がん化学療法委員会

委員長 田中洋輔(外科部長)

 

Ⅰ.構成メンバー

委員長1名(乳腺外科医)、呼吸器内科医1名、呼吸器外科医1名、消化器内科医2名、消化器外科医1名、泌尿器科医1名、放射線科医1名、皮膚科医1名、薬剤部薬剤師3名(1名は書記兼任)、看護部看護師5名、臨床栄養部栄養師2名、理学療法部1名、医療相談室MSW1名、医事課1名、企画情報室1名。

(化学療法リンクナース)
HCU、北館3階、北館4階、北館5階、5B病棟、7A病棟、8A病棟、各1名。

 

Ⅱ.活動内容

  1. 新規レジメンの検討
  2. レジメン改訂の検討
  3. がん化学療法実施運用方法の検討
  4. 安全対策の立案
  5. がん化学療法に関する勉強会の開催

 

Ⅲ.2016年1月~12月の活動報告

1)がん化学療法委員会規約の改訂
「構成メンバーは交替の可能性を考え、メンバーの氏名は記載せず、所属と肩書を記載する。化学療法リンクナースは《サブメンンバー》とし、サブメンンバーに希望する者がいれば、正メンバーとする」に改訂した。
2)CDTM(Collaborative drug therpy management)「医師と薬剤師による協働薬物治療管理」の導入
がん化学療法領域におけるCDTM「医師と薬剤師による協働薬物治療管理」の導入を部科長会で承認頂き(2015年8月)それ以降、提案書(具体的なプロトコール)の承認を受け、電子カルテ上に《化療―資料》として掲載している。

2016年に承認を受けたプロトコールは以下の通りである。
(1)抗EGFR抗体製剤による低Mg血症発見のためのプロトコール
(2)イリノテカン由来遅発性下痢予防とコリン作動性症状出現時のプロトコール
(3)TS-1による眼障害に対するプロトコール
(4)EGFR阻害剤による皮膚障害に対するプロトコールを改訂した。
(5)外来化学療法中患者の発熱に関するフローチャート
(6)癌性疼痛に対するオピオイド使用に伴う便秘・悪心予防のプロトコール

3)新規登録レジメン
(1)アブラキサン+カルボプラチン併用療法(胸腺腫):病期Ⅳの胸腺腫及び胸腺癌に対するレジメンとして。
(2)ゲムシタビン+デカドロン併用(GD)療法(非ホジキンリンパ腫):高齢者非ホジキンリンパ腫の延命治療のレジメンとして。
(3)FOLFIRI+アービタックス併用療法(大腸癌):切除不能RAS野生型大腸癌に対する一次、二次標準治療の1レジメンとして。
(4)ビダーザ単独療法(骨髄異形成症候群):骨髄異形成症候群に対する標準治療レジメンとして。
(5)ドキシル単独療法(卵巣癌):卵巣癌に対する二次以降の化学療法レジメンとして。
(6)CAG療法(急性骨髄性白血病):高齢者白血病の寛解導入療法として。
(7)パクリタキセル+アバスチン併用療法(乳癌):HER2陰性ホルモン受容体陽性進行再発乳癌に対する治療レジメンとして。
(8)R-THP-COP療法(悪性リンパ腫):高齢者B細胞リンパ腫の治療レジメンとして。
(9)Hyper-CVAD療法(悪性リンパ腫):悪性度の高いリンパ腫の治療レジメンとして。
(10)MA療法(悪性リンパ腫):中枢神経系に浸潤しやすいリンパ腫の治療レジメンとして。
(11)CODOX-M療法(悪性リンパ腫):バーキットリンパ腫の治療レジメンとして。
(12)IVAC療法(悪性リンパ腫):中枢神経系に浸潤しやすいバーキットリンパ腫の治療レジメンとして。
(13)DA-EPOCH-R療法(悪性リンパ腫):R-CHOP療法抵抗性のB細胞リンパ腫の治療レジメンとして。
(14)サイラムザ+タキソテール併用療法(非小細胞肺癌):肺癌の二次以降治療の無効例に対するレジメンとして。
(15)ABVD療法(ホジキンリンパ腫):ホジキンリンパ腫の標準治療レジメンとして。
(16)オプジーボ単独療法(非小細胞肺癌):EGFR変異陰性、ALK陰性、肺腺癌及び扁平上皮癌に対する二次治療レジメンの1つとして。

4)レジメン改訂
EC療法(乳癌):エピルビシン投与規定量を100mg/m2→ 90mg/m2に変更した。