患者数は前年に比べ平均で32%増加している(図2 )。 糖尿病が生活習慣病であることはご存じのとおりであり、患者を特定して経過を見ると季節の変動があることが既に知られている。約2000~3000人の不特定多数の当院通院外来患者のHbA1cデータ(図3 )では、8%以上の不良の頻度と7%未満の良好の頻度は鏡像関係にあり、毎年1~3月の変動見ると糖尿病は食事と運動にまさに直結した生活習慣病であることを実感できる。これで見ると1~3月の血糖コントロールの悪化はある意味止むを得ないところがある。当院での糖尿病治療薬の推移(図4 )をみると、何といってもDPPIV阻害薬の有用性は際立っているが、インスリンも臨床現場では大変重要な治療薬である。近年、インクレチン療法の充実により低血糖患者が減っているかのような話を時に耳にするが、インクレチン療法が始まる前後の9年間の入院を要した低血糖症患者数の変遷(図5 )を見ると、必ずしも減っていないことがわかる。このような低血糖症を減らすには高齢者糖尿病の血糖コントロール目標値において下限値を守り、インスリンやSU剤の使用やその使用量については今まで以上に注意を払うべきである。 外科系病棟では日々搬入される外傷患者に対し、薬剤師を中心にした周術期血糖コントロールチームが介入して活躍してくれている。入院患者の高齢化率は当院では8割を超えており、高齢者の血糖コントロールに於い...
呼吸器内科

呼吸器内科

部長 石田 正之 2016年は10月より、常勤1名、非常勤2名という体制の変更があった。マンパワーは減ったものの、当院の特徴でもある、大内科制のもと、診療の質の低下は最小限で診療を継続できている。この場を借りて、すべての内科の先生方に感謝をいたします。また呼吸器外科の先生方には、気管支鏡検査や内視鏡治療において多大なるバックアップをいただいております、非常に心強いおもいです。 2005年7月に当院に呼吸器内科が誕生して、10年を過ぎた節目でもあった事もあり、日頃のご協力をいただいている皆様に感謝の気持ちを込めて呼吸器内科10周年の式典を行わせていただきました。これからの10年もさらに充実した医療を提供できればと考えております。 実際の診療に関しては、これまで通り呼吸器領域全般(気管支喘息や各種肺炎などの急性期疾患、COPDや間質性肺疾患などの慢性疾患の診療、肺癌など腫瘍性疾患)の診療に取り組んでいます。次代を担う若手への研修体制をはかりながら、診療体制の向上に努めて行くことを考えています。 また引き続き呼吸管理委員会、感染対策委員会、がん化学療法委員会などの委員会活動をとおして科の枠を超えて病院単位での診療の質の向上に努めている。 人工呼吸管理については、詳細は呼吸管理委員会の報告に記載を行っておりますが、適切な陽圧換気および早期離脱を目指して、呼吸管理チーム(RCT)による呼吸器ラウンドを継続している。 内視鏡検査については、気管支鏡検査昨年97件、局所麻酔下胸腔鏡検査を4件施行した。検査の内容としては気管支腔内超音波断層法:Endobronchial Ultrasonography(EBUS)を用いたEBUS-GSによる肺生検(46件)、コンベックス内視鏡を用いた吸引生検(10件)、びまん性肺疾患に対する気管支肺胞洗浄(20件)を施行している。また難治性気胸に対するEWS(4件)を用いた気管支充填術など、気管支インターベンションも積極的に行っている。肺野末梢病変の診断には引き続き気管支ナビゲーションLungPoint® (Broncus社)を併用し、診断率の向上を図り、最近増加している末梢肺野型の肺がん病変に対する診断率は大きさに関係なく約80%と全国的に見ても高い水準を維持しています(表1 )。 本年は高知県では初めて、四国内でも高松市民病院に続いて2施設目の導入となった、重症喘息症例に対する内視鏡治療である、気管支サーモプラスティを行いました。治療は特に大きな問題なく施行でき、経過も順調です。喘息患者さんの治療に一助になれるようにしていきたいと考えています。 また学術的な面においては、長崎大学との共同研究(APSG-J)で行った肺炎の疫学研究の継続研究としてJPAVE studyを行っています。また九州を中心として肺癌の研究グループに参加し、肺癌診療の質の向上を図っていきます。今後も臨床診療を中心に、教育、学術的な発信を継続していきたいと考えています。 表1 内視鏡検査での肺癌の診断率年別推移   図1-2 気管支サーモプラスティ       ■業績 学会発表 論文発表 ■ 学会発表 学会名 発表日 演題 演者 2016年 呼吸器学会総会 「Birt-Hogg-Dubé (BHD)症候群の1家系」 石田正之 中間貴弘 荒川悠 山本彰 「高齢化の著しい高知県の一般市中病院における新規肺癌症例の検討」 中間貴弘 石田正之 中岡 大士 荒川 悠 山本 彰 浜重 直久 2016年 内科学会四国地方会 「繰り返す気胸と多発する肺嚢胞が診断の契機となったBirt-Hogg-Dube(BHD)症候群の1家系」 古後斗冴 石田正之 中間貴弘 山本彰 浜重直久 「市中発症緑膿菌性膿胸の1例」 古後斗冴 石田正之 中間貴弘 山本彰 浜重直久 2016年 呼吸器学会中国四国地方会 「Birt-Hogg-Dubé (BHD)症候群における肺嚢胞の考察 -自然気胸症例との比較-」 石田正之 ...

感染症内科

部長 石田 正之 当科は2015年にスタートした診療科で、2年が経過した。 昨年同様、まだまだ手探りの状況が続いている。実際には、感染症疑われる症例やすでに感染症の診断がなされているが、治療経過が思わしくない難治症例、不明熱症例などの院内コンサルト症例や、渡航関連感染症が疑われる外来症例を中心に診療を展開した。 また感染対策委員会として、ICTチームへの協力を通じて、院内感染対策にも力を注いでいる。 特に感染症診療に必要不可欠な細菌検査技師、薬剤師とは不定期ではあるものの、レクチャーや症例検討を行い、お互いの質の向上に努め、引き続き各種資格の取得のための研鑽を積んでいます。また次世代の若手医師に対して、レクチャーや実際の症例を通して、感染症診療の考え方を教育している。 昨年から引き続き、感染症学会から蚊媒介感染症専門医医療機関ネットワーク活動において、蚊媒介感染症専門医療機関(http://www.kansensho.or.jp/mosquito/medical_list.html)に指定されており、専門的な診療を継続している。 また近年話題になり、増加の一途をたどっている、肺炎に関して、その一番多い原因となっている、肺炎球菌に対してのワクチン接種に関して、積極的に推奨を行っている。成人に使用できる肺炎球菌のワクチンは大きく2つあり、多糖体ワクチンのニューモバックス(PPSV-23)と結合型ワクチンである、プレベナー(PCV-13)があります。当院では両ワクチンを常備しており、希望される方には速やかに接種が行える環境を作っています。2015年はPPSV-23を118例に、PCV-13を104例に接種しました。2016年はPPSV-23を188例、PCV-13を67例に接種しています。治療だけなく、疾病予防にも力を注いでいきたいと考えています。ワクチンに関しては、診療のみならず、実際の予防効果を学術的に立証することも行い、その成果を学術誌に報告することができました。加えて新たなワクチンの作成に向けての国の機関や大学との共同研究も行っています。 また学術的な展開としては、厚労省「成人の侵襲性細菌感染症サーベイランスの構築に関する研究」の研究班に属し、重症感染症の共同研究を行っています。さらに抗生剤の臨床試験(創薬研究)にも参加しています。 このように、今後も臨床診療を中心に、教育、学術的な発信を継続していきたいと考えている。 ■業績 学会発表 論文発表 ■ 学会発表 学会名 発表日 演題 演者 2016年 感染症学会総会 「病棟内で発生した、無莢膜型インフルエンザ菌による上気道炎のアウトブレイク:症例シリーズ研究」 石田正之 鈴木基 白水里奈 常彬 大石和徳 大西真 森本浩之輔 北村龍彦 「当院で経験したShewanella algae感染症の4例の検討」 北岡 真由子 榮枝 弘司 中間 貴弘 石田 正之 「Coryneform bacteriaが起炎菌となった肺炎症例の検討」 石田正之 中間貴弘 森本瞳 荒川悠 2016年 感染症西日本 「Corynebacterium sp. が起炎菌となった肺炎症例の検討」 石田正之 森本瞳 荒川悠 高木理博 森本浩之輔 「電撃的な経過で死亡に至ったHypermucoviscosity(HMV) phenotype Klebsiella pneumoniae による細菌性肺炎の1例」 松浦洋史 中間貴弘 森本瞳 森本徳仁 森本浩之輔 石田正之 「当院における侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)の検討」 吉永詩織 柳井さや佳 森本瞳 荒川悠 中間貴弘 石田正之 「Moraxella catarrhalis による急性感染性電撃性紫斑病(AIPF)の一例」 木田遼太 中間貴弘 荒川悠 石田正之 「糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)患者に認めたStreptococcus agalactiae による両側腸腰筋膿瘍の一例」 古後 斗冴 石田正之 中間貴弘 荒川悠 高木理博 森本浩之輔 ■講演 学会名 発表日 演題 演者 高知県感染症研究会 「過粘稠性株Klebsiella pneumoniaeによる細菌性髄膜炎の一例」 石田正之 高知県病院薬剤師会平成28年10月例会 「感染症診療における薬剤師の関わり -感染症診療の原則を踏まえて-」 石田正之 ■ 論文発表 冊子 タイトル 著者 Lancet Infect Dis. 2017 Jan 23. 「Serotype-specific effectiveness of 23-valent pneumococcal polysaccharide vaccine against pneumococcal pneumonia in adults aged 65 years or older: a multicentre, prospective, test-negative design study.」 Adult Pneumonia Study Group-Japan (APSG-J). Suzuki M Dhoubhadel BG, Ishifuji T Yasunami M Yaegashi M Asoh N Ishida M Hamaguchi S Aoshima M Ariyoshi K Morimoto K ...

総合診療科

部長 杉本和彦 2014年1月から総合診療科を新設し、2015年2月からは浅羽宏一医師を迎え、2人体制となりました。当院では細分化された高度な先進医療を担う一方で、地域の総合病院としての役割も果たしています。各専門診療科は多くの予約再診と紹介患者さんの診療を行っているため、紹介がなく、比較的診療時間のかかる患者さんを中心に、ER外来および総合診療科外来で診察させて頂いています。 近年、高齢化社会を迎え慢性疾患が増加するなど、医療に対するニーズも大きく変化しています。患者さんの抱える健康問題も、必ずしも一つだけのからだの病気とは限らず、いくつもの病気を同時に抱えていたり、心理的・社会的な問題の方が重要だったりする場合も多くなってきています。また、体の不調を自覚したときに、体がだるい、微熱が続くなど、どの臓器が原因なのか患者さん自身にはよくわからない場合も少なくありません。原因が明確でない症状の方や複数の臓器にまたがるような疾患の方、あるいは風邪などのありふれた病気(common disease)の方など、専門性が明らかではなく、どの診療科に受診すればいいのか分からない患者さんも多く来院されています。 総合診療科では、このような患者さんに対応するための、総合診療外来を開設しています。総合診療科では全人的医療を目指し、外来ではできるだけゆっくりお話しを聞き、医学的な問題点、環境面の問題点などを抽出し、一つずつ問題を解決しながら普段の外来ではできないような綿密な問診、身体所見を行っています。診断のついていない症候や健康問題を有する患者さんに対しては、心理・社会的問題を含めた臓器横断的な診療を行い、原因臓器に限定されない包括的な切り口での診療を実践し、的確な診断を行うことに努めています。 また様々な疾患に対して、西洋医学ではカバーできない症状や疾患に対して、漢方医学の理論に基づいた治療を行っているのも、当科の特色のひとつです。種々の疾患を対象としていますが、疾患の種類や程度によっては、現代医学的な治療をお勧めする場合や、 現代医学的な治療を併用する場合があります。 また当科では、総合診療医育成と地域への医師派遣により、地域医療支援を目指しています。全国のへき地・離島の医師は非常に不足しているのが現状です。地域基幹病院においても救急対応能力を有する総合診療医が必要とされており、地域との循環の中で医師を育てながら、病院前から地域に戻るまで、あるいは地域に戻ってからも、急変時などでかかりつけ医を通じてその患者さんと関わり続ける、そんなシステムの構築が目標です。現在は西土佐診療所へ月3日間程度の診療支援を行っております。当院のERでは、「軽症から重症まで、多くの診療領域にまたがる、症状と疾患」が診られます。また内科では、一貫して総合内科医の意義を喚起され実践しており、この体制は、若手医師に救急対応能力を含めた多様な教育を行う事ができ、豊富な経験を積ませる事で、総合診療医の専門性の一つである臨床推論を磨くには最適な環境だと感じています。...

外科

部長 北村 龍彦 2016年の近森病院外科は昨年同様、一般外科、消化器外科、呼吸器外科、乳腺・内分泌外科、形成外科などの症例を担当し、外傷や急性腹症を含むACS(Acute Care Surgery)の対応および癌・良性疾患の待機手術など手術前から周術期、早期退院まで多職種がチームで関わり、悪性疾患の術後フォローや化学療法などもチームで取り組んでいる。 診療体制について振り返ると、外科は八木 健部長、坪井 香保里科長、辻井 茂宏科長、津田 昇一医...

北村龍彦院外活動

講演会 高知県・高知市医師会関連 高知県関連 ■ 講演会 講演会名 役  開催日 演題名     &nb...

消化器外科

科長 坪井香保里 2016年度の消化器・一般外科における手術件数は549例であった。 2014年度が461例、であり、2015年度が494例であり、年々増加の傾向にある。 胃への手術(53例:悪性42例、良性11例) 胃癌に対する手術がほとんどである。開腹手術32例、腹腔鏡下手術21例。 当院の特徴として基礎疾患を有する高齢者の進行癌が多く、例年同様に緊急・準緊急手術もあった。また、鏡視下手術も少しずつ増え、前年度よりも12例多かった。適応を見極めて今後も症例を積み重ねていきたいと思っている。 大網・小...
外来化学療法

外来化学療法

部長 兼 (がん化学療法委員会委員長)  田中洋輔 2016年1月~12月の活動報告 2016年1年間の外来がん化学療法実施件数は 673件で昨年より22件増加していた。 しかし各病棟に入院した抗癌剤治療症例のうちの投薬順序等が複雑なレジメン症例は、点滴センターで施行しており(統計上は入院施行となっている)...

乳腺甲状腺外科

外科部長 田中洋輔 乳腺甲状腺外科 手術症例(2016年1月~12月) 2016年1月~12月の乳腺、甲状腺、副甲状腺領域の外科手術症例は11件であった。その術式内訳は以下の通りである。 〇乳癌(8例) 乳房切除+腋窩リンパ節郭清 2例 乳房切除+腋窩センチネルリンパ節生検 1例 乳房全層円状部分切除+腋窩リンパ節郭清 1例 乳房全層円状部分切除+腋窩センチネルリンパ節生検 1例 乳腺全層円状部分切除 2例 腋窩リンパ節生検(乳癌手術後) 1例 〇乳管内乳頭腫(1例) 乳腺全層円状部分切除 1例 〇甲状腺癌(1例) 甲状腺全摘 1例 〇続発性副甲状...

形成外科

部長 赤松順 2016年度形成外科年報  現況 前年度の引き続き、昨年、大阪医科大学形成外科の後期研修を開始した木村医師が2年目の研修を続行中しました。今年度も、筆者(形成外科専門医・皮膚腫瘍外科指導専門医・創傷外科専門医、中国四国形成外科学会副代表世話人・日本創傷外科学会評議員・日本褥瘡学会評議委員・褥瘡認定士)と杉田科長(形成外科専門医・創傷外科専門医・皮膚腫瘍外科指導専門医)の2人を加え、3人診療体制が維持されました。 年間の新患者数は581名、入院患者数は229名と増加しました。手術件数は、入院手術315例と1割以上増加、外来手術236例とやや減少(図1 )し、引き続き、入院手術の増加が顕著でした。また、麻酔法別内訳は、外来手術では腰麻・伝達麻酔3例、局所麻酔233例で、入院手術では全身麻酔192例と、昨年に続き2割近い増加、腰麻・硬麻・伝麻麻酔33例、局麻手術90例で横ばいでした。形成外科疾患データベースより形成外科専門医認定施設要件の、2012年度以降の症例区分と過去5年間の件数推移を示します(表1 )。 I.外傷(熱傷・凍傷・化学損傷・電撃傷の手術症例、顔面軟部組織損傷、顔面骨折、頭部・頸部・体幹の外傷、上肢の外傷、下肢の外傷、外傷後の組織欠損(2次再建))症例は171例で、昨年より微減。II.先天異常(唇裂・口蓋裂、頭蓋・顎・顔面の先天異常、頸部の先天異常、四肢の先天異常、体幹(その他)の先天異常)、III.腫瘍(良性腫瘍(レーザー治療を除く)、悪性腫瘍、腫瘍の続発症、腫瘍切除後の組織欠損(一次再建)、腫瘍切除後の組織欠損(二次再建))、IV.瘢痕・瘢痕拘縮・ケロイドは変わらず例年並み。V.難治性潰瘍(褥瘡、その他の潰瘍)は、昨年に引き続き増加。高齢化と、当院における循環器内科、透析科、糖尿病科などと連携したCLIカンファなどによるチーム医...
整形外科

整形外科

統括部長 衣笠清人 2016年度は4月から統括衣笠、上田・西井の各部長におよび2011年10月に宮崎から赴任した自治医大卒後16年目の井ノ口科長、岡大からは卒後20年目の三宮科長、2014年4月に尾道市民病院から転入し、やや遅れながらも昨年専門医となった卒後13年目の高田、帝京大学外傷センターからやって来て救急専門医から整形外科医への転身を成し遂げた卒後13年目の中山、当院後期研修医から今や筆頭レジデントとも言うべき立場となった整形外科専門医小田、さらに福山市市民病院から転入して2年目整形外科4年目(卒後9年目)の後期研修医定金、4月に岡山光生病院から転入してきた整形外科専門医田中の総勢10名と久々の後期研修医フレッシュ三人組の芝・川真田・藤原、さらにはオルソリハビリテーション病院の院長として鄭明守先生・診療部長西田一也先生がしっかりと連携・指導してくれておりますので、整形外科グループとしては昨年より増えて15名という新体制で診療を開始いたしました。ちなみに4年間在籍した林は3月末日を以て退職し、広島県の三原市民病院へ移動しました。 スタッフ全員の力を結集してなんとかしのぐ状況は今年度もまた続きました。 そんな中10月には三宮が部長に昇格しました。また本年度もみちなか整形外科クリニックの道中泰典先生が非常勤で木曜日だけは終日ヘルプに来てくれました。スタッフ(の力量?)が不足している中、今年もまた大いに助けていただきました。 2011年5月に当院が高知県で3番目の救命救急センターの指定を受けたことを機に1名を救命センターの所属医としていましたが、4年前3人もの大幅減員となり、これを続けることができなくなりました。ERの根岸部長には誠に申し訳なく思っています。しかし本年度は3名の後期研修医が我が整形外科チームに加わってくれましたので、きっと遠くない将来よりよい体制作りができると信じております。 2011年11月に完成した外来センターでの完全予約制の専門外来は安定してまいりました。また外来センター8階北側の整形外科医局はカンファレンスルームも含め、極めて機能的で大いに役立っています。そして本館病棟解体後、現在の本館A棟となった新館の建築が2014年8月に完成した後6B・C病棟の改装が12月には終了しましたので、本年度も6B・6C・北館3階病棟を主たる病棟として運用いたしました。多いときは100人以上の入院患者をかかえ、昨年と同様ドタバタと落ち着かない1年が過ぎて行ったという感じです。 手術件数は2219件【表1 】 と前年度より少し増加しました。本館A棟の完成後2014年9月に改装終了し全11室となった手術室は3、4、5、11番ルームが当科の専用となっていますが、その他のルームも運用の都合に合わせて用いることができました。当然4列同時手術も可能となっています。 手術の内容に関する特徴としては高齢者の手術が外傷・慢性疾患ともに増加し、多発外傷も高齢者に多く発生する傾向が見られます。慢性疾患では膝・股関節とも人工関節手術が徐々にではありますが、増え続けてきており今年度は合計142例でした。また下腿近位や遠位の骨切り術も増加中で変形治癒矯正骨切りも含めて32例行いました。こちらも来年度にはさらに増加していくことと思います。しかし本来得意とする重症外傷手術が減少しているというのは誠に残念なことですので、救命救急センターの定着により骨盤骨折や多発外傷・四肢開放骨折の症例数が増加することを大いに期待しております。また近年当科では外傷ばかりでなく、足の外科・イリザロフ創外固定・イリザロフ法について理解度を深め、診療レベルを向上させたいとの考えから様々な活動を行ってまいりました。 主催する研究会としては8月27日(土)に「第4回四国足の外科研究会」をゲストに東京から聖マリアンナ医科大学整形外科教授仁木久照先生をお招きして開催し、 2017年1月28日(土)に「第4回黒潮イリザロフ法セミナー」を福島県立医科大学外傷学講座教授・総合南東北病院外傷再建センター副センター長寺本司先生、福島県立医科大学外傷学講座准教授・総合南東北病院外傷再建センター竹中信之先生、秋田大学整形外科助教野坂光司先生を招聘し開催しました。 また3月25日(土)には「第6回黒潮整形外傷カンファレンス」をやはり管理棟3階大会議室にて行います。今回も全国的に著明なドクターに大勢参加していただき、昨年の第5回よりもさらに盛会になることを期待しております。すべての研究会においてご参加いただいた先生方に感謝するとともに新年度以後もさらに活発に展開していきたいと思っております。 また、昨年度初めて初期臨床研修医に対するアプローチとして11月21日(土)に「高知救急外傷処置・手術ジュニアレジデントワークショップ」を開催しました。滅菌豚足を用いたウェットラボですが、概ね好評だったので、本年度は10月29日(土)に第2回を行ないました。こちらも続けて企画して行こうと思います。学会発表は41題、論文12編、学術講演6題を行いました。昨年度より全体にかなり活発になってきました。こちらも関心分野をさらに広げたり、外部からの仕事を可能な限り引き受けることで積極的に行っていくつもりです。AOTrauma Fellowship Host Centerには2016年3月にインドからのベテランAO fellowが6週の短期研修にいらっしゃいました。2017年1月にはポーランドから4週の、3月にはブルガリアからやはり4週の、8月には台湾から6週の予定で研修に来られます。毎年海外から研修に来ていただけるのはスタッフ全員の刺激にもなり、誠に喜ばしいことであります。最後に昨年度末には中山が整形外科専門医試験を受け合格しました。今後彼には救急専門医・整形外科専門医として新専門医制度における両科の指導医としてバリバリ活動してもらう予定でした。諸般の事情で3月末で退職することになったのは誠に残念なことであります。ともあれ、病院も新体制となり新年度も整形外科診療はますます忙しくなることが予想されます。関係各位の変わらぬご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。 表1                 ■ 学会発表 学会名 発表日 演題 演者      第99回高知整形外科集談会  2月6日 「脛骨高原骨折に対するcombined approach」 上田英輝 衣笠清人 西田一也 西井幸信 三宮将典 井ノ口崇 「Hansson Pinloc Systemを用いた大腿骨頚部骨折の治療経験」  井ノ口崇 衣笠清人 上田英輝 西井幸信 三宮将典 第28回日本肘関節学会  2月11、12、13日 ...

脳神経外科

部長 林悟 2016年は、林、西本、野中、長谷川の4人体制で診療にあたった。 入院患者数は2015年までは減少傾向であったが、2016年は553例に増加した(グラフ 1) 。病院全体の救急搬入が増えたことに加え、脳梗塞患者の増加が主な要因と思われる。入院患者の約半数が脳卒中であり、前年までは脳梗塞の大半は内科でお願いし、脳外科に入院となる脳梗塞患者数が減少していたが、主幹動脈閉塞に対する血管内再開通療法が増加し、その...

CAPD室

主任 後藤 玲子 2016年度のCAPD導入患者数0名 転入1名 転出0名 死亡2名(在宅での死亡者0名)で 12月末のCAPD患者数は5名でした。 導入患者はなしで 転入が1名 アメリカで導入7年目で、老後は生まれ育った高知で余生を過ごしたいと夫婦で帰高 糖尿病性腎不全でADLは自立の患者さんでした。 入院が 5件で 導入0件、CAPD腹膜炎1件、ターミナル2件 退院CAPD患者の合併症対応 PCI治療 1件  バルトレックス服用で薬剤性脳症のため1ヶ月入院で腹膜癒着予防のため腹腔洗浄対応しました。 CAPD腹膜炎3件で、通院加療が1件、入院加療2件 生食洗浄0件、カテーテル入れ替え術0件 難治性に移行ので 血液透析移行が0件でした。 心不全COPDで在宅酸素療法利用者は1件でした。 導入患者の退院前 退院時の環境調整、生活状況確認、指導のための訪問が2件 緊急時訪問 5件(時間外対応 2件)、 時間外対応は 入院患者さんのバック交換対応と外来患者の腹膜炎治療で時間外対応が多かったようです。 スキンケア同様 口腔ケアも 全身状態の管理の基本の一つと考え、口腔内ケア依頼件数が22件。治療を必要としたケース2件と 食べやすくなったり、食欲の改善、 肺炎予防の効果に繋がったと思います。 心不全患者の廃用萎縮の予防目的のデイケアをおこなったのは 2名でした。 CAPD専門外来は導入から入院、在宅療養までプライマリーナーシングの関わりをしており、病棟との移動の労作経済 患者様の満足度、ケアプランの達成度、効率性など、専門外来としての確立を目指しています。病棟との役割分担 ケアプランなど密に連携することができ、これからもチーム医療の中で患者様にとって「切れ目のないケアー」を目標に今後も継続していきたいと思います。 当外来では透析患者さんの足を守るために、日常的に炭酸泉を用いた足浴とスキンケア、爪切り等の介助と、自宅でのケア指導を行ってきた。 2015年からスタートした 下肢 足病変の予防対策としてスキンケア介入で 2016年から、糖尿病合併症管理料算定が可能になり 糖尿病センターが窓口になり 透析外来下元に依頼あり、入院患者さんのフットケアー回数が月2~4件あり 年間に40件あり、ケア内容は 巻き爪12件 爪の肥厚 変形が29件 爪白癬が4件でした。 糖尿病センター 透析室、含めてフットケアーチームが今年度のMVPをいただきました。ありがとうございました。 今後は患者さん、病棟看護師に患者さんの足に対する目を向けてもらえるように、また足病変のリスク管理をしてもらえるように働きかけていけるようになれば良いなと思っています。  ...
泌尿器科

泌尿器科

主任部長 谷村正信 1 年の歩み 2016年は、4月以降は香西科長が非常勤となり、常勤は浜口卓也科長と2人の体制で外来・入院・手術を担当いたしました。そんな中で、高知大学より山本(信九郎)先生と葺石先生に、水曜日と金曜日の手術応援に来て頂き、なんとか1年を乗り切ることが出来ました。また本年は、前期研修の選択科として、2年目の三崎(現小笠原)真沙美先生と松浦洋史先生、1年目の竹森大悟先生と橋田侑樹先生に選択していただき、大活躍してもらいました。他病院より紹介の手術適応の重症患者の増加も著明で、手術総数(生検含む)は374件、麻酔科管理手術数も189件と昨年より若干減少し、マンパワーの限界の状態です。今年は高知大学より葺石陽亮先生が赴任してくれる予定ですので、手術件数の増加・手術内容の充実を図って参ります。 昨年来騒がれていました新専門医制度が、いよいよ本年度スタートすることとなりました。われわれ泌尿器科医は、外科医の一員として、その技術を若手の先生方へ指導・伝授することも使命の一つであります。高知県では、高知県内の病院全体で泌尿器科研修医を育てるオール高知研修を組むこととなりました。それぞれの病院の得意部門を主に研修を受けてもらうこととなり、近森病院としては、尿路結石や尿路感染症に対しての、初期対応としての救急医療および根治目的の手術治療などを中心に研修を進めて行く予定です。今後も高知大学と連携を取りながら、泌尿器科オール高知県研修の近森部門として、高知県民にとって必要な泌尿器科作りに更に励んで参ります。 忙しい診療の合間にも、後掲する臨床研究、学会報告、また院内外のコメディカルスタッフや研修医の教育も行っております。また小生は高知県透析医会の会長をしており、昨年2月に第4回高知県透析研究会を開催し、無事に終了することができました。これは、裏方で頑張って頂いた中村秘書や会場スタッフとしてお手伝い頂いた秘書課含めた近森病院の職員の皆様のお蔭です。この場を借りて御礼申し上げます(本年も第43回高知県透析研究会を主催し、無事終了しております)。 外来部門は、森美香看護部主任、吉田ひとみ・西岡真紀・坂本真由美看護師の4人で、忙しい日常業務をこなしています。一日40~80人前後の外来患者さんの検査・処置が並列する業務を、少ないスタッフで大きなトラブルもなく、何とかこなしてこられたのは、彼女たちに加え、日浦利恵看護師長はじめ外来センター内の他部署よりの応援と、金澤京子クラークのお蔭と日々感謝しています。 病棟部門は、新本館8A病棟を使用しております。現在は外科・透析科との混合病棟形式で使用しています。今年もやはり予定入院に加え、緊急入院も重なり、泌尿器科単独で一日入院数5名を数える日もあるなど、病棟スタッフ・地域連携室には大変ご迷惑をおかけしました。泌尿器科入院患者数は10名前後で推移することが多く、ほとんどが手術前後の患者さんで、回転率が高いのに加え(平均在院日数10日弱)、高齢者が多く、認知機能の低下した患者さんも多く、病態の多岐・複雑さは院内随一の病棟と思います。しかし、大きな事故もなく何とか1年乗り切ることが出来たのは山下看護師長を始め看護師やコメディカルの方々のおかげです。またMSWさんには、緊急入院や転院調整など、大変お世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。   機器の更新・導入 2008年の超音波検査装置の更新、軟性膀胱ファイバー導入に始まり、外来・手術室等で使用する医療機器を最新の機器へと更新、また新規導入を断続的に行いほぼ全ての機器の更新が終了しました。 今後は、2008年導入した超音波診断装置の更新や、手術室で使用するヘッドマウントディスプレイの導入などを検討しております。   泌尿器科行事 通常の泌尿器科の診察業務や院外での発表に加え、コメディカル・パラメディカルとの親睦を図るため、以前は春秋にバーベキュー大会を開いていましたが、春明の天候不が続き、昨今はビアガーデン・ビアホールを使用しています。また他院のDrとの親睦のために泌尿器科ゴルフ大会も開いていますが、最近は出席Drが減っており、存続の危機となっています。ゴルフ好きのDrの赴任を期待しております。     手術 2015年の総手術件数は、374件(ESWL108件、前立腺生検36件含む)と昨年よりやや減少いたしました。主要な手術数の大幅な減少は無く、常勤医2人ではマンパワーの限界と考えております。 ...

透析外来

部長 近森正昭 2014年9月に集中治療室が稼働し2015年に病床数が増加、高機能病棟の業務量が増加しています。 救急患者の透析が増えており、維持透析患者を減らして入院患者の透析を増やす必要があるため16年から維持透析患者数を減らし入院患者の比率を3割から4割へと増やしました。 維持透析患者は安定していて業務量が少ないのですが、入院患者は季節変動が大きく業務量が多いという特性があります。 緊急透析が増え、病棟への出張透析が増えています。 中山間部の公立病院で医師不足が進み急性期医療の維持が難しくなっており、地域医療のバックアップとして高知県ではヘリポートを10年に50ヶ所、12年に224ヶ所、15年4月では443ヶ所になっています。 透析患者の救急応需は従来、近森病院、日赤、高知医療センターが応需してきましたが、高齢化の進行と重度化で近森病院の応需が増加してきており、14年度末で高知県の透析患者数は2,312名、15年で2,311名、従来の高知市周辺の患者だけではなく高知県全体から急性心筋梗塞、脳梗塞、骨折患者が集まっています。 近森病院の応需体制を整えていく必要が強まってきたのです。 遠方からの応需の増加は地域へ患者を帰すためのコストを増大させますから、結果として近森リハ、オルソを含めた業務量の増加が目立ってきています。 これからの課題は大きいようです。 臨床工学技士数が40名となり、透析室だけではなく集中治療室、一般病棟、手術室での業務増加で業務の標準化、効率化を進めて来ていますが、17年度は手術室での業務改革をおこなう予定です。 ■業績 学会発表 論文発表 ■ 学会発表 学会名 発表日 演題 演者      第14回日本フットケア学会 2月6~7日 「足病変に対するケアを通して行動変容がみられた1症例の振り返り」 川田愛弓 刈谷博幸 西村剛 吉村和修 近森正昭 第42回高知県透析研究会 2月23日 「ETRF使用期間延長の可能性を考える」 角田拓也 岡本歌織 深田和生 吉村和修 近森正昭 第3回サルコペニア・悪液質・消耗性疾患研究会 4月3日 「腎不全の動脈硬化進行を自然免疫Toll様受容体4の活性レベルによって臨床評価」 近森正昭  第61回日本透析医学会 6月10~12日 「ETRF交換時期を考える」 角田拓也 岡本歌織 深田和生 吉村和修 近森正昭 「体重管理不良の独居・先天性聾唖透析患者の体重管理」 刈谷博幸 西村剛 林瑠衣子 吉村和修 近森正昭 第59回日本腎臓学会 6月17日 「腎機能の低下はエンドトキシン (Et) 活性を上昇させる」 吉村和修 林瑠衣子 近森正昭 第13回臓器不全患者に対する外科・管理研究会 11月19日 「PMX-HDF吸着後のエンドトキシン活性レベル上昇群で示されるTLR-4機能障害」   ■雑誌投稿 冊子   タイトル 著者      エンドトキシン・自然免疫研究19. 東京: 医学図書出版株式会社, 2016: 57-60   「腎不全患者の動脈硬化と自然炎症」 近森正昭 ...
心臓血管外科

心臓血管外科

文責 佐野俊和/ 承認 入江博之 ■2016年のまとめ 2010年から取りかかっていた5カ年計画での近森病院改修工事が終了し、新リハビリテーション病院の新築、さらにオルソリハビリ病院の引っ越しと看護学校の開校など近森病院では多くの変革がなされてきております。近森病院の急性期病床も338床から452床へと増床し、中四国でも有数の病院となったとともに、今まで受けいれることができなかった多くの患者さんを受け入れる体制が整ってきました。 当科では2014年12月よりTAVI(経カテーテル的大動脈弁置換術)を行っており、病床数増加と相まって年々手術件数も増加の一途を辿っています。2016年の年間手術症例総数は、498例と過去最高であり、この2年間で150例以上も手術件数が増えたこととなりました。そのうち、開心術は209例、胸部大動脈手術は45例、腹部大動脈手術は46例で、心臓・大動脈手術が総計で300例と、どの分野でも手術件数の増加を認めました(グラフ1) 。 TAVIは2002年にヨーロッパで開始され、2013年10月より日本でも保険治療が可能となりました。TAVIというのは人工心肺を用いない大動脈弁のカテーテル治療であり、高齢化が進み、高侵襲を伴う従来の外科的大動脈弁置換術に耐えられない患者さんへの、低侵襲での治療を可能にしました。当院では2014年12月にTAVIを行って以降、今まで手術が受けることができなかった多くの患者さんを治療することができ、年々TAVI手術も件数も「増えております。現在では完全独立施設に認可され、国内でも有数のTAVI施設となり、まさに近森病院が提唱する診療科の垣根を超えたチーム医療を体現することができ、一致団結して診療に取り組んでおります(写真1) 。ご紹介いただいた先生方には改めて御礼申し上げるとともに、今後もみなさまに安心して治療を受けていただけるよう、全力を尽くしていく所存であります。 心臓手術は、高侵襲を伴う手術が多く、術後早期リハビリテーションを行うことの有用性は多くの論文で報告されています。運動耐容能の改善・術後合併症の予防・譫妄の予防・QOL(生活の質)の改善・再入院率の減少または予後の改善など、その有用性は多岐にわたります。当科でも開設後より早期リハビリテーションに力を入れており、医師・看護師・理学療法士を中心に各診療科で連携を取りながら一人一人の患者さんに即した早期リハビリテーションを行っています。代表的な心臓手術である冠動脈バイパス術(CABG)術後の手術室抜管は、緊急手術を除くとon-pump及びoff-pump症例で95%、100%となっております(グラフ2) 。手術の翌日に食事ができた患者さんはon-pump及びoff-pump症例で同様に95%、100%で...

麻酔科

部長 楠目祥雄 2016年麻酔科年報 活動状況 2016年、秋に人事異動がありました。即ち、10月に河野 宏之先生が千葉県の亀田総合病院へ転出し、代わりに香川県立中央病院から池田 智子先生が入職しました。河野先生は2014年9月に入職以来、麻酔科診療の各方面に...
放射線科

放射線科

放射線科部長 兼 画像診断部部長 宮崎延裕 2016年は、多忙を極めた1年でした。 CTは22000件以上と昨年より大幅に増加(図1 )、MRIはついに7000件を超えました(図2 )。患者数増加(特に夏以降)を反映するものです。本館CTは入院・ERの検査の大半に対応しているため、グループ全体の6割以上の件数となっています。MRI...
病理診断科 および 臨床検査部・病理部門

病理診断科 および 臨床検査部・病理部門

部長 円山英昭 病理診断科 および 臨床検査部・病理部門   I.職員構成 平成28年4月から臨床検査技師 宮内保奈実、岩崎麗子の2名が新規採用され、病理組織標本作成業務に加わった ■病理医2名(常勤 1名、非常勤 1名) 常勤  円山英昭(病理専門医および病理専門医研修指導医 0424) 非常勤 戸井 慎(高知大学医学部病理学教室 兼 付属病院病理診断科講師. 毎週金曜日 8:30~12:00、病理専門医02534、細胞診指導医2657) 臨床検査技師 9名 副技師長.橘 知佐(細胞検査士 6880) 島崎真由、今本隼香(細胞検査士 8630)、北野唯(細胞検査...
臨床栄養部

臨床栄養部

科長 内山里美 2016年の臨床栄養部は、3月に2名が退職し、4月には産休代用を含め4名の職員を迎え、合計25名でスタートしました。4~7月にかけて3名が産休に、6月に産休代用で1名が加わり、入れ替わり後の8月には23名となりました。 また、11月で科長の佐藤亮介が退職し代わって私が科長となり、2016年12月現在では産育休者を除き22名体制となります。本年もスタッフの入れ替わりが多かったですが、1病棟1名、ICU・救命救急・HCU病棟では1.5名の病棟常駐体制で、必要な患者さんすべてに必要な栄養サポートを提供するということを目標に質の高い栄養サポートの提供に努めました。 Nutrition Support Teamは例年の活動を維持し、入院患者数の増加とともに、介入症例も増加(図1)、食事提供数も増加しています(図2)。絶食率は11.2%とやや増加傾向ですが無駄な絶食管理をなくすというアプローチは本年も積極的に取り組んでまいりました。 「全国のベットサイドに栄養サポートの芽が息吹くように…」と、次の世代を担う他院所属の管理栄養士を対象として、2012年より開始した「近森病院NST研修」は、2016年は2名の修了者を輩出しております。 その他の研修者は38名(内訳:管理栄養士8名、学生23、その他7名)、見学者は32名(内訳:管理栄養士14名、学生4名、その他14名)でした。 栄養委員会も月1回の開催を継続し、当該月の栄養サポートの実施状況を報告し現状の問題に対しての改善に努めました。 フードサービス面では、aimサービススタッフと共に、給食の質向上に努めました。また2006年より開始した辰巳芳子さんの「いのちのスープ」プロジェクトは活動開始10年の節目を迎え、2016年も年3回患者さんのもとに届けることができました。その他にも、年行事や季...
薬剤部

薬剤部

部長 筒井由佳 2016年、薬剤部は薬剤師23名、テクニカルスタッフ8名体制でスタートしました。1年を通し薬剤師の採用7名、退職2名、オルソリハビリテーション病院への出向1名、テクニカルスタッフ2名の退職がありました。2016年12月時点で薬剤師27名、テクニカルスタッフ6名の体制となっています。 業務実績として、内服処方箋枚数(表1・図1 )、注射箋枚数(表2・図2 )、注射剤無菌調整件数(図3 )、錠剤鑑別数(図4 )、薬剤管理指導件数(図5 )、VCM・TEIC・ABK投与患者数とTDM実施率(図6 )を示します。増床、入退院数増加の影響により、内服入院処方箋枚数は前年より14%増、注射箋枚数は12%増となっています。錠剤鑑別数も同様に増加しており1年間で11,404件、96,451剤、1日平均31件、264剤の鑑別に対応しており、薬剤部の負担も年々増しています。調剤、鑑別数が1年を通して増加しており、忙しい1年であったといえます。薬剤管理指導は2016年4月の診療報酬の改定で薬剤管理指導料の「1」(集...
画像診断部

画像診断部

技師長 中村伸治 2016年の人事は、2名の増員を予定していましたが、4月に横川 洋子1名を迎え、29名の体制となりました。2014年に入職した3名は、当直ができるようになり、昨年入職した4名は、業務ローテーションに入り、土日祝日の勤務にも就いています。 放射線機器では、回診用X線装置の駆動モーターが故障し交換しました。一般撮影装置では通信用基板の故障があり、交換しました。脳外科と放射線科が主に使用しているIVR-CT装置は故障続きでしたが、集中的な点検をして一応終息したと思います。三次元CTの依頼が多くなり、今までのワークステーションだけでは処理しきれなくなり、富士フィルム社製ビンセント(ワークステーション)を導入しました。これにより三次元立体画像の作成や、多断面画像の作成の時間短縮ができました。RI検査におきましては、ラジウムを使った放射線内用療法が保険適応になり、新しい核種(ラジウム)を使用できるようRI施設の再計算を行い、県、市への届け出を行いました。本館の一般撮影で使用している高電圧装置とフラットパネル検出器の製造が中止になり、故障時の部品供給を懸念していましたが、高額医療機器検討委員会の承認を得て、2017年に新しい高電圧装置とフラットパネル検出器へ交換することになりました。 検査件数は、すべての検査で増加傾向です。(表1 )に示すように、検査総件数は昨年より6.0%増加し、106,978件。夜間帯件数(17時から7時まで)は、ほぼ横ばいの11,030件。休日(土日祝日)は3.1%増加の9,231件でした。休日の件数の増加と診療の高度化に伴い、日勤の技師の数を2人から3人に増やしました。(表2 )に示す年間の主な検査件数では、ポータブル撮影を含む一般X線撮影件数は69,726件で、前年比6.4%の増加。血管撮影件数は2,962件で、前年比4.3%の増加。CT 検査は、22,548件で、前年比8,9%の増加。MRI検査は7,015件で、前年比0.3%の増加。RI検査は、1,021件で、前年比14,3%の増加でした。(図1 )には。2011-2016年の主な検査の外来割合を示しています。一般X線撮影検査64,8%、CT検査69,7%、MRI検査70.8%、RI検査22%で、ほぼ例年なみとなっています。(表3 )CT検査でのCTアンギオは1,621件で、前年比38.4%の増加で、多断面画像の作成は2,707件で、前年比17.2%の増加でした。この増加は、ビンセントの導入が大きな要因だと考えます。造影剤の注入タイミングや、スキャン計画が高度化し、時間を取られています。各科の要望に応えられるよう日々努力を積み重ねています。 学会での発表や講習会への参加で研鑽を行っています。業務拡大に伴う診療放射線技師会の統一講習会へも、今年は7名が受講し、医療安全に努めています。 文責:画像診断部 技師長 中村伸治 電話番号:088-822-5231 (内線6410) e-mail:snakamura@chikamori.com 表1 表2 表3 図1   ■学会発表 学会名 発表日 演題 演者      平成27年度高知県診療放射線学術大会 2月14日 「180床回復期リハビリテーション病院への機器選定と使用経験」 林 憲司 戸梶瑞季 髙橋宏幸 「頸部~骨盤造影CTAにおける撮影方法とタイミングの検討」 谷脇貴博 田中伸弥 戸梶瑞季 せとうち心臓CT・MRI勉強会 3月12日 「TAVI術前CT弁輪計測に...
臨床検査部

臨床検査部

技師長 今村初子 【概括】 2016年度は4月に病院経営改革が実施され、検査部も運営体制を見直し人員効率を図るために、11月から夜間、休日体制は当直3名体制(内視鏡・心臓カテーテル・輸血)から当直2名と宅直体制に変更した。 認定資格では認定心電検査技師2名、超音波検査士3名(循環器1名、消化器1名、血管1名)心血管インターベンション技師2名、認定病理検査技師1名、消化器内視鏡技師2名を取得した。 【人事】 4月から臨床検査部部長に循環器内科部長の窪川渉一先生が就任し、副技師長に近澤香奈、橘知佐、主任に池内梨沙(生理)、森本瞳(検体)、主任心得に筒井昌代、近藤昇子、山本綾、吉永詩織が昇格した。病院検査部の新規採用は6名、退職は3名となった。 【2016年の取り組みとその成果】  検査業務の実績 : 昨年度の実績件数と比較すると、生理検査3.4%、輸血検査16.8%、 細菌検査9.9%、病理検査34.9%、ブランチラボ5.3%と前年度を上回る件数となった。 1、生理 (資料1) 4月から外来心臓リハビリテーション訓練室が開設され、新たに心肺運動負荷試験が検査に加わった。外来患者さんの採血・心電図は朝8時から、心エコー検査は8時30分から開始であったが、待ち時間を短縮するため11月から...
臨床工学部 (総括)

臨床工学部 (総括)

部長代理 兼 透析室長 兼 技士長 深田和生    2016年4月に2名の臨床工学技士を補充し、血液浄化チームに1名、CSチームに1名を配属、総勢40名となりました。現在、専門性の高いチーム編成をしていますが、今後は連携が必要なチーム同士を合体させ作業効率を向上させたいと考えています。目標は労働生産性の向上です。 組織図 スタッフ写真 ■学会発表 学会名 発表日 演題 演者      第42回高知透析研究会(高知)  2月21日 「ETRF使用期間延長の可能性を考える」 門田 拓也 岡本 歌織 深田 和生 (以上、臨床工学技士) 吉村 和修 近森 正昭 (以上、医師) 第61回日本透析医学会学術集会(大阪) 6月1...
臨床工学部 血液浄化チーム

臨床工学部 血液浄化チーム

血液浄化チーム(透析室) 主任 : 藤本のぞみ、岡本歌織 血液浄化療法総回数は外来・入院共に昨年より増加し、全体で718回の増加となりました。内訳は外来264回増、入院454回増と入院患者が増加数の6割以上を占めていました。毎年増加している集中病棟への出張透析も、540回とさらに増加していました。(表①)集中病棟では、人工呼吸器や補助循環が装着されている患者の血液浄化を行うことが多く、マンツーマンでの治療となるため、知識・技術ともに求められます。 表1 血液浄化療法総回数     血液浄化療法別の回数は、アフェレーシスが213回で昨年の2倍以上に増加しました。なかでもエンドトキシン吸着(PMX)と腹水濃縮再静注法(KM-CART)は毎月症例がありました。アフェレーシス治療を行った患者73名の内、死亡したのは10名で、そのうち8名がPMX症例でした。敗血症性ショックや多臓器不全といった重症患者の救命の難しさが表れています。 表2 血液浄化療法別回数         新規透析患者の動向は、導入患者数は平年並みでしたが、急性腎障害(AKI)や他の透析施設からの紹介が特に多かったです。AKIで透析を行った患者も約80%は離脱となっています。適切なタイミングで透析治療を行えば高確率で救命でき、またAKIから維持透析へとなることは防げます。透析施設からの紹介は、平均すると毎月25名以上あることになります...

臨床工学部 MEサービスセンター

主任 下西忠夫 ME室は専任技士2名、兼任技士2名の4名で業務を行っている。兼任技士は基本的にME室の業務が多忙な時の応援体制となっている。 【ME業務】 1、保守管理業務 管理医療機器 (表1 ) トラブル・及び修理業務 (表2 ) 日常・定期点検業務 (表3 ) 部品・消耗品管理業務 2、設備機器管理 医療ガス供給装置日常点検実施(9箇所) ...
臨床工学部 急性期CEチーム

臨床工学部 急性期CEチーム

急性期CEチーム主任 和田 英大(記) 技士長 平野 友紀         【活動状況】 2016年は今まで通り、人工心肺操作・補助循環装置操作・人工呼吸管理・自己血回収操作、心臓血管外科で行われる胸部、...
臨床工学部 CS(循環器サポート)チーム

臨床工学部 CS(循環器サポート)チーム

技士長 平野友紀 1、心臓カテーテル治療・末梢血管インターベンション関連 活動状況 & 業務実績 CS(Cardiac Support)チーム発足から8年目となりました。当チームは24時間体制で心臓カテーテル検査・治療、末...

リハビリテーション部

部長 國澤雅裕 2016年は理学療法科82名、作業療法科21名、言語療法科11名でスタートし、4月に理学療法士3名、作業療法士5名、言語聴覚士1名の新入職員を配置し、リハ病院やオルソ病院からの移動スタッフを受け入れ、結果として...
理学療法科(PT)

理学療法科(PT)

科長 川渕正敬 【はじめに】 2016年1月は、理学療法士82名(科長含む)の体制で運営を開始、その後4名が退職したが、4月に3名の新人入職者を迎え、また5月・6月にはリハ病院・オルソリハ病院より4名増員の異動を受け、合計85名体制で運営を行なってきた。 2015年より開始した各病棟別の担当ユニット制を軸とし、リハビリテーションの質の向上、情報共有の強化に努めた。また、科の運営に関して、多くの職員からの意見を反映できるよう、運営の見直しを行なってきた。 【業務実績】 1年間の新規処方数は入院患者5796件(前年比+646件)であり、月平均で483件(前年比+54件)と向上した(図1 )。外来患者の新規処方件数は189件、月平均16件であった。 月別にみた入院・外来の延べ訓練実施件数を図2 に示す。月平均は入院10968件(前年比+548件)、外来318件(前年比+14件)であった。月別にみた疾患別リハ実施単位数は、平均24561単位(前年比+1717単位)であった(図3 )。昨年に引き続き、処方件数、実施件数、実施単位ともに向上した。 実績が向上した事由として、電子カルテからのダイレクトオーダとなったことによる医師からの処方効率の向上、病棟別に担当ユニットを配置したことにより必要のある患者への迅速な対応が可能となったこと等が挙げられた。 入院患者の80~85%の患者に対して理学療法を実施し、患者1名あたり2。9単位(前年比+0。2単位)のサービスを提供することができた1年であった...
作業療法科(OT)

作業療法科(OT)

科長 田村美穂 【はじめに】 平成28年は、4月に5名の新入職員を迎え作業療法士26名体制(3月末に2名が退職、1名が異動)での運営となった。一年を通して2名のスタッフが産休・育休であったこと、8月に1名のスタッフが産休に入り、12月末時点では23名体制であった。 病棟別・疾患別に3ユニット編成で業務にあたるなか、前年に比べ人員が増加した為、他病棟をフォローする頻度は減り、必要に応じて患者1人当たり3単位の提供ができた。知識・技術の向上を目的に各ユニットに特化した内容での勉強会を開催した。また年2回、関連病院と職員の異動を行ない、リーダー・主任を中心に指導にあたるなか臨床教育の向上に努めた。 【業務実績】 年間総処方数は1,822件と前年度に比べ350件の増加となった。月別新規処方数は図1 に示す通りで、月平均151.8件となった。入院・外来月別延べ実施件数を図2 に示す。 まず、月別延べ実施件数(入院)は平均2,822件(前年平均2,791件)であった。月別延べ実施件数(外来)は平均385件(前年平均299件)となった。 疾患別リハの月別延べ総単位数を図3 に示す。各疾患別リハの月平均は脳血管疾患3,582単位、運動器疾患1,808単位、廃用症候群691単位、呼吸器疾患455単位、心大血管疾患414単位となった。 【おわりに】 過去数年に渡り人員数を増やしてきたが、今後は現在の人員数の中でサービスの質の向上を目指す。具体的には、がん患者リハビリテーションに対応できるスタッフの育成として研究会への参加、作業療法科内での定期的な勉強会・症例検討会の開催、関連学会等での発表を引き続き行い、作業療法科として研鑽していく。 図1 図2 図3   ■ 学会発表 学会名 発表日 演題 演者      第14回 高知県作業療法学会 ...
言語療法科(ST)

言語療法科(ST)

科長 井上浩明 【概要】 人員は、11名体制で運用を開始した。1月に1名産休・育休となり、4月に新入職員1名が入職した。SCU病棟の増床に伴い、8月に脳血管障害患者担当のチームを1名増員し、コミュニケーション障害へのアプローチを量的に増加させた。 臨床・教育は、管理業務の見直しを適宜実施し、1日につき1時間の管理時間を設け、管理・教育体制を強化した。 実習指導では、実習マニュアルを作成し、短期実習生1名、長期実習生3名をマニュアルに沿って指導を行った。 研究では、日本摂食嚥下リハビリテーション学会にて1題発表した。 その他の取り組みとして、消化器内科の医師を中心とし12月からVE検査を実施できる体制が整い、3件実施した。 【実績】 入院・外来患者総処方数は、1416件(前年1274件)であった。 月別処方数を図1 、月別実施単位数を図2 、月別摂食機能療法実施件数を図3 に示す。 7月以降、入院患者数増に伴い処方数は月100件→120~140件となっており、業務多忙な状況であった。そのような状況の中で、上記の通り脳血管患者担当チームの人員増を図ったことにより、8月より実施単位数が増加した。 【終わりに】 処方数増により業務多忙となったものの、配置・業務調整によりコミュニケーション障害への関わりを増加させることができ、急性期病院において、摂食嚥下障害だけでないSTの役割を拡大させることができた。 また、VEも実施できるようになり、より根拠のある臨床を展開できるようになった。 来年も引き続き調整を行ない、スタッフの業務過多の状況を改善させつつ、可能な限り最善のサービスを提供できるよう運用していく。 図1 図2 図3 ■ 学会発表 学会名 発表日 演題 演者      第22回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会   「急性期病院における病棟別摂食嚥下カンファレンスの取り組...