作業療法室

山内 学

今年の総合心療センター作業療法室は、スタッフの増減も異動もないままでした。経験年数も10年以上となり、スタッフ力としては充実していく方向での取り組みを模索できるようになりました。しかし、作業療法の入院者参加率は変わらないが、参加者総数は減少しています。入院数や参加できない状況者の増減による影響が出ています。急性期だから病状にて仕方に面もあります。外来作業療法は徐々にアップしてきていることでのカバーとしてはまだ出来ない状況です。入院中からのデイケアトレーニングにより移行のスムーズさは出てきています。その前段階での、グループ活動や個人療法の展開は行えています。プログラム数は増加させているため、1日の中での作業療法参加者数は増えています。このことに対して精神科作業療法の点数化においては1日1回の算定しか出来ないため、点数化できていません。当センターの作業療法プログラムは、オープンなものからクローズドなものまで作業療法士がすべてリーダーとして運営しています。精神科作業療法の基本である、活動・集団・個人そして治療技法を用いています。このようなことで、複数のプログラムを提供することでの治療効果を出すことができています。最近は、身体面でのリハビリが必要となる患者層も増えています。身体面のリハビリと合わせて運営できるようにリハ科のサポートも積極的受けることで心身ともにリカバリー出来てきています。

協業でのプログラムにおいては作業療法を含む各専門分野での対患者関係での治療効果が見られている。急性期治療での早期介入や回復過程の進展にもなっている。これらのことは、招聘講師によるライブスーパービジョンを継続的に重ねることでの治療の幅や深さにも繋がっている。ここ数年で多くのことが出来るようになってきたりしていることはスタッフ努力と提供できる環境であると考えている。もちろん勤務時間外での学ぶことの姿勢は必要不可欠である。

スタッフの減少により、時々業務のスリム化を図りたいと思っています。しかし患者を取り巻く環境は複雑になってきています。カンファレンスにおいてもスピードと個別性を要するものが増えてきています。カンファレンスでのプランが実行に結びつかないこともしばしばあります。分業をしにくい部分や自分たちの拠りどころを失くしそうになることもあります。定期的な招聘講師によりスーパービジョンやファシリテーションは多くを気づかせてくれています。そして次のことを始めるエネルギーや整理をしてくれています。そのあたりでのスタッフのパワーアップにも繋がっています。

今後の作業療法室は、臨床力のアップです。取り残されないように、個々のスタッフが機能していくことで他部門や患者からも理解されやすいように表現していきます。もちろん、安心を贈ることは心掛けます。