オルソリハビリテーション病院

リハビリテーション科

院長 鄭 明守 2016年は5カ年計画と一環として、旧近森リハビリテーション病院跡への移転を行った。移転に伴い、患者さん一人の居室スペースも拡大し、また個室を備えることができた。診療体制としては鄭、西田診療部長、土居医師の常勤3名に加え、金山医師に診療応援をしていただいた。病床は従来どおり3階44床(一般、地域包括ケア病棟)4階(回復期病棟)56床にて運営した。患者紹介に関しては関連病院である近森病院からの紹介が多数を占めるが、高知医療センター、高知赤十字病院のほか高知大学から紹介いただき、また外来患者数も増加している。稼働率を含めた病棟運営は病床会議スタッフが、外来に関しては外来看護スタッフ、リハ療法士が自立して運営・調整しており、前年度よりさらに効率的に運営することが出来た。 ...
看護部

看護部

近森オルソリハビリテーション病院 看護部長 尾﨑貴美  平成28年1月30日に新病院に移転して、1年間は病棟の再編成や、新たな構成に向けて模索した1年であった。10年間の実績を基に、職員総協力のもと新たな2病棟体制を確立した。 1) 新たな体制の構築 ・3階の一般病棟は、新病院では東西の動線が長くなるため、夜勤体制を3名体制にした。介護福祉士を夜勤に1名入れることで夜勤業務の緩和と、介護福祉士の病棟間のローテーションを可能とした。 ・4階の回復期病棟は旧病院では、2フロアにまたがり各フロア2名ずつの夜勤体制で非効率であったが、新病院では、東西は長く動線は長くなったものの1フロアであり、東西でケアの内容で患者さんを部屋分けすることで4...
薬剤科

薬剤科

近森オルソリハビリテーション病院薬剤部  岡林 真由 2016年、オルソリハビリテーション病院薬剤部では、服薬指導などの病棟での臨床的な業務とともに、入院時持参薬チェックを全患者に実施、必要な場合は転院元からの情報を受け、錠剤鑑別、持参薬オーダーなどによる持参薬の安全管理に努めてきた。11月には全職員へ向けて、薬剤の取り扱いについての研修会を実施し、医薬品安全使用にも取り組んだ。 2016年1月に旧オルソリハビリテーション病院から新病院へ移転となり、それに伴い旧病院では1階であった薬局も、病棟と同じフロアである3階へ移動し設置された。薬局内は広く動きやすくなり、室内も明るく調剤業務環境も向上した。また入院患者・病棟スタッフの元へすぐに薬剤師が出向けるような環境となり、病棟スタッフから薬局への連携も取りやすくなり、臨床的な業務の向上へもつながった。そして3階への移動により、今後発生が予測される南海トラフ地震の津波想定にも対応できるようになった。今後もこれまで以上に医師や看護師、その他のスタッフとの連携し、治療や安全管理に貢献していきたい。 入院処方箋および注射箋の枚数・件数は以下に示す通りであり、前年と比較し、大きな変動は見られなかった。 ■月別入院処方箋枚数・件数 ■月別注射箋枚数・件数 ...
理学療法科

理学療法科

理学療法科 科長 塩田 直隆 ■実績 平成28年は理学療法士39名体制でスタートし、2月には移転を無事完了した。4月には1名退職、1名異動で1名の新人理学療法士が加入し38名体制で実施。入院では一般(14床)・地域包括ケア病棟(30床)、回復期リハ病棟(56床)とも365日同じ訓練量を提供できる体制を維持した。床稼働率は平均98.5%、実施総単位数は入院・外来合わせて1万単位を毎月超え、目標値を達成することができた。介入の疾患別内訳では97%(地域包括ケア病棟含む)が運動器疾患での算定であった(図1 )。病棟別での実施単位数については一般・回復期病棟では大きな減少なく推移している(図2 )も地域包括ケア病棟では疾患や後療法により実施単位数に多少のバラつきがでた結果となった(図3 )。外来については4月より午後もオープンし外来専属スタッフを4名配置し順調に患者数は増加し午後のオープン前に比べ10月よりは月約200単位の増加に繋げることができた(図4 ) 。 理学療法入院処方は前年度と比較し変わりはないが、65歳以上が74.5%を占め、そのうちの後期高齢者が65.9%で超高齢者といわれる90歳以上は5.1%を占めており高齢者の入院が多くなっている(図5 )。 入院患者理学療法施行による主診断名内訳では、THA、TKAなどを初めとする人工関節関連が26%と最も多く、次いで頸部・転子部骨折などを含めた大腿骨骨折が22%で以下、下腿骨骨折(9%)・脊椎圧迫骨折(9%)の順で占めていた(図6 )。   ...
作業療法科

作業療法科

作業療法科 科長 仲川 健 ■はじめに 平成28年は、配属人員として12名体制(1名育児休暇)での運営を開始した。1月に1年間の急性期での研修を終了したスタッフが戻り、1名近森リハビリテーション病院へのローテーションを行った。4月には、1名の新人スタッフを迎え、配属人員として過去最多の13名体制となった。5月に1名産休入りとなり9月に1名近森リハビリテーション病院へのローテーションを行った。12月に1名のスタッフが育休復帰となったため、12月末での配属人員は12名での運用であった。 2月の病院移転では、日常生活動作訓練スペースの拡大により、更なる在宅環境を想定したサービスの提供が可能となった。また、外来リハビリの1日運用を開始し新しい職場環境づくりへの取り組みとなった。 臨床場面では、入院・外来リハビリにおける充実したリハビリテーションサービスの提供を行っていく事を目的に、生活行為向上マネジメントを現場に取り入れ症例検討会や勉強会を通じ、より専門を高めたサービスの提供に努めた。   ■実績 平成28年1月~12月のOT処方延べ件数は、204件。月平均としては、17.0件の処方数。 月別平均算定単位数は、2,749単位であった。(図1 ) また、年代別内訳では、80代が96例。70代が56例。60代が19例。75歳以上の後期高齢者は94名。85歳以上の超高齢者が57名。75歳以上は、処方延べ件数の3/4以上を占めていた。(図2 ) 入院外来合わせての年間総単位数は、32,992単位。内訳としては、一般・回復期病棟リハビリ実施者数は9,534名。単位数は、24,743単位。(図3 ) 地域包括ケア病棟リハビリ実施者は2,250名。単位数は5,913単位。(図4 )地域包括ケア病棟に入院されている方への作業療法のみでの患者一人当たりの関わりは、月平均2.5単位の提供であった。外来リハビリ実施者数は、791名。単位数は、2,336単位。(図5 )月平均194.6単位の関わりであった。 疾患別リハビリでは、運動器疾患が93%。脳血管疾患が5%。廃用症候群が2%であった。(図6 ) 処方内訳は、大腿骨頚部骨折・転子部骨折を含めた大腿骨骨折が、63例(31%)。次いで上腕骨近位端骨折、橈骨遠位端を含めた上肢骨折が、38例(19%)。脊椎・骨盤骨折29例(14%)。股関節、膝の人工関節が28例(14%)であった。(図7 )   図1 図2 図3 図4 図5 図6 図7 ■平成29年の方針 平成29年は、昨年と同様に生活行為向上マネジメントを通じ安定したサービスの質の提供と運動器エコーを積極的に現場へと導入していく。また、病院全体によるBCP策定に伴い大規模災害に備え、リハビリ室・個人の意識を高めることで災害に強いリハビリ室を確立していきたい。...
医療相談室

医療相談室

医療相談室 主任 恒石 千寿代 平成28年1月の引っ越しに伴い新病院では3階に一般・包括ケア病棟、4階に回復期病棟がおかれ2病棟の体制となる。ソーシャルワーカーにおいても一般・包括に1名、1病棟にまとまった回復期病棟に2名のソーシャルワーカーが置かれソーシャルワーカー間の連携が図りやすい環境が整う。 医療相談室では例年同様入院ケースを中心とした業務を行った。平成28年度の相談件数は入院 一般・包括1401件、回復期2289件、外来250件と大きな変化はなかった。(図1 )相談内容は介護保険に関する内容が多く面接件数は2209件となっている。 また、回復期病棟からの自宅退院数は236件、一般・包括ケア病棟からは 205件。そのなかで介護保険サービスを利用するためソーシャルワーカーが地域(ケアマネジャーや地域包括支援センター)につなぎ共に調整を行ったケースはそれぞれ91件・61件となっている。 自宅退院に向けた地域連携として自宅訪問を積極的に実施、また介護保険サービスの最終確認のため退院前に地域との退院前担当者会が行われている。(図2 )これらの調整はソーシャルワーカーが中心となり地域との調整を行っている。 平成28年度の診療報酬改定では地域連携を更に強化することを目指しており、関係機関とのつながりが重要視されている。今年度の関係機関の来院は302件、そのうちの大半が居宅介護支援事業所と地域包括支援センターである。これらの面接をいかし円滑な地域連携が図れるよう努める。(図3...

臨床栄養部

科長 吉田妃佐 本年度は1月に病院移設という節目があり、新施設にて事故や不備のないよう配慮しつつ、業務の改善を図る一年であった。 また、4月に熊本、10月に鳥取で起きた地震災害を受け、災害委員会と改めて備蓄食の点検と補充を検討。感染対策では、トレイを含めたディスポ食器運用を決定し、栄養部に常備した。 人事面は前年同様に動きが大きく、特記には病院管理栄養士の1名増員があった。3月の交代人事 (吉田 (麻優美) ⇒吉田 (妃佐) ) の後、8月より溝渕智美が加わり初めて管理栄養士2名体制を開始している。 給食委託会社aimサービスのスタッフにも、5名の退職・転出者と6名の採用・転入者があった。当院開設来の調理リーダーの異動に際しては、スムーズな移行となるようaimサービスに尽力いただいた。 栄養指導は、年間331件 (前年比+121件) を実施。今後は、患者さんのニードを高める働きかけと指導内容の充実を図り、入院中2回以上の指導実施を含めて指導の加算比率を高めることも課題と考える。 高齢の合併症を有する患者さんについては、ご家族はじめ支援者に対する栄養的アプローチが、今まで以上に個別性を持った実践的なものであることが必須となっている。 嗜好調査は例年通り8月に実施。自由記載および聞き取りにて91....
画像診断部

画像診断部

画像診断部 技師長 中村伸治 2016年の一般撮影件数の内訳は外来26.8%、入院73.2%で合計3349件です。昨年と比べると60件も多くなっています(図1 )。引っ越しがあったので、フル稼働ではなかったと思います。来年はもっと件数が増えると思います。 装置関連では、X線管球の支持装置で、管球の回転を制御する基盤とソレノイドが壊れましたが、全体的には大きな故障はありません...