臨床栄養部

管理栄養士 西森瑞愛

【人事】
3月から吉田科長がオルソリハビリテーション病院へ異動となり、4月より入職した板先、西森との2名体制で業務を行った。体制が整うまでの期間、川﨑主任が指導・サポートを担当した。

【設備】
2014年12月の本院厨房完成によりその役目を終えた総合心療センターの厨房は、2016年1月より、災害用の飲用水の保管場所として利用している。

【栄養指導】
年間で77件、非加算211件を実施。2016年4月より入院・外来栄養食事指導料の算定基準の改訂にて、主治医が低栄養と認める患者への指導が加算対象となり、それまで非加算で指導を行っていた摂食障害患者への栄養指導件数が増加した。また、昨年に引き続き入院から在宅までを包括的に捉え、多職種と情報共有しながら、継続的な栄養指導に力を入れた。徐々にではあるが、患者の生活の中で取り組める工夫や行動変容が見えてくる場面もあった。

【その他の栄養士活動】
病棟でのNST活動や治療プログラム(「家族相談会」「薬にたつ会」「FIC・OB会」、「美女・ストレッチィ」「ストレスマネージメント」)への参加を継続した。
また昨年度から始めた作業療法士と共に行う月1回の個別の調理実習により、患者の自宅での調理意欲・技術が高まり、食行動の変容に繋がってきている。
新たにメンタルデイケアで健康を意識させる目的のプログラム「元気予報」は1回/2ヶ月の頻度で実施した。
食事・栄養についてグループワークを中心に講義を行い、同時に体重・上腕周囲長・上腕三頭筋皮下脂肪厚を測定し、肥満度・筋肉量の評価を行った。身体測定値に大きな変動はなかったが、食や健康への興味が見られ始めており、今後もプログラムの継続を予定している。

2016年は入院患者数が昨年と比べ減少しているのに対して、提供食数は増加、絶食数は低下していた。

また、入院患者の平均年齢は51.6歳と年々上昇を認めているが、2014、2015年以降から増加していた嚥下食の割合は減少していた。多職種との連携を密に行い、早期から食事形態の調整に力を入れたことが影響しているのではないかと考える。

急性期病院の臨床栄養部として、病状の回復に寄与し早期に自宅復帰できるよう、今後も計画的な質の高い栄養サポートを行っていきたい。また、より長く地域で自分らしい生活を送ることができるよう、入院から在宅までの包括的な関わり方について模索していきたい。

■平成28年の主な出来事

1月 

・総合心療センターの厨房機器をオルソリハビリテーション病院に移設

2月 

・臨床栄養部マニュアルの一部改訂 (付加食品対応、食事提供・NST業務手順書)

3月 

・人事異動:吉田科長、オルソリハビリテーション病院へ異動

4月 

・人事異動:板先入職

・臨床栄養部マニュアルの一部改訂
(食事提供・NST業務手順書、入院・外来栄養指導手順)

6月 

・生食用魚介類の使用禁止(~10月)

・病棟での調味料等の持ち込み食品の規則変更

7月 

・臨床栄養部マニュアルの一部改訂 (食物禁忌・食物アレルギー入力マニュアル、代替え食品一覧)

8月 

・災害時の飲用水の搬入(水550ml×24本×30箱=396L)

10月 

・メンタルデイケアにて健康増進のプログラム開始。(講義実施:全3回)

11月 

・臨床栄養部マニュアルの一部改訂 (付加食品対応)

12月 

・臨床栄養部マニュアルの一部改訂
(食事基準一覧、嚥下食使用食材一覧、食物禁忌・食物アレルギー入力マニュアル)

 

■給食状況報告

 年間食種別食数 *延べ人数ではなく食数 
一般食  常食 37523食 66.1%
 軟食(低残渣食含む) 4664食 8.2%
 嚥下食 1092食 1.9%
 流動食 94食 0.2%
特別食  加算 11114食 19.6%
非加算  1779食 3.1%
 濃厚流動食  343食 0.6%
 その他  123食 0.2%
合計   54043食 100%

 

■栄養指導件数

  加算 非加算
入院 1件 51件
外来 76件 162件

 

■職員配置数

職員配置数
病院 管理栄養士 2名