システム検討委員会

北村 龍彦 システム担当理事/システム管理室顧問

長山 信夫 委員長/システム管理室室長

 

2016年の取組みを下記に記載します。

 

・DPC NAVI

NECのDPCオーダを使用していましたがサポートを終了する為、2016年4月診療報酬改定に対応ができない問題が発生しました。NECと今後の対応について協議を行い、DPCオーダにて2016年4月診療報酬改定対応は行う事とし、2年後の改定時にはDPC NAVIへ切り替えを行う方向となりました。

予定通りであれば、2018年4月診療報酬改定の前にDPC NAVIへ切り替える予定でしたが、2017年4月DPCに関する調査内容変更等に備えて、2017年2月DPC NAVIへの切り替えを行いました。

 

・PACS枯渇対策

GEヘルスケアジャパン(以降、GE)より、当初の予想以上にデータ量が増加しており、2016年3月頃に枯渇が予測されるとの報告がありました。対策として8TB増設の提案でしたが、高額な費用提示であり、GEと交渉を行いました。

GEから再提示された対策案は、16TB増設により2018年末までの容量確保と増設した機器についてはPACS更新後も再利用可能であり、費用も当初提示価格より抑えた提案でした。

システム検討委員会、及び、部科長会・合同運営会の承認をいただき、2月に16TB拡張を実施しております。

モダリティ別のデータ増加量では、2014年10月稼働した統合画像管理システム稼働時からデジカメ画像の増加が顕著となっており調査しました。原因は非圧縮でDICOM(XC)形式で保存していた為で、従来の圧縮率へ設定変更をしております。

 

・次期PACSの検討

2002年からGE PACSを導入していますが、読影環境や院内配信用WEBビューアが他社より使いづらいとの声があり、放射線科宮崎部長と相談しながら3社で比較検討を行いました。

システム検討委員会では、PSP社のPACSを採用する事となりましたので、移行に向けた調整を行い切り替える予定です。

 

・次期電子カルテシステムの情報収集

次回、電子カルテ更新時期は2020年10月を予定しています。システム検討委員会で情報収集を行う様に指示があり、月刊新医療の導入実績から導入実績の上位3位のメーカについて情報収集を行っています。

NEC電子カルテから富士通へ乗換を行った愛媛県立中央病院の見学をさせていただき、経緯や現状の問題点等の情報収集を行いました。

 

・グループウェア(サイボウズ)

サイボウズの掲示板について、分かりづらいとの意見がありました。

これには、下記の通り改善を行っています。

-タイトル-

掲示板のタイトルをわかりやすくつける事と重要度に応じて、★マークを1~3個タイトル先頭に付与する工夫を行っています。

-ログイン画面-

特に重要な掲示内容は、より簡単に職員の目に留まることを考え、★マークを2個と3個のものについては、ログイン画面の時点でタイトルを表示する工夫を行いました。

 

・電子カルテ アクセス制限運用見直し

個人情報の取り扱いを厳格化する為、脳死の方や著名人が受診した場合等には、電子カルテのアクセスを制限する機能を施行運用しています。これが拡大解釈され職員が入院した場合に、アクセス制限をかける事例が増加しました。アクセス制限は個人情報が保護されますが、一方で緊急対応時に限られた職員しか閲覧できないといった問題もあることから、システム検討委員会で現状報告を行い、運用の見直しを提案しました。

結果としては、職員のアクセス制限は行わず、全職員に業務目的外の利用を行わない事を他施設の報道事例も踏まえて周知徹底を行っています。

昨年に引き続き、部門システムのサーバ更新や保守の固定費を抑える手段として、サーバ環境仮想化の検討を行っています。

今年は、初期費用・保守料でメリットがあるのか試算を行い、今後の方針を決めたいと考えております。尚、保守面から主にNEC製サーバで構築を行ってきましたが、仮想環境サーバにおいてはDELL EMC製VxRailがスケールアウトができる点など優れており、従前のベンダーに限らず、他社への切替も視野に検討を進めていきます。

(NECホームページより引用)

図1